石ころ

666(黙示録13章)

 

また、私は見た。もう一匹の獣が地から上って来た。それには小羊のような二本の角があり、竜のようにものを言った。(11)

 

「小羊のような」ようなとは小羊ではないということ。
神のように話すのではなく、神のことばを話すことで神が働かれる。みことばをいつも聴いている者には聞き分けることができる。

 

「竜のようにものを言った」とは竜ではないが、竜の言葉を話すそれは、見かけがどうであろうとサタンの傀儡(かいらい)であり、サタンのわざを実行する。

 

この獣は、最初の獣が持っているすべての権威をその獣の前で働かせた。また、地と地に住む人々に、致命的な傷の直った最初の獣を拝ませた。
また、人々の前で、火を天から地に降らせるような大きなしるしを行った。(12~13)

 

獣といわれる反キリストが、世に在る彼らのすべての権威を働かせた時、人々は惹かれて行って支配されることに抵抗しなかった。ここでは、自から引き寄せられて行くようにさえ見える。
サタンのしるしと不思議が人の刹那の心を満足させるのは、それを見ている目が実は盲目だからである。

 

そのさばきというのは、こうである。光が世に来ているのに、人々は光よりもやみを愛した。その行いが悪かったからである。(ヨハネ3:19)

 

光より闇を愛するのは行いが悪いことに根差している。その行いとは、神に反抗する闇を愛して心の中で育てていることである。神にへりくだることが出来ず光には来ない悪は、霊の盲目にはキラキラと輝くように見える闇の中に居るのだ。

 

また、あの獣の前で行うことを許されたしるしをもって地上に住む人々を惑わし、剣の傷を受けながらもなお生き返ったあの獣の像を造るように、地上に住む人々に命じた。(14)

 

今も、心の闇に惑わしは入って来るが、キリストをもっている者に惑わしが入り込む隙は無い。闇は光に打ち勝つことができないからである。

 

それから、その獣の像に息を吹き込んで、獣の像がもの言うことさえもできるようにし、また、その獣の像を拝まない者をみな殺させた。(15)

 

ダニエルたちが金の像を拝まず、七倍熱くした炉に投げ込まれる時、彼が王の前で切った啖呵は読む度に胸が熱くなる。

 

私たちの仕える神は、火の燃える炉から私たちを救い出すことができます。王よ。神は私たちをあなたの手から救い出します。
しかし、もしそうでなくても、王よ、ご承知ください。私たちはあなたの神々に仕えず、あなたが立てた金の像を拝むこともしません。」(ダニエル3:17~18)

 

「もしそうでなくても」こそが神への捧げものである。このような捧げもののチャンスが与えられるのは、本当に選びによる祝福をたまわった故なのだ。


すべての艱難の中で、キリスト者を守るものは神を愛する愛だけである。それは、どれほど愛されているかを知っている者が、救われるということである。

 

また、小さい者にも、大きい者にも、富んでいる者にも、貧しい者にも、自由人にも、奴隷にも、すべての人々にその右の手かその額かに、刻印を受けさせた。
また、その刻印、すなわち、あの獣の名、またはその名の数字を持っている者以外は、だれも、買うことも、売ることもできないようにした。(16~17)

 

神はこの世に使命を持っている者に、どんな時代だってマナをもって養ってくださる。このことを知っている者は朝に降るマナを待つことができるが、その経験の無い者は、世に倣ってマナを集める手に滅びの刻印を押してしまうことになる。

 

限りある命を何に用いるのか、どのように生きるかを、意識して選択できるようになってからの命は、長くても80年そこそこであろう。
しかもその人生は、生きているのか死んでいるのかわからないほど、自分の意思をもって生きる間はほとんど無く、ただ命をつなぐための遣り繰りに、時をすり減らされて行くのである。

 

神さまに母の胎で造られた命を、神の愛を無視してこの世で浪費させ、永遠の滅びに引き込むものこそ、666で現わされた神に逆らうものの正体である。
神にたまわるいのちは、信じた瞬間から始まる永遠の祝福であり、それを計算することこそ知恵である。

 

ここに知恵がある。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。その数字は人間をさしているからである。その数字は六百六十六である。(18)


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