「忍耐の法」講義 質疑応答 2014年1月12日
◆質問者:スランプを乗り切る時や、試練に打ち勝つ時、
敗れざる者になるため、あるいは、常識を逆転させるためにも、
ひとりの力より、仲間と力を合わせて、チームワークで戦う
ことの方が、最高の力が出せると思います。
エルカンターレ系(の魂)はチームワークで戦い、一方、
悪魔などは、単独で戦うとお聞きしています。
こうしたスランプや試練に打ち勝つための、
法友とのチームワークについて、ご指導をお願いいたします。
◆大川隆法 総裁:それは、今、全体的に作っていこうとしている部分が
ありまして、個人個人の悟りから始まっており、レベルの差がありますが、
組織として、もう一段のまとまった力を出すレベルに来ているのです。
だから、組織として鍛錬して、力を2倍、3倍、5倍、10倍にしていくことが
必要であり、本当は隠れた力が、もっともっとあると思うのです。
ウチの力は、こんなもんじゃないのですが、色々とやっていることが
ありますので、意識が散っている部分とか、支部長さんのマネジメントが、
色々なことができないでいる部分があって、軍隊型で単線だったらやれるが、
「いくつかのことをやれ」と言ったら、できない。
どうやったらよいか分からない、そのような迷いが、かなりあるようです。
これを、次に訓練していくべきです。会社の仕事でもそうですけど、ひとつ
の仕事だけをしてればよいというのは、本当に、これはアルバイトに
限りなく近い仕事です。「あなたは、これだけをやっていなさい。
他の事はしないでください」というのは、仕事のレベルとしては、一番下
だと思うのです。そのような仕事は、非常にレベルが低いと思います。
だから、上級の仕事になればなるほど、色々な仕事を沢山引き受けて、
仕事のレベルも沢山あって、レベルの低い仕事を下の者に与えていき、
仕事全体の創造力というか、前進力を高めていくように頑張るべきなのです。
今、これをやらなければいけない時期が来ています。
しかし、まだ、マネジメントが、支部精舎とか正心館とかの、
「建物の有効利用」ぐらいのところで止まっている可能性が強いのです。
建物は、あくまでも、皆さんのベースキャンプであり、それに、
みんなが集まって、総力として、あるいは、チームとして、仕事の総量を
増やすには、どうしたら良いかということを、考えないといけない時期なのです。
ですから、支部長の“ひとり働き”だけを望んでいるわけではなく、
支部長というものは、良き指揮者であれば良いわけで、他の人たちが、
それぞれの能力や適性に合わせて、見事に仕事ができるように、
上手にみんなを動かしていけるようになれば良いのです。
自分ひとりだけ仕事をしていれば良いわけではないのです。
これを、努力して、もう一段、組織全体での付加価値の総量、あるいは、
救済力の増大、光の供給量の増大を目指していくのが、次の段階であり、
今これが、本来求められているものに比べれば、まだ、十分の一にも
達していないレベルで、いや、もっと言えば、百分の一のレベルしか
達していないと思われます。
まだ、与えられた仕事を消化することで精一杯で、
「なんとか、ちょっとだけ、仕事の一部分だけを、こなしました」と
いうあたりで止まっていて、それを、多くのところに届けようとか
、広げようとか、あるいは、教育して育てようというところまでは、
まだ、十分に、いき兼ねていると思います。
ですから、どうか、(組織の中の)上下関係だけで物事を考えないで下さい。
誰でも良いですから、できる人、能力を持ったり、才能を持ったり、
敵性を持ったりしている人など、色んな方がいらっしゃいますので、
できる人から、どうか、自分から手を上げて、
「これを私にやらせてください」と、言ってください。
どの人に、能力があるかが分かってから、順番に仕事を任命すると
いうことは、簡単にはできません。
ウチの団体は、そのような団体ではありませんので、どうぞ、
「これは、私はできる」と思ったら、「私にやらせてください」と
手を上げてやっていけば、光の供給の全体量は、必ず増えます。
ですから、支部長の方から(指示や依頼が)出てくるのを待っていても、
出ない場合があるし、本部の方に問い合わせたって、
本部は支部の会員さんの実情を掴んでいるわけではないので、
会員さんに答えられません。実際上は、中央本部長あたりで、止まって
いることが、ほとんどです。
やりたいことが間違ったことでなければ、例えば、真冬に道頓堀で
泳ぎたいとか、そんな話でなければ(笑)、別にかまいませんので。
常識的に考えて、宗教活動として、まっとうな事で、人助けになることを
