超マイペースな女が一人で木工・家具工房を始めてみる。できるかな?

マイペースに木工・家具工房での日々を綴ります。
研修生時代~就職~リストラ~転職~復活~起業
ときどき趣味も。

おばあちゃんの昼寝

2021-02-26 02:12:02 | 日記
祖母はよく日向ぼっこをしています。
そこは我が家で一番陽当たりがよく暖かい場所です。

そのままうたた寝をすると風邪をひくので、祖母はブランケットか何かを掛けたいと思ったのでしょう。
でも、一歩も動きたくないから、手が届いた薄っぺらのカーテンで我慢したのでしょう。



このまま天に召されそう。


ちなみに足を置いている台は、私が作ったミニ座卓です。
足を置くために作ったわけじゃないんですが・・・
高さがちょうどいいみたい。

なんだかんだで、もう98才です。



工房の近況:家賃を払う

2021-02-25 22:18:28 | 木工4・工房
毎月のことですが、翌月分の工房の家賃を月末までに納めることになっています。

普通は自動振込にすると思いますが、私の場合はいちいちATMで振込んでます。

毎月目減りしていく通帳を見て、なんとかせねば、とやる気を奮い立たせるためです。

振込をする日は、午前中のパート勤めが終わって工房へ行く途中で、少し遠回りをして銀行に寄ります。

もちろん気持ちはブルーです。

今日、3月分の家賃の振込に行って来ました。

道中、河津桜と菜の花の共演にお目にかかることができました。

天気は良いし暖かいし、気持ちも晴れ晴れとして、
なんだか幸せだなぁ〜と思いました。



が、しかし、
振込を終えたら残高が1500円を切っていたので、来月、定期を1つ解約します。
一気に心はどんよりとしてきました・・・


決してお仕事が無いわけではなくて、未だに何をやるにも時間がかかってしまうため、1ヶ月にこなせる仕事量が恐ろしく少ないのです。

にもかかわらず価格設定は弱気なので、まぁ儲からない。

一度作ったものは定番商品化して効率を上げていきたいのですが、それを紹介するホームページをまだ作っていませんでした・・・。
 口コミに頼りすぎてました。

Webに詳しい友人がホームページ作成を手伝ってくれるそうなので、頑張って作ってみます。


こんな感じで、家賃を払ったあとに一人反省会をするのが毎月の私のルーティーンです。


ビジネスプラン 9:牛歩のごとく

2021-02-22 17:57:24 | 木工3・独立
プランにも入れましたが、私の作りたいものの一つが茶道具の風炉先屏風です。
でも、実績のない無名の駆け出し木工所では、なかなか需要はありません。
お茶会でお披露目する機会も遠のき、一旦、風炉先屏風のことは忘れ、できることからコツコツとやっていくことにしました。


工房を始めた直後、知人のAさんからスツールの注文をいただきました。
しばらくしてAさんがお友達のBさんを紹介してくださり、Bさんからイーゼルの注文をいただきました。
イーゼルを納品して半年後、不具合がでていないか確認のためにBさんに連絡すると、今度は飾り棚の注文をいただきました。
飾り棚の納品のときに、Bさんが茶道を習っていらっしゃると知り、話の種にスマホに保存してあった自作の茶道具の写真をお見せしました。
1ヶ月後、Bさんから連絡がありました。
なんとBさんの妹のCさんが風炉先屏風をご所望とのことでした。
Cさんは都合により通常よりも小さい風炉先屏風をご希望で、どこの店にオーダーしようか考えていたときに、たまたまBさんのお宅で飾り棚をみて、私に興味を持ってくださったようです。

意外なルートから、1年かけて風炉先屏風に繋がりました。

口コミって、本当にあるんですね。ありがたいです。

牛歩どころか、もはやナメクジレベルのスローペースですが、どうにか頑張ってます。




シンプルにこのままでも良いのですが、障子のように季節に合わせて和紙や着物の端切れを貼って、楽しんでいただきます。


ビジネスプラン 8:最初のプラン

2021-02-15 19:33:22 | 木工3・独立
私のプランの1つは、茶道具を作るということです。

基本の型を崩さない程度にお客様オリジナルの茶道具を作り、それでお稽古やお茶会を楽しんでいただきたいのです。

需要は少ないですが。

ビジコンで、販路の開拓を口コミと言ったのには訳がありまして・・・

お茶会では必ず茶道具の由緒を聞く習わしがあるのです。
お茶会の中でも特に、近隣の茶道の先生方が大勢集まる月例のお茶会があり、そこで私が作った茶道具を使っていただけたら、この上なく良い宣伝になると思いました。

