億万長者ソロス氏 中国の財政的破綻を予言
2014年1月15日 転載、させていただいた記事です
http://www.msoku.net/archive/entry-5171.html
【国際】億万長者ソロス氏 中国の財政的破綻を予言
有名な財政家で通貨取引を得意とするジョージ・ソロス氏は、近いうちに
中国経済は完全に崩壊するとの 見通しを示した。
それによれば、世界経済にとって脅威なのは米国の予算崩壊でもユーロ圏の
問題でもなく、 中国の財政問題にあるという。
ただ、ソロス氏の見方に賛成しない専門家も多くいる。
中国の飛躍的な経済発展を支えるモデルは、2008年以前の米国経済に類似
しており、「英国銀行を崩壊させ た男」として知られているソロス氏は、
いかなる改革も中国を救うことはできない、と考えている。
「アルバート・キャピタル」のアレクサンドル・オルロフ氏は、ソロス氏
とは違う見方を次のように示している。
−ソロス氏はおそらく、中国経済の債務総額が限界を迎えると考えている
ようですが、これは主に企業部門や
地方自治体によるものです。すでに歴史的に限界と考えられている線を
越えています。企業債務はすでにGDPの 100%以上、地方自治体による
債務は17兆人民元に達しています。
これは最も悲観的なレベルといわれている 20兆人民元よりも少ないですが、
数年前の10兆から12兆人民元よりも高いレベルです。
オルロフ氏は、中国経済の崩壊は近いうちの話しではなく、さらに
財政健全化の策を怠った場合にのみ 起こりうると指摘している。
−今ある問題は、財政健全化策を怠った場合には深刻な脅威となります。
しかし中国政府はそのための努力を
始めています。中国にはいまのところ十分な準備がありますし、成長の2%から
3%を経済健全化のために犠牲に することもできるのです。
中国の財政が崩壊することはないだろう。第一に、中国の債務は他の国と
ちがって、さらに増やしていくことも 出来る。
第二に、大きな経済力をもつ政府が経済に大きく関与している。
1月には、民間企業によるIPOが再解禁 されるため、銀行からの借り入れ
なくして投資を呼び込むことが可能になる。
「RGSアセットマネージメント」 のアレクサンドル・ポタウィン氏は
次のように指摘している。
−経済成長ターゲティングをやめたことによって、経済成長をめぐる問題を
最もよい解決の道筋がつけられました。
中国共産党は昨年12月、経済改革の新たな計画を発表しました。
それにしたがって、地方の評価は数値目標ではなく、
経済成長のクオリティに基づくものとなります。
中国の最近の資料はかなり楽観できるものだ。昨年の中国の対外貿易は
予想の8%成長に僅かに届かないもので、 今年のGDP成長はすこし落ち込む
と考えられるものの、その内容は改善され、依然として高いテンポを示すと
予想されている。
ソロス氏の予測には、反中国の線で儲けようとする意図が
見え隠れしている。(終わり)
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中国の外国人観光客激減…大気汚染、日中関係悪化で
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/01/14/kiji/K20140114007383060.htm
中国の北京や上海を訪れる外国人観光客が大幅に減っていることが
13日、分かった。
共同電によると、深刻な大気汚染で敬遠されたほか日中関係悪化による
日本人観光客激減が響いたようだ。
北京市観光発展委員会によると、昨年1~11月に中国本土外から
北京を訪れた観光客は前年同期と比べ10・3%減の約420万人だった。
中でも日本からの観光客は約23万人と44・8%も減少した。
韓国、ロシア、フランスなどからも2桁の減少だ。
上海市観光局によると、同市も全体が6・1%減で、
日本からは23・2%減った。
中国の英字紙チャイナ・デーリーは13日「北京の観光客が激減」と
1面で報じ、 大気汚染のほか世界経済の低迷や人民元の通貨高も原因と
する当局者の見方を紹介した。
日本や韓国の観光客がタイやインドネシアに行き先を変えたという。
北京在住の日本人向け観光ガイドは「大気汚染に鳥インフルエンザ、
日中関係の悪化など、悪い要素が多すぎた。
すっかり仕事が減ってしまった」と嘆いている。(共同)
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news/1389702004/