golden days

nonsense sentence contents and fictional experiments

130522 即興詩のようなもの(書き起こし)

2013-05-22 | Weblog
世界は自分の映し鏡
全くその通りであり
それ以外の何ものでもない
世界をどう見ているかというのは
人それぞれの世界があって
そうすると世界は
人の数だけあるということになる

世界は一つではない

そんな当たり前のことが当たり前になるまで
人は考え続けなければならないのだろうか
考えることをやめると
人間は人間でなくなるのだろうか
世界を把握するというイメージ
世界って何だろう
人が何を見ているか
人は何を見ていないか
人は見たいものを見るし
見たくないものは見ない
見えていない

自分が自分の姿を鏡に映して
それを世界だと思う
だがそれだけが世界ではない
自分が鏡を通して見ている自分と
人が見ている自分は違う
鏡を見た自分のことを
理解しているつもりでいても
他人の見る目は家族でさえ違う
家族でさえも他人である

視覚の問題
認識論の問題
実在論の問題
人は何をどういうきっかけで
認識するのだろうか
自分の身体さえも認識できていない
無意識の世界という日常がある
意識せずに歩く排泄する食べる
身体の中なんてもっと
自分の意識の届かない宇宙が広がっている

宇宙との相似形
人間の理解力
人間の持つ想像力は
意識を越えたところから
始まらないといけないのかもしれない
身体の中に宇宙があるということを
どれだけ知っているだろうか
人それぞれに世界があると言うことを
どれだけイメージできるだろうか

果てしない世界は曼荼羅へと繋がり
この果てしない世界を絵にしたのが
曼荼羅なのであろう
宗教は昔からそういう哲学と日常とを
繋ぐ架け橋であったのかもしれないし
そこに一筋の知恵が言い伝えられている

身体の中の宇宙が
意識の作用で広がりを持つ時
意識は細胞の隅々までに行き渡り
活性化する爆発する
その時には個体としての肉体は
終わりを遂げるかもしれない
しかしバランスを保とうとする意識の中では
肉体は維持されるかもしれない

バランスを保つということの
スタティックであるということの
静的であるということの
動的であるということの
意味を

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