私の住んでいる地域は、寛政の改革の頃に新田開発が行われ、広大な沼地が干拓されて農地が生まれた場所です。もちろんその時代のことですから、開拓を行った豪農の氏神様をまつった神社や菩提寺もありますが、豪農と言っても早くから零落したのでしょうか、他の農家と何ら変わらない規模の家屋敷です。戦後の農地改革によって地主としての地位が下がった・・・のではないようです。
伝統的な地区の行事が全くないので、新しく出来た商店街のお祭りに便乗して、子ども向けの模擬店を出したりしています。
子どもが学齢のころ沢山お手伝いをした「PTA祭り」「学童祭り」と余り変わりません。
クラスや親の「発表会」の代わりに近隣のプロの芸人・歌手が出るのが違いますね。
私の友人は隣町の豪農の長男ですが、農地の広さはともかく家屋敷の広さはそれはそれは大変なものです。農地も戦後激減したとはいえ、10町歩以上残っていますし、代々の名付けも決まっています。当然のようにその地区にはお神楽の奉納や、季節ごとの祭りや行事がしっかり残っていました。・・・今はどうか分かりませんけれど。
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