猫々新聞 10月14日号

「雑賀孫市氏の箸、突然、姿を消す！」
 
猫々警察は、10月10日、三重県在住の雑賀朱理さん（40）から、
「旦那の箸が、突然、姿を消した！探して欲しい！」と、届け出があった事を発表した。
朱理さんによると、
9日の夕食時に、旦那の孫市さん（36）が食事をする為に、お茶碗と一緒に箸を食卓へ提供。
そして、食事が終わると、食器と一緒に洗い、いつも収納している引き出しへ入れたという。
ところが翌朝、朝食を食べる為に箸を用意しようとしたところ、何故か、孫市さんの箸だけが見当たらなかったという。
食器棚や冷蔵庫の裏なども捜索してみたが、箸は見つからなかった。
突然の失踪に「こんな狭い家で、あんなモノが失くなるなんて有り得ない！ゴミと一緒に捨てたんじゃないか？」という孫市さん。
だが、ゴミ箱からは発見されなかったという。

 ＊←失くなった箸と同型のタイプの箸。
 
「孫市は、食事が終わった後も全然片付けをしない！きっと〇〇の祟りが発動したんだ！祟りじゃっ！」と、訳の分からない事を言う朱理さん。
また、同日、次女の娘2号さん（5）が使用した黄色いスプーンも、姿が見当たらないという。
後日、孫市さん使用のお茶碗も、何故か不思議な割れ方をし、使用不可能になった事から、
猫々警察は、これらの事件に、〇〇の祟りと、何らかの関連性があると見て、捜査を開始。
箸とスプーンの両方の行方を追っている。
場合によっては、公開捜査に踏み切る！とも、している。
なお、朱理さんは、最近オカルトホラーにハマり、図書館から、怨霊関係の書物を借りて来て読んでいたという。
 
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　猫々新聞・記者：シオン