ロンドンでの出来事です。スクール初日、トイレに閉じ込められました。ヨーロッパを旅していると、時々鍵のトラブルに遭います。今回も鍵を掛けた瞬間、なんとなく嫌な予感がしました。案の定、出ようと思っても鍵がびくともしません。押したり、引いたり、たたいたり、悪戦苦闘すること15分!叫んでみても誰も来ません。力尽きました!と、思い出したのが防犯ベル。ロンドンに一人で行くと言った時に、友人から「ロンドンは本当に危ない街だ」とさんざん脅かされたので、小学生が持つような防犯ベルを持って来ていたのです。思いっきりピンを引き抜きました。ピーピーと大音響のベルがなり響き、地下の事務所からおば様が飛んで来て「しっかり扉を押しながら、ゆっくり右に鍵を回して」とご指導下さったのです!2~3回トライした後、鍵がカチャンと音を立てて外れました。その、忘れがたいトイレの窓辺に飾られていた花です。シンビジュウムのリップの色とグラスの中のサンドの色が同じ。抜群のセンスです!