【【FJ通信】 正悟、全世界戦慄のメッセージ
土佐のくじらさんの日記から転載
映画、FJからーーネタバレごめん
( ̄▽ ̄;)です~~
【【FJ通信】 正悟、全世界戦慄のメッセージ
こんにちは。(^O^)/
ここ数回に日記は、カーチェイスシーンに関するものでした。
【【FJ通信】 とりあえずカーチェイスシーンから】
【【FJ通信】 宏洋さん、なんでミニバンで逃げるんだよー(笑
【【FJ通信】 憲三の車のメッセージ】
要するに、この一連の逃走シーンは、
限りなく現実的な手法を用いて、軍事的知識や教養を身に
着けている人たちを引きつけ、
現代版のイエスキリストを意識させて、現実的な今後の
援助方法まで組み入れたものだ・・・
と思われるのです。
007映画などで出てくる、派手なカーチェイスなどでは、
実際の工作員などが見れば、ドン引きするはずなんですね。
「あんな派手なことやってたら、二度と潜伏できなくなるじゃんか。」ってね。
あの蛇行運転シーンは、例えば要人警護のSPなどが見れば、
リアルに入り込めるシーンとなっているはずです。
そして、憲三が威嚇的な攻撃を用いて、正悟を救出しますけど、
これなどもアメリカ、もしくはロシアなどへの、具体的な示唆と考えます。
「その役割をするのが、現代版ペテロ=一番弟子である。」
という意味合いも、当然含まれているではないでしょうか。
ちなみに、正悟たちが川を逃げましたけど、この映画には、
川のシーンは3回出てきます。
そのいずれもに、憲三は登場しており、憲三=漁師のペテロ・・・
を、観客に連想させる演出だと思います。
他にも3回以上登場するシーンやフレーズが、この映画にはあります。
それは作品としてはベタな演出であり、ヘタクソ感があるんですけど、
それらはとても重要なメッセージであり、映画を
通常は一度しか見ない観客であっても、
それらを自然と意識できる演出をしています。
メッセージ映画・・・ならではの、演出の工夫だと私は思います。
しかしこの、カーチェイスの一連のシーンをメッセージとして定着させるには、
やはり後回しにするはずだった、正悟VSリンの場面を振り返らざるを得ません。
【FJ通信】 FJはカエサルを超えて
ここでの二人のやり取りの中で、ご覧になった世界の人たちが、
心から震え上がるシーンがあるのです。
それは、まず日記に書いた、「金だ!」の、
スピーディーなやり取りの後に出てきます。
リンは、
「偉そうなことを言うな!」
「お前たち日本人は、金のために何をした。」
「金のために、オウランに国を売ったのは誰だ!」
からです。
私ども日本人にとっては、大変耳に痛いセリフです。
日本の民主党が政権をとった時にも、この原理は働きました。
日本の貿易相手として最大となった中国、そして今後も経済成長を続け、
多くの人口から、今後も購買力が増える見込みのある中国と、
事を構えるポーズを取るのは、よろしくない・・・
という思いが、政治家たちにも、日本国民の中にもあったはずです。
この、リンのセリフの後の正悟は、
「・・・・・・。」
無言です。
「金だ!」では、あれほど早く切り返した正悟ですが、
このシーンとは、非常に対照的な演出でした。
そしてなおも、リンは続けます。そこが驚愕なのです。
「他の国も同じだ!」
「オウランに国を売るような奴らのことなんか、知ったこっちゃない。」
「みんな、滅びればいいんだよ。」
です。
このリンの発言に対して正悟は、
「・・・・・・・・。」
なんです。
ユニバーサルな観点、全世界標準で、相手の追求に無言で答える・・・
というのは、一体どういう意味合いを持ちますでしょうか?
そうです。
同意した・・・ということを意味するのです。
つまり、救世主は・・・
金のために、オウラン(中国)の言いなりになるような国家や人々のことは、
救世主は知ったこっちゃないと思っているし、
そんな国は滅びれば良いと考えている・・・
というメッセージが、映画を通して配信されちゃった訳なんです。
古代イスラエルでは、拝金主義的な北イスラエル王国と、
宗教的信条を重要視する南の、ユダヤ王国に分裂した歴史があります。
北イスラエル王国はその後、主な国交相手であったアッシリアに攻め滅ぼされ、
ユダヤ王国は新バビロニアに征服されて、王族を中心とした
国民の多くが、バビロニアに強制移住させられた経緯が、旧約聖書にはあります。
有名なバビロンの捕囚・・・です。
その後、宗教的価値観を重視するユダヤ王国の人々は開放され、
故郷に戻りユダヤ神殿を作って、今のユダヤ人に至ります。
一方の拝金主義的だった、北イスラエルの人たちの運命は・・・。
みなまで言うのはやめましょう。 (- -;
この映画に出てきた、全く回答しない無言の正悟
(イエス・キリストのモデル)は、
全世界の聖書を知る多くの人々の心のなかの、
信仰と警戒のスイッチを入れるには十分すぎるほどの、
無言のメッセージなのです。
(続く)
続きを楽しみにまってます。