おはようございます。
エルです。
昨日は頭痛と吐き気のコンボに襲われ、ひたすらベッドでゾンビ化してました。
英語の無料アプリなんて見る気にもならなかったのですが、275日程続けているので、ここで途切れるのも悔しく、5分位質問に答えてなんとか継続しました。
さて、
タイトルは夏目漱石『門』から。
実は教科書に載ることが多い夏目漱石『こころ』が苦手な私。
当然感動もできず、感情移入も更に出来ない。
友人と同じ人を好きになるのは仕方ないやん!
どちらか一人しか相手を嫁に出来ないのだから、後悔するとわかっても友人を裏切っちゃうのも、あるあるでは?
って、そんな単純アタマでは駄目ですか?
『門』も、友人の嫁を自分の嫁にしちゃう話。
なんか、『それから』と同じだな。
それでも『それから』のようにしっかり相手と交渉していない感があるから
後ろめたさや不幸も当たり前みたいな考えに凝り固まってるテンション低めの夫婦。
時代もあるだろう。姦通罪には当たらなくても世間も自分達もそう思っていなくて、だから貧しさも子宝に恵まれぬのも当然の因果と思っちゃってる。
だけど、そもそも『門』は主人公が叩いた禅寺の門。
いや、そこに救いを見出だしたくなる気持ちも分からなくはないが、そんなんでは、身体が弱い奥さんどうなるねん?
まあ出家したわけでも、何かひとつでも悟ったわけでもなくまた家に戻るけれど。
去り際に、僧がそれを惜しく思っている事を伝えられても、主人公は中途半端。
お金が無くて年の離れた弟を大学にやるにはどうしたものかと考えていたら
ひょんな事から仲良くなった大家の坂井某というお金持ちに、自分のところで書生として置いてやる、と、ここは渡りに舟なのだが、
坂井の破天荒(笑)な弟が親しい友人と共に外国(蒙古だったか満州だったか)から帰国するので、会ってくれと言われた主人公。
なんと弟の友人というのが、嫁の元夫。
いや、そこで逃げてどうする?
ガクガクブルブルしても、頭を下げる一生に一度のチャンスだったんでは?
まだ武士の精神みたいなものもあり、現代より恥に敏感な時代。
私だったらわだかまる位なら、許して貰えぬと分かりながらも何度も頭を下げる。
自己満足だと言われようと、嫁を守りたいし。
なんだか読むほどに嫌いになっていきそうな漱石ではあります。
一番好きなのは短い随筆『硝子戸の中』。
今日の良いこと・今朝も頭と胃がぐるぐるしてましたが、明日の仕事に備えてエイヤと風呂に入ったら一瞬スッキリしたことかな。お陰でご飯も食べられました。
皆様に幸運を!
愛媛の人が夏目漱石を縁ある人と、何かにつけ結び付けたがります。
松山の学校に教師として赴任して来て、松山を田舎と馬鹿にした事は、
気にならないみたいで、英雄視してます(笑)
松山の悪口は言ってても、正岡子規とは親友でしたね(^^)
正岡子規も今急いで調べて、松山だーつてなりました。
夏目漱石は松山で大人気!と。メモメモ。
私は漱石が、というより、漱石の恋愛モノが苦手なんです。
若くして胃を病んで亡くなるくらいなので、とても神経質で繊細過ぎたんでしょうね。