あすなろ和尚のひとりごと

MacintoshとMINIをこよなく愛し、我が家の怪獣君たちとの戦いの日々。

レッドソックス2連勝

2008年10月04日 21時00分53秒 | メジャーリーグ
ヤフースポーツより抜粋記事

【アナハイム3日=Jeff Goldberg】今季の典型だった松坂大輔の先発登板は、10月のレッドソックス対エンゼルスの対戦では定番となった感のあるレッドソックスの勝利に終わった。

 松坂は立ち上がりから降板する5回まで何度もピンチに見舞われたものの、レギュラーシーズンで18勝を挙げたときと同様に、ダメージを最小限にとどめ、チームが7-5で勝つのに十分な働きをした。これでレッドソックスはプレーオフでの対エンゼルス戦に1986年から数えて11連勝。これはメジャー記録となり、6日のフェンウェイ・パークでの第3戦では、わき腹痛から復帰するエース右腕ジョシュ・ベケットの出来次第で勝ち抜けが決まるところまできた。

 頻繁に走者を出す松坂の投球は、レギュラーシーズン同様にいらいらさせるものだった。松坂は2回を除いて毎回出塁を許し、5イニングで108球を費やしたが、その割にスコアボードに刻まれた失点は少なかった。

「言うなれば、最高の綱渡りだ」と、松坂の投球を評したのはテリー・フランコナ監督。「4回と5回だけで61球も投げたし、いろいろあった。でも試合前に、彼はあきらめないだろうと言ったとおりだ。なんとか自分のピッチングを模索しようとした2イニングだったが、あれがダイスケのやりかたなんだ」

 松坂は昨季の地区シリーズでも、エンゼルスを相手に似たような経験をしている。地元フェンウェイ・パークでの第2戦で、松坂は7安打を浴びて3点を失い、4回2/3で降板を告げられた。その試合はマニー・ラミレス(現ドジャース)の3ランでレッドソックスが勝ったが、この日もシーズン終盤に背筋痛に悩まされたJ.D.ドルーが、同点の9回にメジャー新記録のシーズン62セーブを稼いだメジャー屈指の守護神、エンゼルスのフランシスコ・ロドリゲスから勝ち越し2ランを放った。

 松坂は「自分たちが劇的な勝利を挙げるところまで去年と似ている」と言い、「自分のピッチングは良くなかったが、チームにとっては大きな勝利だ」とシリーズ突破に王手をかける連勝を喜んだ。

 エンゼルスは、松坂が今季つけられた3つの黒星のひとつを喫した相手であり、7月の対戦では6回途中6失点と打ち込まれた。だがこの日の松坂はプレーボールからの28球のうち22球がストライクと、前回とは違う投手のようだった。

「エンゼルスは昨季もそうだったように粘り強く来ると思っていた」という松坂は、「自分のゲームプランは、どんどん追い込んで積極的に投げることだった。あそこまでボールを見てくるとは思わなかったが、もし彼らの中軸を少しでも抑えられていたら、もう少しはゲームを優位に運べたはず」と作戦を明かす。

 エンゼルスの中軸――3番マーク・テシェイラ、4番ウラジーミル・ゲレロ、5番トリー・ハンターの3人は計7打数6安打、2四球と松坂をほぼ完ぺきに攻略。しかし残りの打者たちが16打数2安打、1四球と封じられたため、ゲレロらの奮闘はエンゼルスが初回に失った4点を松坂から取り戻すには不十分な結果となった。

 結局、松坂は5-1とリードが広がった直後の4回に先頭のフアン・リベラをストレートの四球で歩かせたのが響き、チョーン・フィギンズに適時打を浴びて2失点目。5回にはテシェイラ、ゲレロへの連続四球のあと、ハンターにタイムリーを許した。ブルペンではマニー・デルカーメンが準備を始める。だが松坂はここで踏ん張り、後続の打者3人を打ち取ってリードを守った。

 エンゼルスのマイク・ソーシア監督は「(松坂に)追い込まれたら、バッターにチャンスはなくなる。いいピッチングをされたよ」とコメント。「マツザカはゲームのポイントで球数を多くしていたが、それが必要な場面でいいボールを投げて切り抜けていた」と要所を締めた松坂を褒めていた。

 松坂勝ち投手にはなれなかったが、エンゼルスに今日も勝ち2連勝、これで王手だ。
松坂粘りの投球でよく頑張ったと思う、普通なら崩れてしまうが今年の松坂はここが違う、流石です、伊達に18勝3敗したわけではない。