石ころ

里帰り



 孫の成長は、しょっちゅう動画を送って貰ってよく知っているはずだけれど、やはり側でみないと感じられないものなんだ・・。
側に座って声を聞き、頭を撫でたり触れたり、体温を感じることで喜びが倍増する。ごく普通のやりとりや、お手伝いの仕方にもよく考えているんだなぁ・・と成長を見たり、鋭い言葉が返ってきて、何処か自分に似ているかも・・なんてドキッとしたり・・。

さくらはお琴やピアノの習い事を「楽しい!」と言う。合唱の朝練にも精出しているとか・・。「夏休みの宿題は大丈夫?」と聞くと「もう、全部終わったよ。」というが、嫁さんに「まだ、やっかいなのが残って居るでしょ」って言われていた。あの、自由課題。


 末のあかりはおしゃまで優しい華のある子。おいちゃんの手に何気に触れていたり、「おいちゃんだいすき」なんてお手紙を書いて渡したり・・。
初ラブレターだとはやされていたけれど、おいちゃんは実に丁寧に「ありがとう」と頭を下げて頂いて居た。あはは・・。
彼女は優しいけれど、時に言葉に鋭さがあるのはそれも女の特徴かも・・。私は男の子しか育てていないので、女の子の成長には興味津々で楽しい。


 最後の夜は、ささやかだけれどおじいちゃんの快気祝い。みんなでカンパ~ィをして、赤飯やステーキなどでお祝いをする。焼き肉を計画していたけれど、あまりに暑くてとてもそんな気になれなかった・・。

「こうして、みんなと食事が出来るのはありがたいなぁ・・嬉しいなぁ・・」って、主人はほろりとしていた。
イエスさまありがとうございます。


孫の花火を見に表に出たら半月がぽかりと浮かんでいた。なぜか心に残って、しばらく花火よりも空を見上げていた・・。

嫁さんともいっぱいおしゃべり・・楽しかった。息子の車で買い物に行ったときはあまり話は弾まなかったのに、嫁さんとはいくらでも話すことがあるのは不思議なことだ。
こんなに不安定な世の中に生きているのに、彼女はいつも安心を与えようとしてくれる。「大丈夫だよ。おかあちゃん」って・・。


夫婦して元気に孫を満喫した夏。
記念撮影の後で、小さな手を振り振り車は日常へと戻って行った。
少し片付けも終わった昨夜、久しぶりの夕立に濡れた路面に涼風が吹き渡り、コオロギがリリリリ・・と小さく秋を呼んでいた。

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