路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【天風録・04.30】:「もう」か「まだ」か

2024-05-04 07:01:10 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【天風録・04.30】:「もう」か「まだ」か

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【天風録・04.30】:「もう」か「まだ」か

 まとまった休みにやろうと思っていたあれやこれやが、いざ休みに入ると手に付かない。「連休あるある」だろう。10連休ならきょうは4日目。「もう」か「まだ」か。いずれにせよ貴重な時間に違いない。黄金週間とはよく言った

 ▲はるかに長い「黄金の3年」を、岸田文雄首相は手にしたはずだった。一昨年の夏から衆院を解散しない限り大きな選挙がしばらくない。じっくり政権を運営できるといわれた。こちらの黄金は既に半分を過ぎた。思い通りいかず「もう」の気分か

 ▲首相がやろうとしていたあれやこれやは、どこまで進んだか。低迷する支持率と格闘し、裏金問題では場当たり的な対応が続いた印象だ。このたびの衆院3補選の全敗は、国民の不満や怒りが表れた形に見える

 ▲暗雲が漂う中、首相は「まだまだ」と踏ん張れるのか。6月にも、衆院を解散するとの見方がある。9月の自民党総裁選に向けた動きも活発になりそうだ

 ▲有意義に時を過ごすこつは、優先順位をつけて計画を立てることという。それは10日も3年も数カ月も変わらない。やるべき政策を棚上げし首相であり続けようとするなら、もう我慢できないという声が、まだ強まるだろう。

 元稿:中国新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【天風録】  2024年04月30日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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