毎日$30の配当を目指して

均して日々$30の配当受け取りを目指しています。
ほぼ相場を傍観するだけの備忘録的なブログです。

2024/6/2 Verizon(VZ)

2024年06月02日 | 企業調査
主力銘柄であるVerizon(VZ)の23年12月期決算です。



今期はConsumer Service以外は減収でした。
再編されたBusiness関連が全て減収なのは見劣りします。

事業 2022 2023 増減率
Consumer
service
$73,139M $74,874M +2.4%
Wireless
equipment
$23,168M $20,645M -10.9%
Consumer
other
$7,199M $6,107M -15.2%
Business
Enter.&Pub.
$15,693M $15,076M -3.9%
Business
Mar.&Other
$12,772M $12,715M -0.4%
Business
wholesale
$2,607M $2,331M -10.6%

売上高は、$136.8B→$134.0B、営業利益は$30.4B→$22.9Bと減収減益でした。 コスト増に加えて有線通信の減損処理が足を引っ張っています。



資産は、現預金が$2.6B→$2.1Bと減少しています。
Wireless licensesは$149.8B→$155.7Bと増加しています。

負債は、長期借入金が$140.7B→$137.7Bと減少しています。
他には、留保利益が$82.4B→$82.9Bと微増しています。



営業キャッシュフローマージンは30%台を割ったままです。
フリーキャッシュフローは、配当を賄うレベルまで戻しました。

株価は一時売り込まれましたが、$40辺りまで戻しています。
Tの二の舞にならないよう、注意深く見守りたいと思います。

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2024/6/1 花王(4452)

2024年06月01日 | 企業調査
国内の連続増配銘柄である花王の23年12月期決算です。



主力のハイジーン&リビングケアやヘルス&ビューティケアは堅調でしたが、化粧品やケミカルの不調が目立ちます。

セグメント 2022 2023 増減率
ハイジーン 売上高
リビングC  利益
516.5
30.7
522.5
41.9
+1.2%
+36.5%
ヘルス   売上高
ビューティ  利益
369.5
34.6
392.9
42.8
+6.3%
+23.7%
ライフケア 売上高
利益
55.7
0.0
56.3
0.0
+1.0%
-
化粧品   売上高
利益
251.5
14.1
238.6
5.3
-5.1%
-62.4%
ケミカル  売上高
利益
402.5
29.5
366.1
24.8
-9.0%
-15.9%

売上高は¥1.6兆→¥1.5兆、営業利益は¥0.11兆→¥0.06兆と減収減益でした。 数量減を円安で補い切れず、原料高もあって苦しい展開でした。



資産は、現預金が¥0.27兆→¥0.29兆と増加しています。
その他に、のれんが¥0.19兆→¥0.22兆と増加しています。

負債は、長期の社債並びに借入金が¥0.06兆→¥0.12兆と増加しています。 利益剰余金も¥0.74兆→¥0.71兆と減少しています。



営業キャッシュフローの漸減に歯止めが掛かりました。
もっとも減損処理や棚卸資産の圧縮によるものなので、まだ予断を許しません。

投資ファンドの改善要求もあって、株価は切り上げています。
業績もついてくると良いのですが・・・

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2024/5/26 日立製作所(6501)

2024年05月26日 | 企業調査
電機大手である日立製作所の24年3月期決算です。



主要3セグメントは全て増収増益でした。
特に発電と鉄道を担うグリーンエナジー&モビリティが好調だったようです。

上段:売上高、下段:調整後EBITA
セグメント 2023 2024 増減率
デジタルシステム
&サービス
2,389
294
2,599
333
+9%
+14%
グリーンエナジー
&モビリティ
2,470
164
3,052
199
+24%
+22%
コネクティブ
インダストリーズ
2,975
312
3,058
321
+3%
+3%

売上高は¥10.8兆→¥9.7兆、営業利益は¥0.7兆→¥0.8兆と減収減益でした。 減収は、日立建機や日立金属の切り離しが要因です。



資産は、現預金が¥0.8兆→¥0.7兆と減少しています。
その他に、有形固定資産がが¥1.7兆→¥1.2兆と大幅に減少しています。

負債は、長期債務が¥1.3兆→¥1.0兆で減少しました。
利益剰余金は¥3.6兆→¥4.1兆と増加しています。



営業キャッシュフローマージンが、ジリジリと切り上がってきました。 徐々に稼ぐ力が強くなっているようです。

株価も、ここ1年で年初からの日本買いもあって倍増しました。
一連のポートフォリオ変革が、大きく花開いたようです。

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2024/5/19 マークラインズ(3901)

