Heart Forest

日常生活の中でちいさな楽しみを探して行きます。

土曜日のアブラカダブラ

2021-01-16 11:34:03 | 読書
こんにちは。

エルです。

今日の良いこと・なにやら昨日はちょっと風邪っ気がしたので薬を飲んで早く休みました(←早くってのはいつものことですが)。
今朝はお陰さまでだいぶスッキリ!

中里恒子『時雨の記』ようやく読了。
最近は旧仮名遣いの本を読んでいなかったので、世界に入り込むのに少々手間取りました。

男性が20年ぶりに見掛けた知人女性に恋をするというもの。

妻子もあるが子どもはもう結婚していて60手前と思われる社長と
慎ましくも伸びやかに生きる未亡人。

この女性が素直で魅力的で。
お茶の先生をして生活しているところも、掛け軸や花器などについて、男性との遣り取りに繋がっていて好ましく思いました。

私は不調法なもので茶道はさっぱりですが、器の良し悪しなどの話が出来ると楽しいだろうなと感じます。

一線を越えてはいないけれど
もう、これは明らかに不義の類いでしょう。
それでも後ろ暗くならないのは、二人が互いを思い合って短い時間を丁寧に過ごしたからなのかしら。


もう1作、
芦沢央『悪いものが来ませんように』。
これはミステリーもの。
どんでん返しというか、必ずあなたは騙される!みたいなお話。

殺人事件も起きるし、嫌な感じの(イヤミス?)お話です。
人間の頭の使われ方をよく知ってる人の仕掛け方。
私なんぞは最後にええっ?!となった次第。

アガサ・クリスティーを詠んでいた頃の、解き明かそうとは思わずにひたすら『赤毛のアン』を読むようにミステリーを読むのが私のやり方なのだわなあ。

土曜日はお仕事week前日なので何をしても気持ちが盛り上がらないのですけど、
ビターな一匙があって、それで廻る日々なのかもしれませんね。



皆様に幸運を!


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