会席料理を頂いて、青のシンフォニーに乗るという小さな旅に息子が誘ってくれた。フグの薄造りや茶碗蒸しなどを、小さな部屋でゆったりと頂くことができた。
でも、慣れないデパートの中を歩く内に疲れて「もう帰りたいだけ」になった時、洋陶器の陳列に孫に良いと思うマグカップがあり、それを手にしてレジに向かった。その時、視線の先のマグカップに引き寄せられた。
「なんて楽しげなものだろ」と・・。
一度はその場を離れ、孫のカップを包装して貰って支払いを終えた。でも・・立ち去れなくて、棚に戻ってカップを手にしてしまった。ビビットなデザインに惹かれたのだけれど、手に添う感触に完全にダウン。
近付いてこられた店員さんに「これください。」と差し出したとき、「これは素敵ですよね。」と同意してくださって嬉しかった。
衝動的に買い物をするなんて人生初なのだ。でも、この時疲れはすっとんでいた。
帰宅後、それがシリーズ物だとわかって息子に話すと「色々並んでいたじゃないか。見なかったのか。」と言われたけれど、私には他のものは一切目に入らなかったのだ。
それは図らずも「ラブストーリー、ボート」私の心の中には、小舟に疲れて休んでおられるイエスさまのお側で、シンと静まっている絵があるのだ。
今、就寝前のミルクをゆっくり飲んだ。四角くて丸いマグカップは手に馴染んでずっと心楽しい。
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