こんにちは。
エルです。
嶺里俊介『走馬灯症候群』読了。
今よりちょっとだけ昔、携帯電話が某女芸人のネタのようにショルダーバッグのようだった頃の電話会社が舞台。
突然昔の夢(自分がまだ赤ん坊の頃)を見始め、夢は走馬灯のように過去から現在へと連続して続き、夢が現在に追い付いた時、死んでしまうという病気が出現する。
それに気が付いた教授から、解決を頼まれた牧野。
しかし聞き取り調査を行っていた教授も命を落とす。
走馬灯に追い付かれて死ぬ直前に、病はウイルスのように傍にいる人間に取り付く。電話でも感染する。
そう、要するにオカルトです。
しかも亡くなるのは夢を持っている者達。
自分の人生を良くしたいというものではなく、皆が幸せになるには?便利な世の中になるには?そのために何かをしたいという、利他的な夢を持つ者が襲われる。
恋人を助けようとする女性と、同僚として徹夜で仕事を手伝う男性。
この二人のうちどちらかは幻である、というところが一番ドキドキしました。
オカルトらしく最後に不気味な余韻が残ります。
今日の良いこと・やっと個人的に週末。
今週もなんだかんだで疲弊。
もうダラダラするぞ(でも痩せなくちゃ・笑)。
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