眠れなくて・・そっと窓を開けて空を見る。むら雲に月は覆われて・・にじむような月明かり、満月なのになぁ・・。
「大丈夫?」って言われたとき、「何もしていないから・・」って何時もいつも答えて、自分でもそう思い込もうとしていた・・。
今日は医大での診察日、2週間の抗がん剤投与を済ませて、明日より2週間のお休み。
主人はそれを期待していたから、その言葉を受けて元気を回復した。
肝臓の数値が悪くなるなど気がかりなこともある。ろくに食べられなかったし・・弱っていることは事実だから色々出てくる。
診察後「食事をして帰ろう」と言った主人は、食堂では「おいしい」を連発して食べる。量は少ないけれど、私はその言葉がほんとうに嬉しかった。
しかし、夕食に薄切り肉をサッと焼いて大根下ろしとゆずぽんを掛けて出した所、ほとんど手をつけてくれなかった・・。
落胆で捨てる手がつい荒っぽくなってしまった。主人にもどうしようもないことはよくよくわかっているだけに、なんともやりきれなかったのだ。
病院の食堂でたいして美味しくもなかったものを「美味しい」といったのは何なんだって心の奥に愚痴があふれる。
朝早くに起きて準備したものも全滅だった。
それには主人の緊張が感じられ、私の「食べてほしい」という気持ちが圧迫となっているのかな・・。夫婦って何も言わなくても感じてしまうという不自由さがあるから・・。
水茄子を見て「美味しそうだ」と言っても一口だけだった。
今日は、地域のかかりつけ医の所へ付いて行って、今までの報告をして点滴をしてもらう。これからは、肝臓のための点滴に隔日に通うことになる。
明日は医大で、点滴による抗がん治療だから朝早くに出掛けることになる。
家でいつものように生活することができるのは幸せなことだけれど、それはそれで本当に知恵がいると思った。良いリズムが出来上がってほしい。
プロはいつでも自分にできるかぎりのものを提供する。その結果が完食であっても、手をつけてもらえなくても、そのことに一喜一憂することはないだろう。
一々喜んだり悲しんだりするよりも、常に最善を尽くすことが仕事だから、ドラマででもなければ感情なんか持ち込まないだろう。
私もそのように切り替えることができたら、主人も気が楽なるのかもしれない。
主よ。まことに、あなたは正しい者を祝福し、大盾で囲むように愛で彼を囲まれます。(詩編5:12)
正しい者とはイエス様以外にない。
イエス様のあがないによって正しいとされた私たちを、主は、大盾で囲むようにして、愛で囲んでくださっている。
私がどのように感じる時であっても、私の目が閉じていて映らないとしても、主の愛に囲まれているという事実が此処に書いてある。
ハレルヤ!!
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