2024年05月19日 | 企業調査
ウォッチ銘柄であるマークラインズの23年12月期決算です。



主力の情報プラットフォームは依然好調で、次ぐ規模のコンサルティングと車両・部品調達代行も2桁増収増益でした。

事業セグメント 2022 2023 増減率
情報PF 売上高
利益
2,619
1,595
3,109
1,933
+18.7%
+21.9%
コンサル 売上高
利益
383
74
489
113
+27.5%
+52.6%
分解調査 売上高
利益
210
104
253
110
+20.2%
+5.3%
プロモ  売上高
利益
87
77
95
83
+9.2%
+8.5%
市場予測 売上高
利益
225
69
233
78
+3.4%
+12.4%
調達代行 売上高
利益
406
53
456
77
+12.4%
+45.2%
人材紹介 売上高
利益
153
57
169
71
+10.6%
+24.2%
自動車F 売上高
利益
39
3
39
2
-
-11.9%

売上⾼は7.2億円増加した⼀⽅、売上原価は2.1億円増、販管費は1.5億円増でした。 その結果、売上総利益率は64.8→65.8%、営業利益率は39.4→41.1%に改善しました。 高利益率でかつ改善も進んでいます。



資産は、現預⾦が47.5→55.2億円と増加しました。
その他には、投資有価証券が4.0→6.8億円と増加しています。

負債は、今期も有利子負債が見当たりません。
一方で、利益余剰金は37.5→47.5億円と増加しています。



営業キャッシュフローの伸びが素晴らしいです。
マージンも高水準で切り上がっています。

株価は緩やかに切り上がっています。
ただし業績とのギャップを感じるのは何故でしょう?

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2024/5/12 日本M&Aセンター(2127)

2024年05月12日 | 企業調査
かつて保有していた日本M&Aセンターの24年3月期決算です。



中堅中小企業のM&A仲介で最大手です。
成約案件は増えており、回復基調は維持できているようです。

件数 2023 2024 増減
成約 1,050 1,146 +96
売り成約 519 566 +47
買い成約 531 580 +49
成約組数 539 585 +46

売上⾼は、28億円増加した⼀⽅で、売上原価は17億円増、販管費は4億円増でした。 その結果、売上高総利益率は56.9→55.8%、営業利益率は37.0→36.4%に悪化しています。 昨年同様、高水準ながら利益率悪化に歯止めが掛かりません。



資産は、現預⾦が456→374億円と大きく減少しました。
また投資有価証券は89→119億円に増加しています。

債務は、有利子負債が63億円計上されました。
一方で、利益余剰金は511→542億円に増加しています。



営業キャッシュフローマージンは20%台半ばまで戻しました。
ただし投資キャッシュフローの急増で、フリーキャッシュフローはマイナスに転じています。

業績は戻ってきましたが、株価は落ちる一方です。
一度失った信用は、なかなか戻らないようです。

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2024/5/6 イオンディライト(9787)

2024年05月06日 | 企業調査
ウォッチ銘柄であるイオンディライトの24年2月期決算です。



イオングループを中心とした商業・オフィスビル等の施設管理を展開しています。 収益に関しては全セグメントで増収だったものの、人件費及び外注費の上昇で一部減益でした。

事業セグメント 2023 2024 増減率
設備管理  売上高
利益
63,794
5,810
69,509
5,913
+7.3%
+1.8%
警備    売上高
利益
49,478
3,279
50,919
3,108
+2.9%
-5.2%
清掃    売上高
利益
68,336
7,014
70,428
5,277
+3.1%
-24.8%
建設施工  売上高
利益
52,084
4,080
59,219
5,322
+13.7%
+30.4%
資材関連  売上高
利益
41,544
1,999
46,315
2,322
+11.5%
+16.2%
自動販売機 売上高
利益
9,466
1,083
9,616
1,290
+1.6%
+19.1%
サポート  売上高
利益
18,070
462
18,810
545
+4.1%
+17.8%

