お店がオープンし、丸々1週間が経った。
毎日、色んな事がある。そんな中で、様々な苦労と挫折を味わいながらも、これも勉強と、ひたすら前向きな姿勢で、仕事に取り組んでいる。
お店のお客さんは、小さなお子さんがメイン。
娘と同じ位の子供。
そのせいか、結構仕事は楽しい。大変な事も多いけど、そのお客さん達の、二度と訪れる事はない、その思い出の一瞬一瞬に関われた事がとても嬉しくて、少しでも良い思い出として残ってくれればと頑張ってきた。
・・・が、さっそく事件は起きた。
娘が、再び気管支炎になったのだ。
仕事が忙しかったのと、滅多にない休日に、つい自分の予定を優先させてしまって、咳き込み始めていた娘を病院へ連れていかなかったのだ。
結果、最悪の状態。時、すでに手遅れだった。
咳き込み始めた時、私と旦那は、
「咳止めシロップを飲ませとけば、大丈夫だろう!」
なんて、素人判断で、娘を病院へ連れて行かなかったのだ。
だが、てんでシロップは効かない。悪化するばかり。
金曜日、慌てて病院へ駆け込んだ。そして、それを病院の先生に言うと、
「この子は気管支やから、市販の咳止めシロップは効かんやろっ!!」
・・・との事。
そうなのだ。元々気管支が弱くて咳込みやすい子供には、市販の咳止めなんて全く無意味だったのだ。 なんたることっっ!!無知だった事が恥ずかしい・・・。
しかも、私の計り方が悪かったのか、娘の体温は38度近くまでアップ!!
「ほら、こんなに熱もあるよ~まだまだ上がるで」
元気に暴れまくっていたのに、娘は重病人・・・。
「もう午前からすぐに薬飲んでもらわなあかんな~」(←病院へ行ったのは10時半くらい・・・)
それから、娘は熱が上がったり下がったりを繰り返し、激しく咳込み、その度に夜泣きを繰り返し、日に日に衰弱していった。
娘の目の下には、クマ・・・熱のある状態が4日も続いたせいで、精神的にも肉体的にも、小さい子供にはもう限界だった。
私達夫婦は、そう決断した。
無理に熱を下げるのは、良くない・・・だが、娘ももう限界。私と旦那は、娘に解熱の座薬を打ち込んだのた。
・・・それから、しばらくして、娘の体温はみるみる下がっていった。
「良かった~とりあえず、一段落したね」
と、喜んだのも束の間。
あのぐったり感から解放されたせいか、娘のやんちゃぶりが大爆発!!!お菓子を食い散らかし、引き出しのふりかけをまき散らし、棚の中の鍋類を床へぶちまけやがった!!しかも、籠に入っていた洗濯物まで・・・(涙)
元気になってくれたのはいいが、娘よ、せめて熱があった時の半分くらいでいい・・・大人しくしていてくれっっ!!
今回の事は、とっても良い教訓になった。
子供の病気は、絶対に素人判断してはいけないという事。
そして何より、自分の都合よりも娘の体を優先に考えてやるという事。
親として当たり前の事なんだけど、やはり「私は仕事をしてるんだからっ!!」なんて驕りがあったのかもしれない。
自分が仕事をしているせいで、誰が一番に犠牲になっているか―――それは、やはり娘だと思う。まだ小さいのに、母親から離れなければならないんだから。だから、せめて休日は娘の為に使ってやるべきだと、私はつくづく痛感した。
娘、明日はお父ちゃんもお母ちゃんも休みだから、心置きなく甘えてくれよ~!
本当に本当にごめんね・・・。