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石ころ

主が私の手を取ってくださいます(マルコ8章から)



「人々が、盲人を連れて来て、さわってやってくださるようにイエスに願った。」(マルコ8:22)
 このみことばいいなぁ。こんなふうにイエス様の所に連れて行ってあげたい。かって私もこんなふうにイエス様の所に連れて行ってもらった。そして、イエス様に霊の目を開いて頂いた。

 イエス様は彼の手を取って村の外に連れて行かれた。そこはイエス様とふたりの世界。イエス様はつばきを両目につけ、両手を当ててくださった。イエス様のつばきは十字架の血のように彼を洗い清めたのかしら・・。イエス様の両手は力強くて、温かくて、ふれられるととても安心。

「何か見えるか。」と聞かれたとき、彼は落ち着いて「人が見えます。木のようですが、歩いているのが見えます。」ありのままに正確に答えている。イエス様はもう一度両目に両手を当ててくださった。きっとイエス様の息を感じただろうなぁ・・。

「そして、彼が見つめていると、すっかり直り、すべてのものがはっきり見えるようになった。」彼は安心してじっと見つめていることができた。イエス様ははっきり見えるようになるまで待っていてくださる。恐いお医者さんの前にいるように緊張などしなくても良い。イエス様は心にスッと添ってくださるお方だから。

「そこでイエスは、彼を家に帰し、『村にはいって行かないように。』と言われた。」
せっかく村から連れ出してくださったのだから、そして、真理がはっきり見えるようにしてくださったのだから、もう後戻りしてはいけない。イエス様に開いていただいた目は世のものをみるための目ではないのだから。


「世をも、世にあるものをも、愛してはなりません。もしだれでも世を愛しているなら、その人のうちに御父を愛する愛はありません。すべての世にあるもの、すなわち、肉の欲、目の欲、暮らし向きの自慢などは、御父から出たものではなく、この世から出たものだからです。世と世の欲は滅び去ります。しかし、神のみこころを行なう者は、いつまでもながらえます。」(Ⅰヨハネ2:15~17)

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