重なりあう世界

こんにちは。

エルです。

今日の本はこちら。

ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト

『ボーダー 二つの世界』

こちらは短編集ですが、表題作は映画化されております。

日常生活の中に、ふと、人ではないものが紛れ込む。

日本のライトノべルだとあやかし等が人気ですが(多分)、こちらはなんというのか、人とは違う種、取り替え子をする妖精という感じですね。

他にも吸血鬼とかあるようですが(実は表題作のほかはまだ途中)、

重厚な感じがあります。

え？人間じゃないの？まあいいじゃん！友達になろうよ！

などという甘いお話は皆無です。

私は昔読んだトマス・バーネット・スワンの『薔薇の荘園』を思い出しました。

出てきたのは人間の姿をした植物マンドレイクだったか。

萩尾望都の表紙が美しかった。

それからトム・リーミィーの『サンデイエゴ・ライトフット・スー』。

いずれも絶版と思われるので古本屋さんでみてほしいです。

優しくも甘くもないけれど美しい物語群。

今日の良いこと・ちょっと忙しくて仕事が一時間延びました。

風邪気味で心許ないなあと思いつつも、テキパキしている同僚の皆さんに助けられてなんとかこなすことが出来ました。有り難いです。