抱き癖というのか、下におろすと泣いちゃうからと
いつもおんぶされてた、おばあちゃん子で
人肌恋しく 大きくなっても、いつも、抱っこされたいって思ってた。
でも、そんなの望めない。
代わりに、やさしくされたい・・
心ではいつも愛を求めていた。。
夢を見た・・大きな大きな腕の中に抱かれて、ようやく安心しきってる自分がそこにいた。
夢ってわかってて、もう目が覚めたくない。
いつまでも、そうしていたい安らぎ。
白い雲のようなやわらかい、だれかに抱かれて・・
それはそれは、大きな仏様の腕の中だったんだよ。
その瞬間、目が覚めて大泣きした。
あの安らぎの時間が絶たれたことに。
生きていくには、不安だらけの現世。
・・ある鬱の時に、
抱っこしたウサギが腕の中で寝てた時に、
心の中心から、ものすごく幸せな気持ちになってきて、涙が込み上げてきた。
あの夢を思い出した。
抱っこする側もこんなに幸せ・・・
もしかして、抱っこされたいって追い求める気持ちより
抱っこをしてる方が幸せなのかな・・
と思った。
きっと迷惑をかけたと思っていた亡き祖母も、私との間に
幸福な安らぎの時があったのかもしれないって、思った。
ごく自然に、愛は与えるものなのだと知ったときの事・・
肉体は衰えていくけど、私はやや中身が遅れているらしい。
魂が、・・・ようやく、女の子から
女の人になったのかな?と、この頃思う。
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