やるなら、別にかまいませんので、
どうか、手を上げて、「私にやらせてください」と
言うだけの勇気を持ってください。
それから、単に耐えているだけではダメで、この「忍耐の法」は、カ
メの甲羅の中に入って、一歩、二歩と、前進してゆけということですので、
つまり、甲羅の部分は必要です。
圧力もかかりますし、攻撃も受けます。
それを跳ね返すだけの、カメの甲羅の強さは必要です。
しかし、「じっとしてろ」と言っているわけではなくて、
「前に進んでゆけ」と言っているのです。
とにかく、どんなことがあっても、「忍耐しながら、前に進んでゆきなさい」
ということなのです。
「忍耐」して、そして、その中で「智慧」を磨き、「判断」し、
「決断」し、そして、「行動」するだけの「勇気」を持つこと。
これが大事なのです。
ですから、「忍耐」だけではダメなのです。
「忍耐」から、最後は「決断」し、「行動」するだけの「勇気」を
持たなければダメです。
その「勇気」が、新しい創造価値を生むのです。新しいことをやるためには、
「勇気」がどうしても必要です。
「忍耐」は、その新しいことを、させまいとする勢力や考え方、
あるいは、批判に対する、耐える力です。
そして、次はそれをやってのける力が必要で、そのためには、
「勇気」が必要です。
その「勇気」の前には、必ず「判断」が来ます。
それは「善」か「悪」か、やって良いか、悪いか。あるいは、
自分にとってプラスかマイナスかなど、判断すべき時は必ずきます。
それをバシっと判断しなくてはいけないのです。
そして、判断して、自分が決めたことは、やってのける、
遂行してゆける勇気が必要だと思います。
それが「忍耐の法」の、その先にあるものなのです。
どうか、耐えるだけではなく、カメの甲羅みたいなものを、かぶりながら
でも、矢が飛んできて当たる中を、かいくぐって、
前に進んでいく力を持っていただきたい。批判に負けずに、
前進していくことが大事だということです。
光の供給量の総量を、どうしたら増やせるのかということを、
各支部や精舎、布教所や拠点に集まった方々で相談してください。
「何か支持をもらったら行動する」というだけの、ちょっと、
何か軍隊の一番下の二等兵のような動きだけを、どうか、しないで
頂きたいのです。もう少し、上のレベルの仕事を、私は要求しているのです。
ですから、会員の中でも、東京正心館に、田舎から押しかけてくるような、
古参の会員でしたら(笑)、竹やりをもって突っ込んでいくと
いうだけではなくて、自分の判断で、どんどん、動いていける人になって
頂きたいなと思っています。
刑務所のご厄介にならないことなら、別に何でもやって構いません(笑)。
方向が間違っていなければ大丈夫です(笑)。
どうか、自分から手を上げて「やらせてください」と
言うだけの勇気を持って下さい。
(そのような行動は)日本人離れしているとは思いますが、ウチは
日本人離れしている宗教なんですよ(笑)(拍手!)。
そういう意味で、最初から国際性のある宗教なのです。
ハーバードの白熱教室になんかに、ウチは負けていないのです(拍手!)。
負けていません!是非とも、どんどん意見を言って、行動できる宗教に
していきたいと思います。
まだ、ウチの潜在能力は、まだ10倍、100倍あります。それが出ていないので、
実力を不当に見積もられていると思います。
まだ、本当の実力まで、マネジメントが上手くいっていないので、
ここを変えていきたいと思っています。どうか、よろしくお願いします。
(今の当会の組織は)判断して、(やりたい行動が)良いかどうか
分からない場合、その行動を止めるクセが全体的にあるのです。
このブレーキをかけているところが、
光の生産量を増やさない部分なのです。
かまわないのですよ!勝手に病気が治ったって、
かまわないのです。
それは、誰か、導師の権威を傷つけるわけではなくて、
「祈ったら、治っちゃった」でも、かまわないのですよ(笑)。
それは、根本的な信仰から出ているものなので、
「光が入ってきてくれているのだな」と思えば、それで良いわけであり、
「自分の力で病気を治したんだ。ハハハハハ」などと、慢心していると、
これはちょっと危なくなることはありますが(笑)。
しかし、根本的には、信仰の力で病気が治ったと思っていれば良いのです。
どうか、できるだけ、光の供給量を増やしてください。
お願いします。以上です。
(拍手)
SNSから、iさんの、質疑のメモより。
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