めちゃくちゃややこしい日々が続いていた。
順を追えば、息子の異動による引っ越しがあり、まあ、これは私には何もしないようにと息子に言われていたのだけれど・・、たとえ口出ししてもほとんど相手にされなかった。それでも私は落ち着かないのだ。
次に、最近聖書を読んでいると字がだんだん見難くなり、部屋の中でも明るい場所を探してうろついたり・・、それはとてもイライラすることなので、眼鏡のレンズを変えようと思った。
貧乏性な私だけれど眼鏡だけは一応デパートで作っていたので、またまた物入りだと・・、出不精なのに面倒くさいとため息をつきながらも出かけた。
しかし、丁寧に検査をしてくださった店員さんの言葉に私はがっかりしたのだ。「5年前に作ったときと視力などは余り変わっていません」とのことだった。
本当なら喜ぶべきかも知れないけれど
「え~そうですか・・、レンズを変えて劇的に見えるようになることを期待して来たのですが・・」そんなことをつぶやいてしまった。
「それなら、読書用を作られたらいいですよ。」その一言に「ああ、その手があったか・・」とホッとした。
今の遠近両用では見える範囲が狭くて、何度も眼鏡を持ち上げながらの読書やpcに手こずっていたから・・。そんなことをお話ししながら勧められるままに注文して帰ってきた。
その直後、主人の免許証の紛失が判明。警察に電話を入れると、当日発行できる免許センターに行くように勧め・・いや、半分命じられて・・それは「不携帯で乗らないでくださいね。」と強く言われて・・
そうなれば、一緒に行かないと後悔することになりそうで、慌ただしく準備をして出かけた。
知らない場所に行って、慣れない手続きをするのは年を取ると緊張して疲れる。時間ぎりぎりの滑り込みだったこともあって、係の方は親切に?手早く進むように教えてくださったが、これが主人にはなかなか・・なもので、係の人の気持ちは無視することにして「ゆっくりで良いよ」なんて横から口を出し・・なんとか免許証を手にすることができた。
家に仕舞っておけるものではないし・・再々発行なんてことにないよう願うけれど一抹の不安あり・・。
息子の荷物を送り出す前夜に、急遽、翌日も出社することとなり、ほとんど荷造りの出来ていなかったことで、夜逃げのごとくバタバタと荷造りが始まる。
それでも私には手を出すなと言うので、ムカッとしたけれど放っておいた。階段を重い物を持って何度も何度も上がり下りする激しい足音を聞きながらも、知らぬ顔をでゲームをしていた。いくら何でも眠るほどの度胸もないので・・。
すべてが終わったとき、「今後ひとりで出来ることでも、助けてもらってやる方が良いよ。終わったときに一緒に喜べる人ができるから」とひとこと忠告をしておいた。
これは半ば自分に言い聞かせることでもあり、親子は結局似ているのだ。私もそんな風に甘え下手で、ひとりで無駄に頑張って生きてきたような気がする。でも、年と共にそのことは寂しいものだと思えるようになり・・それで言うのだが・・。
翌日運送屋さんが来たときには、完全な荷物が玄関に積み上げられていたので、あっという間に運び出されて終わった。そこまでしなくても良かったのに・・運送屋さんが二人、手持ちぶさたな様子だった。
終わったこと息子にメールしたとき、「対応有り難うございます」とご丁寧な返信が来たけれど「初めから終わりまで、ぼーっと見ていただけなんだけれどね・・」って、主人につぶやいていた。
ずっと雨が続いていたけれど昨日はバイクで移動するのに絶好の晴天。沢山の洗濯物もぎっしりと並べて干し、安心して出かけることが出来た。
前方に青空を見ながらちょっと強い日差しも心地よく、ついでに体や心の湿気も払うかのように風に身を任せて走る。
大川の岸はきらきらと緑が揺れている。川面も白く光っている。あれほど居た川遊びの人影も絶えて、ただ、広々と夏の終わりを漂わせていた。
教会のお掃除当番は姉妹と手分けをしてのご奉仕。掃除機を詰まらせてもたもたしていた私の分まで手伝ってくださったので思ったよりも早く終わった。
お掃除が終わったら何気な日々のことなどおしゃべり・・、夫のこと子どものこと食事のこと、そうして彼女はペットのこと・・そんなたわいもないおしゃべりがホッと楽しい。
後は、出来上がった眼鏡を取りに行くと忙しさは終わる。たぶん終わる・・だろう。
しかしどんなに忙しい日々の中にも、そのすべての出来事の中で主を近しく感じ続けているし、みことばは新鮮で魅力的である。そこにはとんでもない発見があり、それはワクワクすることであり、世にはない感動があるから・・。
彼は悪巧みによって欺きをその手で成功させ、心は高ぶり、不意に多くの人を滅ぼし、君の君に向かって立ち上がる。
しかし、人手によらずに、彼は砕かれる。(ダニエル8:25)
ハレルヤ!
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