そして幸運なことに、私が日頃お世話になっている茶道の先生方が、そのようなお茶会を開く当番を数ヵ月後に控えていたのです。

先生からは2種類の茶道具の製作依頼をいただきました。
もちろん張り切って作りました。

でも、残念なことに新型コロナの影響でそのお茶会は延期となり、未だ開催されてはいません。
あの茶道具が日の目を見るのはいつの日になることやら。
それまでの期間は、きっと技術を磨く時間なのだと思います。


写真は以前にも載せた「炉縁」の一角ですが・・・
炉縁って、夏は使わないんです。
使う時期は11月から翌年4月まで。
しかも、写真のように木地のまま(漆などの塗装をしない状態)使うのは小間と呼ばれる四畳半より狭い茶室と決まっているので、かなり出番の少ない茶道具です。
新型コロナが終息しない限り、そんな密になる環境でお茶会なんてできませんね。


ビジネスプラン 7:最終審査

2021-02-14 16:10:49 | 木工3・独立
周りからは、楽しめばいいんだよ、と言われましたがそんな余裕はなく、緊張のなか当日を迎えました。

私は最終発表でした。

参加者の4名とはプレゼン研修を共に受けていたので、仲間とか同志みたいな感じでした。

4人ともやはり研修の成果がバッチリ表れていて、素晴らしい発表でした。
1人の発表が終わる毎、審査員から質疑応答やアドバイス、コメントがありました。

私の直前に発表された方はスケールが桁違いで、地域の活性化やグローバル化にも繋がり、誰もが期待する素晴らしいプランで、しかも実現可能な根拠も充分、本人の行動力も人柄も申し分なく、当然、審査員も大絶賛。
審査員長は、完璧です、と仰っていました。


ここまでひたすら緊張していた私が思ったこと。
それは、
羽生結弦選手のあとで演技をする無名の選手の気持ちってこんな感じかなぁ・・・

そう思ったら可笑しくなってきて、緊張が和らぎました。


登壇し会場をみると友人知人の顔があり、心強かったです。

いざ、スマホをストップウォッチにしてスタートしました。
ときどき時間を確認し、パワポのページが予定通り進んでいて良し良しと思っていました。
途中、緊張で思考停止しそうなときにはメモをみて持ちこたえました。
後半、またチラッとスマホを見たら、なんと画面が真っ黒になっていました・・・
ロックがかかってしまったのです。
これには焦りましたが、程なく、残り2分のベルが鳴り、ちょうど予定通りのページだったので安心しました。
無事10分におさまりました。

質疑応答・コメントは、最終発表者なので審査員5人全員から受けました。

質問の1つは、
オーダーメイドの場合お客様とどういうやり取りをして仕事を進めているのか?といった内容だったと思います。他は忘れました^^

マニアですね。
ニッチですね。
尖ってますね。
は何人にも何度も言われました。

そこまで客層を絞る前にまずあなたの存在を知ってもらう方がいいのでは?というアドバイスもありました。

審査員長は、私の市場調査の内容に対して、
「そんなわけないだろう」と思いすぐにスマホで調べたら「本当にそうだった」、と仰っていました。ニッチですね〜、ここに力を入れるのは良いと思いますよ。と言っていただけたのは嬉しかったです。

どうやら自分の行動範囲ではごく当たり前のことでも、その外の人にとってはマニアックなことなんですね。


そして、結果発表。
大賞は私の直前の羽生選手でした^^

大賞をとれなかったことは残念ですが、自分のビジネスについて考える良い機会になりました。
やる気に満ちた令和2年2月上旬のことでした。

そして、

プランを遂行しようとした矢先、
新型コロナで早くも計画変更となるのでした。