石ころ

ヨブの妻

05dbc7dbfb9e8d8070abcfb97203cd3c.jpg


「それでもなお、あなたは自分の誠実を堅く保つのですか。神をのろって死になさい。」(ヨブ記2:9)

ヨブが子供から全財産まで、すべてを理不尽とも思える禍いで無くしたとき、妻はヨブの信仰に苛立って彼を責めた。こういうとき普通は神様に対して苛立つと思うのだけれど、身近な者を責めてしまうのは、彼女も混乱しているからだと思う。

夫婦って、時には誰よりも意地悪になり、まるで敵のように冷酷な言葉を使ってしまうことがある、それはあまりにも近くて、冷静に客観的に事態をとらえることが出来ずに、取り乱してしまうからだけれど・・。

その時ヨブは、言葉穏やかに妻を治めて彼女の不信仰を覆っている。このヨブはすごい!
「貴女らしくもない・・まるで愚かな女のようなことを・・」って感じで説得している。この後半の言葉がすばらしいので、前半の言葉は見落としがちなのだけれど、このヨブの態度からはとても教わることが多いと思った。


「あなたは愚かな女が言うようなことを言っている。私たちは幸いを神から受けるのだから、わざわいをも受けなければならないではないか。」(ヨブ記2:10)


 後にヨブには祝福の子供たちが生まれるのだけれど、聖書には離婚や再婚のことは書かれていないのだから、それは彼女から生まれたと取るのが自然だと思う。
ヨブが友の赦しを祈るとき、神さまはそのとりなしを受け入れて赦されたように、彼女もヨブのとりなしによって、息子七人、娘三人の祝福に与ったのだ。それもとびきりの美しい娘!


家族の中で、先に神さまを知るものの言葉はなんと重いことか・・。
でも、主を愛するが故に家族の不信仰を責めてしまったり、絶望してしまう時がある。
しかし主はヨブの揺れ動く信仰を見ても、なを忍耐を持って交わり、みことばをもって信仰の深みへと導いてくださるお方。

だから私たちは家族に対しても友人に対しても、穏やかに主にとりなす祈りのうちに安らいで居ればよいのだと、ヨブの妻のネガティブなひとことを通しても教わることが出来た。
当たり前のことだけれど聖書って深い!


わたしは、あなたに天の御国のかぎを上げます。何でもあなたが地上でつなぐなら、それは天においてもつながれており、あなたが地上で解くなら、それは天においても解かれています。」(マタイ16:19)

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事