独白

全くの独白

私の想像上の、黒川さんの心の中

2020-05-21 22:03:11 | 日記

無理に検事総長に為りたくは無かったのかも知れない、人当の柔らかい人だそうであるから。ところが皮肉にもそこを気に入った内閣の横紙破に付き合わせられて、林真琴さんには合わせる顔が無くなり、野党や国民からも白い目で見られるようになってしまい、つつかれて大騒ぎの蜂の巣の真ん中に居る事に、嫌気が差したのでは無かろうか。そこで自ら文春にリークしたのかも知れない。そう考えなければ、検事長の遣る事として、あまりに軽率である。併しそうであったとしても軽率である。立ち小便や速度違反などの、もっと軽い犯罪にすべきであった。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。野党は今宵立てた策に従って、明日には懲戒免職を求める事であろう。


生き物に首が無いと・・・・

2020-05-21 15:58:29 | 日記

シンガポールで活動中のスポットは不気味である。アイボ等のように、何でも良いから首と頭を付けて置けば良いのに・・・・。

ロボットの犬は似而非犬である。似而非生き物である。似て非なるものと知ってはいても、首無しの生き物が動き回るのを見るのは、もの恐ろしいものである。

外国人がスポットを見て何とも思わないのは、日本人に比べてデリカシーに欠ける処があるのか、残忍であるからか。

嘗て農家では、自家用のものは鳥(鶏だけではない)でも兎でも、家で処理して居た。私などは鮟鱇の吊るし切りを見た記憶が朧に有る位であるが、刃物を使う場合があっても何でも、全て絞めると称していた様に思う。

私の母の、亡き母は気丈であった。孫には優しかったが、娘である母には厳しい事も言って居た。稀に不機嫌そうにしていると、近寄りがたい感じがあった。

ある日納屋で、鶏の下拵えをして居たらしい。胴体は袋に入れて鉈で、覗いた首を落としたらしい。稍あって、もう良かろうと抑えていた手を緩めると、鶏は袋から飛び出て暴れた。祖母は一目散に母屋へと、裸足で駆け戻ったという。

 

 


今日は朝から非常に不快な思いをした

2020-05-20 16:33:07 | 日記

ラジオを聞いていると、平均律クラヴィーア曲集の中の一曲を遣ると言う。作曲家らしい解説者が言う。「私などは、一生のうちにこの曲だけでも作れたら上出来だ。この曲集だけで同じように素晴らしい曲を48も作ってしまうバッハは矢張り偉大だ」

最初は「情けない事を言う」と思った。併し考えてみると事実その通りで、だからこそ死後270年経ってもバッハ、バッハと持て囃されるのであろう。モーツァルトやベートーヴェン等に就いても同様である。この先にも彼らを超える者は出て来ないかも知れない。謂わば人間の音楽的限界を突き付けて見せられた事による絶望感が、私を打ち拉ぎ不快にしたのである。

此の絶望感を例えると以下の様である。

深い洞窟の奥に居る時に入り口が崩れてしまった。容易く掘れるような厚さではない。青くなったが人間の事とて落ち着くと生還の道を探り始める。幸い蝙蝠が沢山居るので、生で不味くはあろうが食い繋ぐ事は出来よう。根気良く少しずつ掘り進む事にしよう。併し真っ暗闇で方向が解らない。無闇に掘って奥へ行ってしまってはつまらない。山の横穴の事とて闇雲に真上に進んでも奥に入るのと変わりは無い。明りの差す所を探し当てて其処を目掛けて進もう、と思い定めた時、神か悪魔かは知らないが信ずるに足る事だけは、何故か明らかな声が聞こえる。「そんなものは無い。ここからは永遠に出られない!」