売上高は、210億円増加した一方で、売上原価は199億円増、販管費は18億円増でした。 その結果、売上総利益率は13.6→13.1%、営業利益率は5.2→4.7%で悪化でした。 昨今の労務費増加基調では、致し方ない気もします。



資産は、現預金が576→684億円に増加しました。
売掛金なども471→515億円に増加しました。

負債は、短期借入金が2→4億円と若干計上されています。
利益余剰金は、914→979億円と増加しています。



営業キャッシュフローマージンは一桁台ですが、キャッシュフロー自体は89→185億円と倍増しました。

株価は\4,000台を伺うところまで回復しました。
地味ながらも19期連続増配を果たし、興味を引かれるところです。

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2024/5/5 テラスカイ(3915)

2024年05月05日 | 企業調査
ウォッチ銘柄であるテラスカイの24年2月期決算です。



SalesForceとAWSのクラウドシステム導入・開発を展開しています。 主力のソリューションは増収増益でしたが、製品は増収も赤字拡大でした。

事業セグメント 2023 2024 増減率
ソリューション 売上高
利益
14,089
1,946
17,643
2,075
+25.2%
+6.6%
製品     売上高
利益
1,525
-139
1,685
-190
+10.5%
-

売上高は37億円増加した一方で、売上原価は29億円、販管費は7億円増加しました。 その結果、売上総利益率は27.6→26.2%、営業利益率は3.3→2.7%に悪化しました。 経費先行で、利益率は低迷しています。



資産は、現預金が59→56億円に減少しました。
他には、投資用有価証券が40→59億円に増加しました。

負債は、借入金が3→2億円に減少しました。
一方で、利益余剰金は45→48億円に増加しました。



営業キャッシュフローは一桁で低迷しています。
フリーキャッシュフローが、再びマイナスに転落しています。

株価は一時2,000を割り込んでいました。
売上高の成長性に見合うだけの買いが入らない状況が続きます。


コメント

2024/5/3 ハイデイ日高(7611)

2024年05月03日 | 企業調査
ウォッチ銘柄であるハイデイ日高の24年2月期決算です。



焼鳥日高は縮小して、メイン業態の日高屋に集中しているようです。 立地も駅前からロードサイドに広げています。

業種 2023 2024 増減
日高屋  店舗 405 418 +13
焼鳥日高  店舗 27 26 -1
その他  店舗 8 5 -3

売上高は、106億円増加した一方で、売上原価は30億円、販管費は36億円増でした。 その結果、売上高総利益率は71.9%で横ばい、営業利益率は1.6→9.5%に改善しています。 ようやくコロナ前の水準を上回る成長軌道に戻しました。



資産は、現預金が103→148億円に増加しました。
有形固定資産も、86→93億円で増加でした。

負債は、有利子負債は計上されていないようです。
利益余剰金も、198→219億円に増加しました。



営業キャッシュフローは、60億円に増加しました。
協力金の影響もなくなって、ようやく常態モードに復帰です。

株価も、回復を反映して切り上がっています。
物価高を跳ね除けて、成長軌道を維持できるか注目です。

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2024/4/29 M3(2413)

2024年04月29日 | 企業調査
かつての保有銘柄M3の24年3月期決算です。



医療従事者向け情報サイトを運営しています。
主力のメディカルプラットフォームが減益に陥ったのを筆頭に、エビデンスソリューションやサイトソリューションも減収減益でした。

領域 2023 2024 増減率
メディカル  売上高
プラットフォーム 利益
93,098
41,147
93,414
38,626
+0.3%
-6.1%
エビデンス  売上高
ソリューション  利益
27,157
7,662
26,700
6,698
-1.7%
-12.6%
キャリア   売上高
ソリューション  利益
14,538
4,644
16,642
4,781
+14.5%
+2.9%
サイト    売上高
ソリューション  利益
35,295
3,745
33,025
3,735
-6.4%
-0.3%
海外     売上高
利益
62,095
16,990
69,868
11,685
+12.5%
-31.2%
その他    売上高
利益
3,284
945
2,633
-290
-19.8%
-

売上⾼は、81億円増加した⼀⽅で、売上原価は27億円増、販管費は129億円増でした。 その結果、売上高総利益率は58.6→58.8%に改善、営業利益率は31.2→27.0%に悪化しています。 高水準とは言え、営業利益率の漸減は気掛かりです。



