歌集「春雷」

生きることはイッヒ・ロマン(Ich-Roman)....
   

beau-fr^ere…

2015-03-22 16:03:09 | Ich-Roman
ブラウスのうへより弄(まさぐ)る手のどこか熱くかなしきおとうとの空
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

vineux…

2015-03-20 11:31:26 | Ich-Roman
冬の日に差されて白き胸ひらく花一輪を満たす葡萄酒
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

aviation…

2015-03-15 21:51:09 | Ich-Roman
花色の褪めざることも母に似る祝婚の日より不倫のつばさ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

l^a-bas…

2015-03-11 15:44:19 | Ich-Roman
見つめられつつ燃えてゐる緋の色のみづみづしとよ昼の日の花
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

cuisse…

2015-03-08 21:22:39 | Ich-Roman
湯にひたす腿まだ若し傲(おご)るごと欲望はふいに眼前に湧く
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

fantasme…

2015-03-04 22:16:38 | Ich-Roman
まさびしきをんなといふな眼裏(まなうら)にしばらくきみの影おく朝(あした)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

sieste…

2015-03-03 02:38:08 | Ich-Roman
花明かり掠められたるきみのかげ別離の理由(わけ)のいつまで痛し
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする