石ころ

この人は何者か(ヨハネ7章)




そこでイエスは彼らに言われた。「わたしの時はまだ来ていません。しかし、あなたがたの時はいつでも来ているのです。」(ヨハネ7:6)
これは、イエスを信じる者が後になってから受ける御霊のことを言われたのである。イエスはまだ栄光を受けておられなかったので、御霊はまだ注がれていなかったからである。(ヨハネ7:39)


イエスさまの栄光は、十字架で死んで墓に葬られ、三日目によみがえり、父の御許に帰られ聖霊が与えられる栄光である。キリスト者のうちにイエスさまが来てくださるから、聖霊はキリスト者のうちにも住まわれるのである。
しかし、「あなた方の時」である滅びは、いつでも生まれながらの運命の中にあるのだ。

そして群衆の間には、イエスについて、いろいろとひそひそ話がされていた。「良い人だ」と言う者もあり、「違う。群衆を惑わしているのだ」と言う者もいた。
しかし、ユダヤ人たちを恐れたため、イエスについて公然と語る者はひとりもいなかった。(ヨハネ7:12~13)

群衆のうちの多くの者がイエスを信じて言った。「キリストが来られても、この方がしているよりも多くのしるしを行われるだろうか。」
パリサイ人は、群衆がイエスについてこのようなことをひそひそと話しているのを耳にした。(ヨハネ7:31~32)


人を恐れるなら「イエス・キリスト」の名をはっきりと語る事はできない。主に聴いた言葉をそのまま伝える事もができない。そうして人を恐れ「十字架につけろ」とも言うようになる。
イエスさまを、人が与えた資格によって人に語ることは安全であろうが、何の資格も無く無学な者が語ることは、恐れが付き纏うことでもある。

ユダヤ人たちは驚いて言った。「この人は正規に学んだことがないのに、どうして学問があるのか。」
そこでイエスは彼らに答えて言われた。「わたしの教えは、わたしのものではなく、わたしを遣わした方のものです。
だれでも神のみこころを行おうと願うなら、その人には、この教えが神から出たものか、わたしが自分から語っているのかがわかります。(ヨハネ7:15~17)


神は霊だから霊の事は霊に拠って知る。しかし霊のことは人の学問ではなく、音声のデーターに残るものでもなく、ただ、霊によって知るものだから全く主に信頼してのことである。
主は「恐れるな」と命じられる。どうして聴いた言葉を黙って居られようか・・、神のキリストが十字架にかかってたまわった言葉であり、多くの人の永遠のいのちが掛かっている。

確かなことは、主は求める者に良いものをたまわる主である。語る言葉の正確さや巧みさにはよらず「みこころを行おうと願う」者に働く、聖霊に拠り頼んでのことである。

あなたがたは、悪い者ではあっても、自分の子どもには良い物を与えることを知っているのです。とすれば、なおのこと、天におられるあなたがたの父が、どうして、求める者たちに良いものを下さらないことがありましょう。(マタイ7:11)


自分から語る者は、自分の栄光を求めます。しかし自分を遣わした方の栄光を求める者は真実であり、その人には不正がありません。(ヨハネ7:18)

遣わした方の栄光を求めて語る時は、自分のすべてを主の元に置いている。だから人から謗(そし)られても、訴えられても、また認められても・・直接には届かない。それらの言葉は主の元に届いている。現住所は天に在るのだから。

群衆は答えた。「あなたは悪霊につかれています。だれがあなたを殺そうとしているのですか。」(ヨハネ7:20)
彼らは言った。「私たちは不品行によって生まれた者ではありません。私たちにはひとりの父、神があります。」(ヨハネ8:41)


イエスさまを悪霊憑きと言い、ベルゼブルと言い、出自を嘲るほどであるなら、弟子に何が起ころうと驚く事ではない。光栄なことなのである。

私たちはこの人がどこから来たのか知っている。しかし、キリストが来られるとき、それが、どこからか知っている者はだれもいないのだ。(ヨハネ7:27)


人は自分の器で量って「知っている」と言う。

わたしが父におり、父がわたしにおられるとわたしが言うのを信じなさい。さもなければ、わざによって信じなさい。(ヨハネ14:11)


少しの素直さがあれば少し自分を脇に置けば、神のわざを認めることができてキリストを真に知る事ができるのに・・。

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