資産は、現預金が1,183→1,497億円と増加しました。
その他、のれん代も713→955億円と増加しています。

負債は、長期金融負債が98→311億円と急増しました。
一方で、利益余剰金は2,312→2,636億円と増加しています。



営業キャッシュフローマージンは20%台を維持しています。
投資キャッシュフローは倍増しましたが、フリーキャッシュフローは200億円近く確保しています。

株価は最高値から1/5近くまで落ちてしまいました。
PERは20台ですが、成長鈍化が重荷になりそうです。


コメント

2024/4/28 SMS(2175)

2024年04月28日 | 企業調査
かつての保有銘柄SMSの24年3月期決算です。



高齢社会にフォーカスしたビジネスを展開しています。
今期も、全事業分野で2桁の増収増益だったようです。

事業 2023 2024 増減額 増減率
介護キャリア 12,676 16,292 +3,616 +28.5%
医療キャリア 14,585 16,086 +1,500 +10.3%
介護事業者分野 8,362 9,811 +1,448 +17.3%
海外分野 7,815 9,002 +1,186 +15.2%
事業開発分野 2,227 2,780 +553 +24.8%

売上高は、83億円増加した一方で、売上原価は9億円増、販管費は65億円増でした。 その結果、売上高総利益率は87.8→88.1%に改善、営業利益率は15.9→15.3%に悪化しています。 引き続き営業利益率が悪化とは言え、高水準は維持されています。



資産は、現預金が170→182億円に増加しました。
のれん代は100→98億円と微減しています。

負債は、長期借入金が62→43億円に減少しました。
一方で、利益余剰金が332→391億円と増加しています。



営業キャッシュフローマージンは20%台を割ったままです。
ただし営業キャッシュフロー自体は、再び100億円に迫っています。

株価は\3,000割れで漸減傾向です。
PERも20台に落ちてきて、買い頃に見えてきました。


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2024/4/21 ディップ(2379)

2024年04月21日 | 企業調査
ウォッチ銘柄であるディップの24年2月期決算です。



主力の人材サービス事業と次の柱となるDX事業は、共に増収増益を果たしました。 特にDX事業は、2桁の増収増益を維持してます。

上段:売上高、下段:セグメント利益
事業 2023 2024 増減率
人材サービス 44,577
14,849
47,801
17,175
+7.2%
+15.7%
DX 4,778
2,132
5,981
2,837
+25.2%
+33.1%

売上⾼は、44億円増加した⼀⽅で、売上原価は6億円増、販管費は27億円増でした。 その結果、売上高総利益率は89.3→89.2%、営業利益率は23.4→23.7%でほぼ横ばいでした。 利益率は良い水準を維持しています。



資産は、現預⾦が220→191億円に減少しました。
その他に、ソフトウェアが85→89億円に増加、投資用有価証券が71→58億円に減少しています。

債務は、今期も借入金は計上されていないようです。
利益余剰金は328→374億円で増加しています。



営業キャッシュフローマージンは20%を割りました。
投資キャッシュフローが74億円と重く、辛抱の時です。

株価はジリジリ下げています。
投資家の期待レベルには、まだ届いていないようです。

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2024/4/14 PR TIMES(3922)

2024年04月14日 | 企業調査
かつての保有銘柄PR TIMESの24年2月期決算です。



プレスリリース配信サイト「PR TIMES」を運営しています。
同社のサービスを利用する企業は、国内上場企業のうち57.8%に達しています。

項目 2023 2024 増減
利用企業社数 79,759 94,258 +28.3%

売上高は、11.3億円増加した一方で、売上原価は3.1億円増、販管費は2.6億円増でした。 その結果、売上総利益率は88.9%→86.2%に悪化、営業利益率は20.9%→25.5%に改善しています。 この水準なら、多少の変動もあまり気になりません。



資産は、現預金が37.0→45.5億円に増加しました。
固定資産は、全体で8.2→16.7億円と倍増しました。

負債は、有利子負債は見当たりません。
一方で、利益余剰金が37.6→48.9億円に増加しました。



営業キャッシュフローマージンは20%台に戻しました。
フリーキャッシュフローも10億円近く叩き出しています。

株価は底打ちして戻してきました。
伸び代は少し疑問ですが、高い利益水準は魅力的です。

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2024/4/7 Unilever(UL)

