こんにちは。
エルです。
本を読んでもなかなかブログを書けないので(うん、怠惰なだけ)
読書ノートをつけようかと思う今日この頃。
あ、ノートもブログも一緒か?
さて、
なんだか昔の本を読んでひと息付きたくなり夏目漱石を借りに図書館へ。
姉は論文が漱石だったのに、実家にはもう1冊もない。
父が古本であっても全集を貸していたのに。
そして終活(という言葉が嫌いなのだが手遅れ)なんだか、父が認知症になってからは書斎にあった本の殆どを母と姉で
芥川も太宰も私の好きな中勘助も全集ものは全部処分してしまった。
「岩波文庫のここからここまで買っちゃおうよ。」
「お前読むか?」
「うん!」
それらももうない。
漱石や芥川を読むのにいちいち図書館へ行く日が来るなんて。
※追記:改めて夕方書斎に入ったら、ばらばらになりながらも全集はありました。
母と姉、勝手に悪者にしてすみません。
あまりにも長い閑話休題。
ふと、お気楽な高等遊民(まあ、無職の大学出の大人たち?)の本を読もうと『それから』を読みたくなった。
それで図書館へ行ったら、なにやらこれは三部作に含まれると分かった。
『三四郎』『それから』『門』である。
それから、と門、は似たような話というぼんやりしたイメージしかなかったけれど、
三四郎は学生時代に読もうとして、ヒロインとも言うべき美禰子が苦手で挫折。
で、今回は頑張って読了。
うん、美禰子、美人で教養もあって
三四郎とも良い感じだったんだけど
家事手伝いというか、花嫁修行中という名の無職と大学生。
時代もあるけど、同年代ではどうにもこうにもで。
今ならなんとかなる道もあったかな?
美禰子はバイオリンも弾けるし英語も出来るお金持ちのお嬢様。
そんなに昔の話でもないね。
私は平民(笑)だったけどそれでも、卒業と同時に見合い結婚させようと親が画策していた。
美禰子、あんたは別に思わせ振りな嫌な女じゃなかったね。
今になって、少し可哀想な気もするよ。
勿論、家庭に入ったって自分の良いように生きただろうけどさ。
『三四郎』ほんのり寂しい小説だなと知ったのでした。
今日の良いこと・午前中にサウナと英語の勉強(無料アプリ)が出来ると満足です。雪も解けました。
皆様に幸運を!