Heart Forest

日常生活の中でちいさな楽しみを探して行きます。

昔日の恋ふということ

2016-12-04 10:17:48 | 読書
おはようございます。エルです。

中学の頃「百人一首」のクラブに入っていました。

うちの学校は部活動とは別で授業の一コマの様な感じでクラブ活動が義務付けられておりました。

映画化された漫画とは程遠いゆる~いクラブで私も「一字決まり」「二字決まり」は覚えたかな~?という程度。

ちなみに一字決まりは読み手が「む」と言った瞬間に「霧たちのぼる秋の夕暮れ」の札を取ること。「む、す、め、す、さ、ほ、せ」の七文字
から始まる歌はその一文字で鳥札が決まっちゃうというものですね。
あ、二字決まりは覚えなかったわ~(汗)。

でもそれより当時のおバカなエルの思い込みが発覚しすぎたのがこの本。

『馬場あき子の「百人一首」』

「みちのくのしのぶもぢずり誰ゆゑに乱れそめにしわれならなくに」

この「われならなくに」を私だったら泣いてしまうのに!だと思っていました。
そうしたら実際は
「私ではなくてあなたのせいなのに」という意味でした。あららら。



他にも和泉式部の恋の相手が次々夭折してしまっていたり、

漫画「はいからさんが通る」にも引用された「瀬を早見はやみ岩にせかるる滝川のわれても末にあはむとぞ思ふ」の歌を読んだのが

日本最大の祟り神ともいわれる(本当か?)崇徳院だったりと驚きました。

とても丁寧で読み応えのある本です。
名前はチョイと違いますが小野篁も名を連ねています。

はじめて著者の本を読んだのは「鬼の研究」でした。あの頃もきっといい加減に読んだんだろうな。読み直そうかと思っております。

今日の良いこと・そろそろご主人が迎えに来る頃の隣家の預かり犬にまた会いに行きました。すぐお腹を見せて撫でろ!攻撃でした。
ありがとう。人以外に好かれる(泣)のは大歓迎。

皆様に幸運を!

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