2024年04月07日 | 企業調査
主力銘柄であるUnilever(UL)の23年12月期決算です。



今期は、全セグメントで売上高自体は堅調だったものの、為替が大きく足を引っ張ったようです。

事業 2023 USG UVG UPG
Beauty &
Wellbeing
€12.5B +8.3% +4.4% +3.8%
Personal
Care
€13.8B +8.9% +3.2% +5.5%
Home Care €12.2B +5.9% -0.9% +6.8%
Nutrition €13.2B +7.7% -2.2% +10.1%
Ice Cream €7.9B +2.3% -6.0% +9.7%

売上高は€60.1B→€52.4Bで-1%減、営業利益は€10.8B→€9.7Bで-9%減となりました。 Personal CareやBeauty & Wellbeingは好調だっただけに、残念な収益です。



資産は、現預金€4.3B→€4.2Bと微減しています。
他には、売上債権が€7.1B→€5.8Bと減少しています。

負債は、長期借入金が€23.7B→€24.5Bと増加しています。
純資産は、€21.7B→€20.8Bと微減しています。



営業キャッシュフローマージンは、12%→16%と回復に転じました。 フリーキャッシュフローは€7B台に落ちたものの、それほど悪い印象はありません。

株価は$50前後でもみ合っています。
ここから反転騰勢を期待したいところです。

コメント

2024/3/24 PepsiCo(PEP)

2024年03月24日 | 企業調査
主力であるPepsiCoの23年12月期決算です。



北米に代表されるように、値上げはしたものの原料高で利益は相殺されたようです。

上段:Sales、下段:Operating Income
事業 2022 2023 増減率
FLNA $23,291M
$6,135M
$24,914M
$6,755M
+7%
+10%
QFNA $3,160M
$604M
$3,101M
$492M
-2%
-19%
PBNA $26,213M
$5,426M
$27,626M
$2,584M
+5%
-52%
LatAm $9,779M
$1,627M
$11,654M
$2,252M
+19%
+38%
Europe $12,724M
-$1,380M
$13,234M
$767M
+4%
-
AMESA $6,438M
$666M
$6,139M
$807M
-5%
+21%
APAC $4,787M
$537M
$4,803M
$713M
+0%
+33%

売上高は、$86.4B→$91.5B、営業利益は$11.5B→$12.0Bで増収増益でした。 利益率は下がったものの、コスト増は吸収できたようです。



資産は、現預金が$5.0B→$9.7Bと増加しました。
他には、設備機器が$24.3B→$27.0Bと増加しています。

負債は、長期借入金が$35.7B→$37.6Bと増加しました。
留保利益は$67.8B→$70.0Bと増加しています。



営業キャッシュフローマージンは、15%で2ポイント改善しました。 投資キャッシュフローが重いため、フリーキャッシュフローはやや減りました。

株価は切り下げていて、相場環境としてディフェンシブ銘柄そのものの動きです。 買いを入れるか悩みどころです。

コメント

2024/3/23 Merck(MRK)

2024年03月23日 | 企業調査
メガファーマの一角であるMerckの23年12月期決算です。



相変わらず抗癌剤Keytrudaが現在の柱ですが、ご多聞に漏れずコロナ薬Lagevrioは急減しています。

製品 2022 2023 増減
Keytruda 20,937 25,011 +19%
Gardasil 6,897 8,886 +29%
Januvia 4,513 3,366 -25%
ProQuad 2,241 2,368 +6%
Bridion 1,685 1,842 +9%
Lagevrio 5,684 1,428 -75%

売上高は$59.3B→$60.1B、営業利益は$18.3B→$3.0Bと増収減益でした。 自己免疫疾患治療薬を手掛けるPrometheus買収の影響が利益を押し下げたようです。



資産は、現預金が$12.7B→$6.8Bとほぼ半減しています。
他は、のれん代は$21.2Bで横ばいでした。

負債は、長期借入金が$28.7B→$33.7Bと増加しました。
留保利益は、$61.1B→$53.3Bと減少しました。



営業キャッシュフローは、買収の影響で減少しています。
フリーキャッシュフローも、マイナスに転じて苦しい状況です。

株価は引き続き切り上がっています。
素人には、なかなか難しい業界です。

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