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石ころ

高額な買い物は苦手


 昨日は息子とエアコンを買うするために出かけた。息子は新しい特急電車のデラックス席を奢ってくれた。座り心地もふわりと良くて囲うような椅子の造りが心地良い。
流れる景色をぼんやりと見ていると、季節毎のその土地の暮らしがあって、朝は朝の夕は夕の懐かしさがある。それは自分自身の暮らしをちょっと距離を置いて眺めているような感覚・・。

木々の茂った枝や葉や蔓が、軌道を塞ごうと電車に押し迫ってくるみたいで・・ちょっと恐い。私はこの季節、この深緑の凶暴にも見えるほどの力強さ、繁殖力に圧迫感を感じてしまう。

 貧乏性の私は、高額な買い物をすることはあまり好きではない。緊張して疲れるので苦手だけれど必要な時には仕方がない。
買い物をする前に息子があらかじめ調べていてくれたし、メーカーは彼の仕事上決まっているので、選ぶ事は案外すんなりといったけれど大変なのはその後のもろもろのこと。

メーカーの販売員の方がずっと付き添って説明をしてくれた。さて、取り付けるとしてという事になったとき、かねて息子が心配をしていたことが事実と成った。
電気の容量が今のままでは取り付けられないとのことで、関電へ申請して新しく増やす必要があり、しかもそれは思ったよりも高額だった。
確かに、今でさえ良くブレーカーが落ちるのだから当然だったが・・具体的な金額を見てうーん。息子に細かく通訳をしながら一緒に考えてもらう。

もう一つの問題は、2台は新設して1台は古いエアコンを私の部屋に取り付けるつもりだった。しかし、その工事は息子が予想はしていたように高くて・・。
しかし、それをあきらめると2階のもっとも必要な部屋がそのまま残ることになり、その中途半端さにも悩む。


 この省エネの時期に取り替えるのはともかくも、新設することは気が引けるけれど、昨年の暑さに私は寝付けなくて苦しかったのだから・・今年は限界を感じてのこと。
むしろ今までよく我慢をしたと褒めて欲しいほどなのだ。
それにしてもタイミングは悪いかな。いいえ、このけちな私のことだから、取り付けてもやむを得ない時以外は使わないに決まっている。

悩んでいる間に、販売員はせっせと計算を繰り返して、良いタイミングで計算書を示した。つまり、3台目は半額になりますから、新設する方が良いと思いますということ。
上手いなぁ・・と思いつつもその機種もまんざらでもなかったし、確かに総額からすると幾らも変わらない。

結局、新設することに気持ちが動いたのは、古い機種よりも電気代が半額になるという事の他に、古い物は室外機の音が高くて、お隣に気を遣ったからでもある。
息子も負担してくれるということで、主人に電話を入れて相談をした。主人の了解を得て怖々決めることになった。慣れないことに疲れ果てて、頭がぼーっとしていた。

時々、年配のその販売員の方に、「今更こんなことを言うと怒られるかも知れませんけれど・・」「いや、いや、なんでも言って下さい。」「本当に、今うちの家にこれだけの投資をする価値があるのでしょうか・・それに私たちも年寄りだし・・」なんてしょうもないことを言ったりしながら、悩んで決めた結論だった。

自分の出した結論に不安がないというわけではないが、ひとつの安心が私にはあった。
イエスさまに昨夜このこともお祈りして、相談をしたのだということ。主がご存じなのだからこれで良いのだ。後はこのような贅沢な買い物が許されていることに感謝があるのみ。これで主人も私も楽に眠ることができるようになる。
「主よ感謝します。」

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コメント一覧

石ころ
きっと・・ワッフル旦那さんですね。

温かいコメントを心からありがとうございます。
息子を褒めて下さったこと、素直に喜ばせて頂きます。

伝道5:19のみことばによって確信が与えられました。ありがとうございます。
そうですね・・主はもっともっと、私たちがすべての面で豊かに主を味わい、喜ぶようにと、良いご計画を持って居てくださるのでしょうね。

私は今まで苦労ばかりしてきたので、いつの間にかて贅沢は敵となり、自信がないので褒められることが苦手で、奢られることも苦手です。
気前のよいイエスさまに出会ってからも、恵みを味わい喜ぶことにも臆病で、しなくても良い苦労をしようとしてしまう・・愚かな面があります。

でも、主は年寄りになってからも、新しいものに出会わせてくださいます。とても感謝です。
物の喜びよりも、主の笑顔をそれらを通して感じられることが嬉しいです。
そうして、主を味わう最高の贅沢を御国に期待しています!
Unknown
「伝 5:19 実に神はすべての人間に富と財宝を与え、これを楽しむことを許し、自分の受ける分を受け、自分の労苦を喜ぶようにされた。これこそが神の賜物である。」

いい息子さんですね。
ムベさんは褒められることが苦手なのかもしれませんが、息子さんが褒められるのは親の誉ですから、親も素晴らしいと、、(もちろん最後は私たちの父に栄光はきするのですが)

そんな息子さんに、親孝行させてあげるのも出来たら親としての務めと思って過ごしていただけるならそれも幸せかと思います。

ええ話ですね~
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