石ころ

遊ばせて貰ったよ~




 3月14日に北陸新幹線のグランクラスに乗せて貰った。切符が取れたという知らせを次男から受けて、1ヶ月間私は熱心に歩いて持久力を付けた。行きたかった金沢と東京だったから・・。

金沢では、源泉掛け流し温泉と蟹と甘エビの食べ放題!温泉は最高だった。荒れていた手が一変に奇麗になった。早朝のコーヒーも旨かったよ~
東京ではスカイツリーと、私の希望で浅草を回るはとバスと墨田川船下り。
ホテルは眼下に国会議事堂と首相官邸という最も東京らしいロケーションに驚いた。孫たちとみんなでレストランの食事・・夢のような時間だった。


 此処で、最大の目玉であるグランクラスの感想を飛ばしたのにはわけがある。金沢駅に着くと大混乱といえる人人人・・立錐の余地もない混みようだった。
奇麗な加賀友禅をお召しの娘さん方が並んで、丁度東京から着いた一番列車のお出迎えらしいけれど・・押せ押せでどうなっているのか良くわからない。

三味線の音や、バンザイの声や、「危ないですから立ち止まらないで下さい」絶え間なく叫ぶスピーカーの声・・ああ・・。
茶屋町での茶屋を予約していたけれど、延々並んで切符を買っていては、肝心の新幹線が時間的に危ういとキャンセルをすることになった。

もみくちゃになりながらお土産の発送をすませて、遅々と進まない行列に並んでなんとか乗車券を買って(特急券は持っていたのだが・・)ホームに上がってやっと一息。私はこれでクタクタになってしまったのだ。

だから・・グランクラスのシートにこっぽりと心地よく包まれて、アテンダントさんに出されたお弁当や熱いお茶を頂いてほっこりとしたらウトウトと眠ってしまった・・。
途中、立山連峰の説明に目覚めて真っ白な山並みを見はした・・。また、日本海の広い海岸線も一瞬「わー」と感動して見はしたけれど・・それだけで後はウトウトで東京だった。色々とサービスがあるというのに・・なんとまあ、もったいないうたた寝。
息子に「それが一番良いのだ」と言ってもらって、「そうかも・・」と思うことにしたけれど。


 だから、東京では元気回復してホテル入り、迎えに来てくれた孫達とフロントで会って、一緒に部屋に案内してもらった時、ちょっとしたハプニングがあって「お詫びにどうぞ」とホテル特性のチョコレートをⅢ箱もゲット。孫達を喜ばせた。
レストランでの夕食会で、そのチョコをそっと口に運んだあかりは、みんなに「持ち込みだ~駄目だよ~」ってからかわれていた。

夜のスカイツリーはホワイトデーということで白く輝いていた。展望塔では足元が滑って行くような揺れを感じて、嫁さんにつかまって「揺れる」って一人で騒いだけれど、本当にゆる~く揺れたよ・・。まあ、私は三半規管が弱いからだろうけれど・・。

夜景は多彩な光の洪水だった。嫁さんは「此処は下町だからまだイルミネーションは少ない方よ」と言っていたが・・。
次男は写真に夢中だった。孫たちも上まで上がるのは初めてとのことで、一緒に上がれて嬉しかった。


ホテルまで送って貰って窓の外の夜景に疲れを癒した。バスタブに身を浸したけれど私はこの形は落ち着かない。初めての分厚いバスローブを試しに着てみたけれど、落ち着かないので結局早々に脱いだ。アハハ・・

私が「金沢に行きたい」「東京に行ってみたい」と何気なく言った言葉が、こんな形で実現したことに感動している。
金沢では晴れていると思う間もなく真っ暗になり、雷雨になり夜も激しい雷と風雨にびっくりしたけれど、タクシーの運転手さんの言葉によると良くあることだという。

茶屋には行けなかったけれど、もっとも金沢らしい自然を経験したということ・・。また、駅の混乱も金沢の歴史的な瞬間に立ち会ったわけであった。忘れられない思い出が出来た。
息子たちにありがとう。
良くして下さった主に心から感謝するばかり・・。

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コメント一覧

ムベ

そうなのですね。

いつの間にか、自分がどれほど豊かであるか・・という
主に在る身分に気付いていて、主の豊かさの中にすっかり浸ってしまっている・・。
無意識に・・そんなことが起こっていたのでしょうか。

人から見ればただのみすぼらしい老女でしょうけれど・・
アハハ・・実は違うのです。
もともとキリスト者って、「そういう人」なのでしょう・・。
電気屋
雨の多い日本にあって毎年降雨量日本一
それが石川でもあります。
環境が人に与えてくれるものも決して小さくはありません。
話は変わりますが、息子さんのことば

「それが一番良いのだ」

本当にそう思います。

一番いい場所でうたた寝する、それこそ旅の醍醐味
最も贅沢なこと
それは、平安を頂けたからこそ

イエスの膝元でやすろう
それは、もろい土くれから造られた者でしかないのに
えいえんを頂けているからの
豊か過ぎる様な至福の時なのでしょう。

ムベ
電気屋さんありがとうございます
主は、本当になんの取り柄も無い者に良くしてくださいます。
軽口のように願っただけですのに・・、主のご真実、甘さを心底から味合わせてくださった旅でした。

はい。家に着いて思わず主人の写真に向かって、「本当にありがとう!」って言っていました。

旅館の方もこれが金沢の春だと言っておられました。
何となく金沢とは京都のようなはんなりとした感じ・・と思っていたので驚きも大きかったのです。
日本海側の厳しさをチラッと見たようでした。
電気屋
「金沢行ったら傘忘れるな」

と昔から言われており、また
河北(金沢の北)には雷研究所もある全国でも落雷の多い地方
そこからグルリと時計廻りで花の都まで行かれるなんて
大したモノですね。

「子どもたちは主の賜物、胎の実は報酬である。」

「 孫は老人の冠である」

「それらは、あなたの頭の麗しい冠となり、あなたの首の飾りとなるからである。」

すばらしい、旦那さまの残された宝
神様からのご褒美ですね。
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