感譚

日々感じたこと、ふと思ったことをつらつら。

校則転換期

2020-07-16 21:36:28 | 日記
今、校則でのツーブロック禁止が議論を呼んでいる。

教育に関心を持つ僕としては、嬉しいことだ。
もっともっと、世間が教育に対して、関心を持てばいい。
どんな些細なことでも。塵も積もれば山となるのだ。


僕の中学校でも、ツーブロックは禁止だった。
大体の中学校は、ツーブロック禁止なのではないだろうか。
ツーブロックのほうがかえってスッキリしていて良さそうなものだが。
事件や事故に巻き込まれるのかは知らないが…。


あなたは、この話題に対してどう思うだろう。

僕は、髪型に限らず、ほとんどの校則はいらないと考えている。
そもそも校則は何のためにあるのかを考える時期が来ているだろう。
様々な理由は考えられるが、少なくとも子どもたちを縛るための物ではないはずだ。
校則は拘束じゃない。


校則は、学校の生徒会で決められるところもあるのだろうが、ほとんど学校側が一方的に決めているのが現実だろう。
ツーブロックはダメ。靴下は白。ジャージの半袖はシャツイン。セーターを着るときはブレザーも着る。etc...。
僕にはこれらを何のために校則にしているのかよく分からない。


集団生活には、統一感が必要だという人もいるが、もっと大切なのは、違いを受け入れる心だ。



子どもたちの多くは、大人に反抗して校則に反対するのではなく、なぜその校則があるのか、どうしてダメなのかが不明瞭だから拘束に疑問を持つ。
大人側はなぜか知らないが、流行しているものを理由も考えず禁止にしたりする。
どっちのほうが大人だろうか。


今必要なのは、不必要な校則ではなく、子どもが自分で自分のことを考える力、周りのことを考える力、自分の決定に責任をもつことだろう。

だから、子どもに校則を決めさせればいいのだ。
子どもが自分で、道を選び、その結果不利益を被るのは、仕方がないことだ。その責任は、その子どもにある。

今大人がやるべきことは、それを子どもに伝えること。そのうえで、子どもの意思を尊重することだ。


ニュースで、コメンテーターが、ツーブロック禁止の校則に対して、
社会に出れば理不尽なことはたくさんある。その理不尽なことに付き合っていく訓練だ。
というようなことを言っていて、少し怖くなった。

理不尽なことは確かにある。それはどうしようもない。
だがそれに耐えるしかないのか。
”理不尽”に声を上げ、変えていく方法を摘み取ってはいないか。


今回のツーブロック禁止の話題は、学校現場を取り巻く違和感のほんの一部でしかない。
だが、それでも大きな一歩だと感じる。
多くの人が関心を持たなければ、今の凝り固まった教育は変わらない。
教育に変革を起こそう。


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