キリスト・イエスのしもべであるパウロとテモテから、ピリピにいるキリスト・イエスにあるすべての聖徒たち、また監督と執事たちへ。
どうか、私たちの父なる神と主イエス・キリストから、恵みと平安があなたがたの上にありますように。
私は、あなたがたのことを思うごとに私の神に感謝し、(1~3)
はっきりと「私の神」と、何のわだかまりもなく告白できることは大きな恵みである。パウロは神との個人的な関係をもって、ピりピの教会を喜び感謝している。
信仰者の一人ひとりに、「私の神」の関係をたまわっているのは、なんと!天地創造の神なのである。
あなたがたすべてのために祈るごとに、いつも喜びをもって祈り、
あなたがたが、最初の日から今日まで、福音を広めることにあずかって来たことを感謝しています。
あなたがたのうちに良い働きを始められた方は、キリスト・イエスの日が来るまでにそれを完成させてくださることを私は堅く信じているのです。(4~6)
パウロにとって、ピりピの教会を思うたびに喜びに満たされるとは、なんと素晴らしいことであろう。
しかし、パウロが「私の神」とはいっても、「私の教会」とも「私たちの教会」とも言わないのは、教会の頭はキリストであり、キリストの働きに拠る、キリストのものだからである。
「どうぞ、すべてのキリストの教会が、御名の栄光を現すために、キリストのご支配のもとに守られますように。
喜びと感謝をもたらせる福音を、キリストの御力によって働く者に、救いの喜びを味合わせてくださいますように。」