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石ころ

ばかばかしい夫婦で40年

 一昨日つまらないことで主人と喧嘩をした。あまりにもつまらないことだったので、きっかけは忘れたけれど、「わかっとる!お前は先々言うな!」と怒鳴られた。
「すみません」とは言ったけれど、つい先日も何だったかで怒鳴られたので、一言「あんたは怒鳴られたことがないやろう」と口答えをした。

その言葉に主人はちょっと動揺したみたいだったので、「気づいてくれたかな・・」と思いつつも、なかなか私の腹の虫は治まらなかった。
怒鳴ることは許せない。脅されるのも嫌。たぶんは主人はとっさに言葉が出てこなくて、怒鳴るのだろうけれどあまり軽く考えてもらっては困る。私の心に次々と言いたいことがあふれてくる。

でも、でも、またしてもみことばが次から次ぎへと心にあふれてくる。葛藤の中で「主よ、助けてください。わかっているのですけれど、そのことが私にはできないのです。」と心で叫びつつ・・。主人には不機嫌に黙ってしまうことしかできない。

 今朝、起き抜けについうっかりとしゃべってしまった時、主人はすかさず、昨日受け取った仕事賃の中から一万円を差し出して「誕生日やろう、なんか買え」とテーブルに置いた。そして、「これ残りや」と全部差し出したので、どうせ全部私のものじゃないかとおかしくなって笑ってしまった。これで笑ったら完全に買収されたようなものだと思いつつも、慰謝料ももらったので喧嘩は終わり。
だいたい誕生日と言うけれど、いつもの事ながらむちゃくちゃアバウト。まあ、私もおおざっぱな性格なので、だいたい覚えてくれているだけでも良いや・・と諦めてはいるけれど。

 
 雪混じりの曇天が続いていて、すっきりと乾かない洗濯物がたまったので、今日は主人の車に積んでコインランドリーに行きカラッと乾かしてきた。これでタンスにしまえる。
夕食の時、「ほんまに便利な世の中になったもんやなぁ。ちょこっと行って乾かしてくることができるんやなぁ・・」感心している主人に、
「この間洗濯機を買うとき、乾燥機付きのものにしたらと勧められたよ。私はもったいないと断ったけれど、それだったら汚れ物を入れたら乾いて出てくるよ。」「へぇ・・そうか」
「もっとも、そんなのを買うときは気を付けて性格の良いの物を買わないといけないけれどね。」「俺らにはそれはわからんなぁ」「性格の悪いものだったら、洗わないで2、3回まわしただけで『洗った』と言うかも知れん。『まだ、汚れが落ちてない』と言ったら、『汚れるまでに洗え』って言われるかもしれんし・・」「金槌で叩きのめすことになりそうや」「どっちにしても、こちらの負けや」二人でアハハ・・まったく自分でもバカバカしい夫婦だと思う。こんなふうにして40年。

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