石ころ

初めの祈り(詩篇127篇)

 

 10日以上テレビやネットから隔絶されていたけれど、それはあっという間だった。テレビはもうどうでも良いとも思えて来た。退屈する間が無いほど今日すべきことが目の前に現れるから・・。

早速に生えて来た庭の草を引いていると、初めて出会う子供たちが元気に挨拶をして登校して行った。私は挨拶を返しつつ嬉しくなった。何処にいても変わることの無い子供たちの元気は老人に希望を与える。

この子供たちに穏やかな日々であれと祈るのは、主義主張にはよらない無条件の願い。それは「絶えず祈りなさい」という祈りの一つとなる。

 

 主が家を建てるのでなければ建てる者の働きはむなしい。主が町を守るのでなければ守る者の見張りはむなしい。(1)

 

吉野でそうであったように、主が愛される人々のために、この地でキリストの福音に出会う方が起こされるようにと祈る。それは一方的な神の憐みによって救われた者の務めとして、主はご自分の愛する者のために、私たちを此処に置かれたと思っているから。

 

祈りの結果を見張ることをしないのは、創造主なる神が御子を与えるほどの犠牲を持って、人に自由を与えられたからである。

私たちが未熟で躓きを与えるような者であっても、自分自身を見て恐れ退く必要がないのは、神は私たちよりも賢く、すべての必要を備えて執り成してくださるからである。救われるのは神なのだ。

 

あなたがたが早く起き遅く休み労苦の糧を食べたとしてもそれはむなしい。実に主は愛する者に眠りを与えてくださる。(2)

 

休日以外の息子は非常に早起きである。私は少し無理をしていたが、昨夜は風邪気味で寝てしまい、今朝ゆっくり寝て起きて行くと私のお茶を入れてくれてあった。久しぶりにぐっすり眠ることが出来た。

引っ越しの前から流石にあまり眠れなくなっていた。それでも何ごともなく動くことは出来たことは感謝であった。人生には良ことによっても、悪いことによっても眠れない時がある。

そのような時も永遠のいのちをたまわっている者は、命のことで思い煩わなくて良いことは感謝である。
生きていても死んでも、愛する主と共に在ることには変りなく、心配すべきいのちの必要はすでに備えてくださっている。

 

しんどさや痛みがあるときは、働きのために「主よ。癒やしてください。健やかでいることができるよう守ってください。」と祈ると、それらから解放してくださる。
うちなるキリストの平安に在って、体は疲れていても霊と魂はキリストに安らいでおり、すべては主とのお交わりの材料となって、そこには霊、魂、体の癒やしがある。

 

「絶えず祈りなさい」とは、「すべてのことを感謝」するためであり、すべてのことを絶えず主に話し続ける。問題や課題は祝福の中にも日ごとに現れるのは、世に生きるとはそういうものだから。

神の祝福は時に重く魂への試みも一緒に来る。弱さと無力のうちに低く低くされ伏して主に留まり、御愛に信頼して耐えるうちに腹が据わり、骨は強められて備えられて行くように思う。

 

見よ子どもたちは主の賜物胎の実は報酬。
若いときの子どもたちは実に勇士の手にある矢のようだ。
幸いなことよ矢筒をその矢で満たしている人は。彼らは門で敵と論じるとき恥を見ることがない。(3~5)

 

子どもをたまわるのは一方的な主の恵みである。何の資格もない者に主が命を託してくださった。
主からたまわったものはすべて主は覚えていて下さり、良い計画を持っていてくださる。神はご自分により頼み続ける子らを祝福して、恥をかかせなさらない。

 

信頼するみことばにより頼み従順しつつ、主の助けの中で子らと共に成長するのである。神の祝福のご計画を共に経験する中で、親である喜びを味合わせて頂くことは本当に感謝である。

 

 近年は子供に恵まれない夫婦も多い。それは神の良い御計画をたまわらなかったのではなく、それもまた主のご計画によることであろう。


成長のための試練も、良き方である神は一人ひとりに最善を持っておられ、誰一人として同じ人間を造られることはなく、すべての人の役割も、幸せの形も、それぞれに相応しく細やかに備えて、「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」と言われる命である。

 

イエス・キリストの救いを知らせる教会の教師と信徒の間にも、神の家族として聖霊によるみことばの養育を受け共に成長して行く関係があり、主の良き計画よって育てられた子どもたちは、教師の喜びとなり神への感謝となる。
その教会は敵に対して、主に信頼する一人ひとりの信仰によってキリストを誇り、神の栄光を世に現わして行くのである。


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