政治家の議論は解り難い

2020-05-18 16:29:46 | 日記

安倍さん達の云う事は、実に解り難い。

後は宜しく推察しろという態度だから、勝手に解釈する事にする。内閣の判断による幹部の定年延長が可能となる検察庁法改正案の事である。安倍さんは、「黒川さんの定年延長とは無関係だし、その成立で、政権による恣意的人事が行なわれるようになる事等在り得ない」と言う。其の一点張りである。ある意味では確かにその通りで、恣意的人事はその成立如何に関わらず、既に行なわれている。黒川さんの定年を半年延ばした閣議決定は、1月末に行なわれてしまって居るのであるから。例外的に国家公務員法の定年規定を適用したらしいが、根拠が解らない。法的根拠は国家公務員法にあると云いたいのであろうが、其の法を此処に持ち出した根拠が解らないのである。ゴーン案件への対応の為に必要だというが、従来黒川さんは関わって居ないらしい。その黒川さんが今急に、必要になる理由が見つからないのである。説明してくれようともしない。

今日与党は、上述の改正を含む国家公務員法改正の、今国会での成立を、諦める事にしたそうである。別に痛痒は感じまい。其の事で一月の特例的閣議決定の覆る事は無く、安倍さん達は当面の目的を既に達成したのであり、他の事は急ぐ必要も無かろうから。

このような庶民的解釈を、誤解曲解だと非難するなら、誤解も曲解もする余地の無い、緻密で懇ろな言い方をすれば良いのである。有能なる政治家は須く有能なる弁士たるべし。


PCR検査

2020-05-18 00:11:03 | 日記

抗原検査と云うのは、陽性に限っては、PCR検査と同等の信頼性を持つらしい。

大腸癌の便潜血検査で陰性に限って、精密検査の必要が無いのと似ている。

思った通り、あの新聞記事は、総てを伝え切れて居なかった。そんな気もしたのにその記事に基づいてログを綴ってしまった。単なる記者の個人攻撃をしてしまったのである。恥ずかしい限りである。

反省して止めてしまえば良いのに今又生半可な知識に基づいてこうして、先走った事を綴って居る、困ったものである。

PCR検査はいまだに、患者や医師の要求に応え切れて居ないらしい。つい先日もTVで大学の先生が、大学の研究室や病院を使えば今の何倍もの数をこなせるのに、と嘆いて居られた。そして言外には縦割り行政の弊害を、匂わせて居られた。詰まり保健所とその下の帰国者・接触者相談センターが厚労省の下にあるのに対して、大学などを管轄するのは文科省であり、目詰まりはこの間で起きているのだと、言いたそうであった。成程、「武士は食わねど高楊枝、幾ら困ってもひとの施し等受けられるものか」という無用のプライドが、官庁というものの集団的遺伝情報にしぶとく生き残って居るという訳か。

石川県では、治癒を証する2回のPCR検査は、大学病院に依頼するらしい。全く頼まないよりは良いが、それでも罹患の時点での判定はセンターだけがするのである。新型コロナウィルスに係る対応に就いての緊急事態大臣会合は既に10回以上開かれている。安倍さんは先述の大学教授同様の提案を、山中伸弥さんから直接受けているのも良く知られた事である。それでも事態は動かない。行政の縦割り状態は、死後の様な硬直を見せているのか。

最近はあちこちの国で政治面でも経済面でも排他的国粋主義が蔓延り、この新型ウィルス騒動によってそれに拍車が掛けられて居る。これを扱った番組に出ていた爆笑問題の太田さんが、「三密を避けよう避けようと言われる今、せめて心は三密にしたいね」成程。物心のバランスは大切である。個人に於いては、気力が充実していて肉体が病んで居ても、肉体が健康で気力が萎えて居ても、満足な活動は出来ない。心身の健全なバランスが必要である。複数の個人間に於いても、物的距離は置かざるを得ないなら、心的距離は詰めた方が良いかも知れない。政治も経済も、人間の活動であるからには、同様であろう。官庁同士では心的距離に於ける硬性と軟性の、バランスの取れた両用が必要であろう。