独白

全くの独白

私の初夢(拉致問題の)

2019-02-16 16:46:38 | 日記

安「制裁緩和、する気になりそうな時は、なるべく早く僕にそう言ってくれない?」

寅「そうは行かないよ、迂闊に口にするような事じゃないだろう。」

安「そこを何とか。僕も金とディールしたいんだよ。斯く斯く然々。」

寅「う~む、そういう事なら無下に断わる訳にも行かないなー。引き受けるけど、相応の見返りは期待してるよ。」

 

後日

安「皆を返してくれるなら、制裁緩和するように僕から寅に頼んであげても良いけど、どうだい?」

金「君にそんな力が在る様には、見えないがね、第一、返すとは何だい、人聞きの悪い、帰らせると言えないものかね。断わって置くがね、事件を起こしたのは、飽迄おやじの子分の一部で、今仮に生きて我が国に居る日本人が在るとしてもそれは、偶然の巡り合わせの結果、俺達の厚意で養われているという事なんだからね。そこを勘違いして貰っては、相談に乗る気にも何にも為りはしないよ。」

安「判ったよ。当時の犯人達も、殆ど死んでしまってる事だろうから、帰らせてさえくれたら、何も言わないと、約束しよう、どうだい?」

金「一応は分かった、成り行きを見守るとしようか。」

 

而して制裁緩和

金「こら安っ!寅はお前なんかと相談した覚えは無いと言ってたぞっ!」

安「な~に言ってんだい。寅にも面子ってえ物があるからそう言ってるだけじゃないか。事実制裁緩和したのが、僕の口利きした何よりの証拠じゃないか。」

金「相変らずのらりくらりの逃げ口上か、ま、良いだろう。うちの赤十字会にそう言っとくから、あとの事は赤十字会と話し合ってくれ。大体君らは、四角四面の政治問題として、俺の責任だのなんだの言うばかりだから、進む話も進まないんだ、初手から下手に出て情に訴えて来れば、話の仕様もあったのに。この前の約束は忘れるなよ、面子は寅にだけある訳じゃあないぜ、成行き次第でいつでも卓袱台返しをするぜ、俺はな。」

 

彼我の赤十字は従来も災厄の際等には、義捐金等を遣り取りしていたそうである。拉致問題の窓口の一つでもあるらしい。そういう報道があまりされないので私等は知らなかったが、さしもの北朝鮮でも赤十字だけは流石に別物か。

その朝鮮赤十字会が、我が国に漂着した漁師の送還等に就いて、我が国に謝意を表したとの報道を、2月4日に朝鮮中央通信がしたそうである。

今迄にもこんな事があったか否か知らない。

こんな報道に接したのが初めてだからである。此処にサインが隠れているかも知れない。

本心はどうであれ、昨今文明開化モードを採りつつある北朝鮮としては、人道に悖る拉致問題の解決をも積極的に目指す姿勢を見せる為に、人道を重んじる赤十字を通じて、もっと働き掛けて来れば良いじゃないか、との暗示である。

 

甘いかも知れないが、夢ぐらい甘いものを見なければ、この辛い娑婆を、生きては行けない。