石ころ

怒らない



 先日の検査結果を聞くために、今朝早くに出かけた。
医師は開口一番「これ見てください。ここにまた一つできました。」それは、なんだかとても得意げに聞こえた・・。しかし話がすり替えられているように思えて、「肝臓の方はどうなのですか」と質問した。

結論は、肝臓の5ミリの腫瘍は縮小していた。
私はそれで消化器の方は卒業ではないかと思うのだけれど、彼は検査の手を放したくないらしい。
「来週エコーを取ります」と言われた。「急ぎもしない検査に、普通に年末に言うか・・」と自分を抑えるのに苦労した。結局「では、来年初めに・・」という約束を一方的に取り付けられた。

「ここにできた」と言う物は、その後に受診した血液内科のお話で、「悪いものなら、そんなに出たり消えたりはしません。血管の腫れではないか・・」とのことだった。以前にもそのような説明を受けていたので、私は初めから落ち着いていたのだけれど・・。
しかし、様子を見るためにということでまた検査は続くのだ。


 診察室から出ると、怒りが口をついて溢れそうになる。主人にぶつぶつ言ってしまった。
・・そんな時、みことばが静かに心から流れて来た。

「あなたの右の頬を打つような者には、左の頬も向けなさい。
あなたに一ミリオン行けと強いるような者とは、いっしょに二ミリオン行きなさい。」

ああ、主は手向かうなと言われた。腹を立てるなと言われた・・。どのような事実の中にも、必ず主の意志が働いていることを私は知って居るではないか。

「元気なのに・・なんで病院通いをして、体を壊すような検査を繰り返す必要があるのか・・」なんて怒っているけれど、病んで通うのなら良いのかということになる。もう怒るのは止めよう。事実、主は完全に守っていてくださる。それは感謝に溢れることなのだから・・。

すっきりと片が付かないということの中にあるのは、主の深謀遠慮なのだと思った。主を恐れるなら私はもう黙らなければ・・これは私自身のためかも知れない。
究極の理不尽を経験してくださったイエス様を思い出した。主が知っていてくださるのだ。


 帰り道、主人と私の冬用の履き物を買おうとお店に入ると、老婦人が、黒を選んだ私に「玄関にあるとき、赤の方が明るくて良いですよ。」って勧めてくださったので、「そうかもしれない」って素直に赤にした。確かにちょっと心が華やいだ。

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