石ころ

時 (主のストーリー)

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 ホトトギスの鳴き声を聞くことが少なくなった。
数年前には、夜中の大きな鳴き声に起こされて、鳴いて血を吐くホトトギスなんて本当かも・・って、夜鳴く鳥に色々な思いがあった。
今年は夏ウグイスの声もあまり聞かなかった・・。ただ、イソヒヨドリだけが増えている。美しい声で囀るのだけれど、あまり素直には喜べない。何かが変わってしまったから・・。


 昨夜の雨で、今朝はいくらか涼しかった。でも、日差しが強くなるとともに、のしかかるような圧迫感を感じて少し胸が苦しくなる。
こういう時は早く汗を流すことだと、庭に出て草むしりをする。そう、汗を流すと楽になる。造り主が備えてくださった水冷装置は、わずかな風でもヒヤリと肌を冷ましてくれるから・・。

竜のヒゲの青い実がとても美しい。ああ、高砂百合の咲くのが遅れていて、まだつぼみのままだ。本数も少ないなぁ・・。
植物は年ごとに変化する。その変化にはいっぱいお話がつまっているのだろう。私に聞く耳があったら、いろいろ教えてくれるだろうに。いや、お説教かも・・あまり手入れの良くない庭だし・・。
何時も同じじゃないから飽きることはないのだけれど・・。


 手を突っ込んで草をむしっているとトカゲが飛び出してきた。このトカゲさんは顔なじみで数年前から庭に住み着いている。きょとんと見上げている時には平気だけれど、飛び出すのはやめてよ。
いや、驚いたのはトカゲさんの方かも・・ゆっくり葉陰でまどろんでいたのだろうから・・。


ツクツクボウシが、もうすぐ夏休みも終わるよ~ああ、忙しい忙しい・・そんなふうに忙しなく鳴いている。
私の中では、ツクツクボウシと夏休みの終わりがつながっている。居てくれてありがとう。


 メダカさんはとても元気。涼しげな水草の間をみんなでス~イスイと泳いでいる。
新しく生まれた赤ちゃんも2匹いる。それは、幸運にも卵からかえってすぐに見つけて保護したもの。

放っておいたら食べられてしまうらしいから・・、それが証拠に一匹が夏中卵を産んでいるけれど、ちっとも増えてこない。
保護した赤ちゃんメダカもずいぶん大きくなって、元の水槽に戻しても、時々追いかけられながら、素早い泳ぎで身をかわしすっかり馴染んでしまっている。

 
 息子も9月には異動になるという・・。今までは、何だかんだと言いながら17年ほど同じところに居らせて頂いた。
何度目かの親子の自立だなぁ・・。私、最近何かと依存していたし、彼も依存している部分があった。
どうぞ、この小さなメダカのように元気に乗り越えてくれと願っている。

今まで互いに頼り合っていたところに、主が入ってくださることを祈ろう。主が備えてくださるタイミングは何時だってGood!これが最善。

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