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石ころ

あなたが白髪になっても

 孫の1歳のお誕生日をうっかり忘れていた。いや、実は数日前までは確かに覚えていて、何をプレゼントしようかと考えていたのだけど、瞬間忘れてしまって、今日ハッとして去年の日記を出してきて10月を見ると、6日の欄に大きな字で「おめでとう!女児誕生!!」と書いてあり、残念でしたと過ぎてしまっていた。

5日にさつま芋を送ったばかりなのに、せめて「おめでとう」の一言でも書きおくりたかった・・・。なぜ忘れたのか、それはたぶんテレビが地上デジタルに変わることで、ケーブルテレビの調査を受け、契約をしなければならないことがあったから。

しかも、その日さえも忘れていて、何かの拍子にふっと思い出して間にはあったけれど内心はうろたえていた。そうなったのも、隣組のあれこれの仕事でいっぱいいっぱいだったから・・・などと呆けの原因を遡ればきりがない。

 まったく最近、何かひとつのことに気持ちが奪われると、大切なことをコロッと忘れてしまう。一瞬思い出しはするけれど、またすぐに頭のどこかに記憶が彷徨い出してしまう。今度見つけたときには時を逃してしまっている、本当にそんな自分が恐い。

 今日ケーブルテレビの人たちが来られて、沢山の書類に記入したり捺印したり、契約の内容について説明を受けたり、疑問に対して説明を聞いたり、一部名義の変更もあって、間違えて書いてしまっては書き直し、今度は間違えまいとしてやっぱり間違えたり・・・。もっと年を取るとどうなるのだろうと不安になってしまう。

 誰に対してよりも自分に忍耐が必要になる。出来ると思っていたことが急に出来なくなっていることを知らされたり、「やった!」と喜んでいると、もっと大切なことが抜け落ちていたり。頼りないことこの上ない。それでも主はこう約束される。いよいよ、このみことばの主に身を避けるばかり・・・。主に見張って頂こう。主に取りなして頂こう。そして、人には感謝をして行こう。

「あなたがたが年をとっても、
わたしは同じようにする。
あなたがたがしらがになっても、
わたしは背負う。
わたしはそうしてきたのだ。
なお、わたしは運ぼう。
わたしは背負って、救い出そう。」(イザヤ46:4)

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コメント一覧

石ころ
目の前に広がる美しい風景
笑美子さん。ありがとうございます。
かなり以前にこの詩を読んだ覚えがありますが、
今とは、受け取り方がずいぶん違うことに驚いています。

以前には、なるほど・・と言う感じでしたが、今はとてもリアルな言葉です。
これから行くべき道が目の前に広がったようです。
お励ましを感謝いたします。



笑美子
あるドイツの詩
時々、拝見しておりましたが、今日は初めて投稿
させて頂きます。私の集う集会で婦人の間で読まれている、あるドイツ人の詩をご紹介したくなりました。
もし、ご存知ならごめんなさい。

     最上のわざ
 この世の最上のわざは何か。
 楽しい心で年を取り、働きたいけれども休み、
 しゃべりたいけれども黙り、
 失望しそうなときに希望をもち、
 従順に、平静に、おのれの十字架をになう。
 若者が元気いっぱいで人生を歩むのを見てもねたま
 ず、
 人のために働くよりも、謙虚に人の世話になり、
 弱って、もはや人のために役立たずとも、
 親切で、柔和である事。
 老いの重荷は神の賜物。古びた心に、これで最後の
 磨きをかける。
 まことふるさと(天国)へ行くために。
 おのれをこの世につなぐ鎖を少しずつはずしていく
 のは、まことにえらい仕事。
 こうして何も出来なくなれば、それを謙虚に受け入
 れるのだ。
 神は最後に一番良い仕事を残してくださる。
 それは祈りだ。
 手はもう何もできない。
 けれども最後まで祈ることはできる。
 愛するすべての人のうえに、神の恵みを求めるため
 すべてを終えたら、臨終の声を聞くだろう。
 「来なさい。我が友よ。われ汝を見捨てじ」と。

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