グダグダ cobamix

グダグダと書いています

さようなら、カシオペア… 変わりゆく ?寝台列車の旅?の姿

2016年05月31日 21時46分58秒 | のりもの

さようなら、カシオペア… 変わりゆく ?寝台列車の旅?の姿

さようなら、カシオペア… 変わりゆく ?寝台列車の旅?の姿

さようなら、カシオペア

(エディトゥール)

去る3月19日、寝台特急「カシオペア」の姿が消えた。
これが客車方式の寝台特急の終焉を
意味すると思うと、一抹の寂しさを感じてしまう。
旅情をかき立てる、あの姿に想いを馳せて……

北へと旅立つ期待感を胸に
皆が待ちわび、旅を楽しんでいた




 


目的地に到着するまでの?道のり?は旅の醍醐味のひとつだ。その時間をどう過ごすか? 車窓に流れゆく風景は? などを想像するだけで、旅への期待が高まってくる。とはいえ、どこに行くにも便利でスピーディな現代。旅情に重きを置くとなると、単なる移動では心満たされない。



 


旅情を満たすには寝台列車が適している。だが北海道新幹線の設備切替に伴って、豪華寝台列車「カシオペア」、夜行急行「はまなす」が廃止。残る定期運行の寝台列車は「サンライズ出雲・瀬戸」(東京〜出雲市・高松間)のみとなった。不定期夜行快速列車として「ムーンライトながら」「ムーンライト信州」があるものの(予定)、旅のありようは大きく変わる。はたして夜中に長距離を走破するスタイルは衰退してしまうのか。

今後は団体臨時列車として新たな道を歩む「カシオペア」。来春には豪華クルーズトレイン「トランスイート四季島」が上野から走り出す。今、私たちができる応接は、列車に乗り旅に出ることだ。




〜鉄道写真家の追想〜

夜明け前が印象的な、ある舞台の終演




満天の星空が広がる東の空が、漆黒から濃いブルーに色合いが変化する未明の時間。やがて地平線にオレンジ色が広がり始めるのを見計らうかのように、ヘッドライトを輝かせて「カシオペア」がやってきた。

時計は午前4時を回ったところ。カシオペアの乗客たちはまだ眠っているのだろうか。それとも、僕と同じ空を眺めているのだろうか。夕刻から夜通し走る夜汽車の旅のなかで、夜明けの時間が一番好きだった。列車の走る姿を撮る時も、乗車して旅をする時も、夜明けのシーンを楽しみに撮影してきた。

この春、追いかけてきた舞台の一時代が終演した。「クルーズトレイン」という新たな役者たちは、どんな舞台を演じてくれるのだろうか。

文・写真◎米屋こうじ


主をなくした、13番ホーム




カシオペアが入線する15時頃、上野駅の13番ホームは、一種独特の雰囲気──期待と不安、静寂と喧騒が入り混じった長距離旅の情緒が漂っていた。

カシオペアを初めて見た時、精悍なシルバーメタリックの車体に、列車旅の新たな未来を感じた。機関車牽引の客車という形態が葬られようという時代の新型寝台客車である。心躍らずにはいられなかった。

以来、13番ホームの主として日々旅立っていった。カシオペアの廃止は、一般運行する客車方式の寝台特急の消滅と上野駅発の夜行列車の終焉を意味する。連綿と続いてきた鉄道文化の一片がまた過去のものに。

そして主を失ったこのホームが、以前のような情緒で満たされることはもはやないだろう。

文・写真◎金盛正樹
 

 
ついつい写真に魅かれた記事。 
コメント

民進、幻の統一名簿構想=他党に打診も「実現困難」

2016年05月31日 21時41分27秒 | ニュース

民進、幻の統一名簿構想=他党に打診も「実現困難」

 民進党の岡田克也代表が、夏の参院選比例代表を統一名簿で戦う構想を社民、生活両党に伝えたものの、実現困難との判断に傾きつつある。名簿を届け出る政治団体の名称について調整が難航したためで、岡田氏は31日、記者団に「ほとんど検討の余地がないほどハードルが高い」と語った。

 統一名簿構想は、生活の党の小沢一郎代表が提唱し、社民党が賛同。両党は民進党にも参加を呼び掛けていた。岡田氏ら同党執行部は「衆参同日選となった場合の対応が複雑」として消極的だったが、その後、同日選はなくなったと判断。小沢氏らに「統一名簿を考えてみたい」と伝えた。

 具体的には、名簿を届け出る政治団体名に「民進党・市民連合」など「民進」の党名を盛り込むことを条件とした。しかし、総務省に問い合わせたところ、「既存政党と類似している」として認められない可能性が高いことが分かった。小沢氏は「民主国民連合でどうか」と再検討を促したが、岡田氏から前向きな返答はなかったという。

 岡田氏は、野党勢力の拡大に向け統一名簿の有効性は認めたが、「民進」の党名へのこだわりを捨てられなかった格好。社民、生活両党は民進党抜きでも構想実現を目指す構えだ。 


民進党は、党利党略しか考えていないみたいだからねぇ。

そもそも『アベノミクス』は失敗だったって言っているけど、少なくとも民主党政権よりはマシなわけで、旧民主党が偉そうに言うなって思うんだけどなぁ。 

コメント

冷やし中華2016 甘酢だれ…?

2016年05月30日 19時29分53秒 | つれづれに
NHKあさイチの『解決!ゴハン』で紹介されていたというレシピ…を目指して、カミさんが作った晩ごはん。



さっきのかつ丼を食べたあとに寄ったウオロクで、いろいろと買い物をしたみたいだけど、実際に作り始めたら足りないものが多数あったらしく…。

正解の味が分からないし、あっさりとしていて…いいんじゃないの?
コメント

MATSURIYA

2016年05月30日 13時37分49秒 | つれづれに
久しぶりの3連残業が終わり、今日の休みもカミさんとお出かけ。

自分の収入が基準値を超えるため、シングルマザーとなった娘の(児童?)手当てが無くなる、との区役所の決定に納得できず、相談会に行くことにした。

収入面だけでなく、支出面がなぜ考慮されないのか?



相談会の前の腹ごしらえは、期間限定の『三種三枚かつ丼』を今日も。ちなみに大盛りで。



期間限定と言わず、レギュラーメニューに加えて欲しいよ。
コメント

木の電柱

2016年05月30日 09時05分31秒 | つれづれに
近所に一本ある木の電柱。

タッチするのが孫の日課みたくなっているんだけど、だいぶ電柱は痛んでいるような気がする。

…でも、なるべくなら、いつまでも無くならないで欲しいなぁ。

コメント

オバマ米大統領、涙ぐむ被爆者を抱擁=「平和な世界」へ決意―広島の悲劇訴え

2016年05月27日 23時37分02秒 | ニュース

オバマ米大統領、涙ぐむ被爆者を抱擁=「平和な世界」へ決意―広島の悲劇訴え

 1945年に世界で初めて原爆が投下された広島に27日、現職の米大統領として初めてオバマ大統領が訪問した。「閃光(せんこう)と火の壁が街を破壊した。人類が自分たち自身を破壊する手段を持った」。慰霊碑への献花に続く演説で広島で起こった悲劇を訴えたオバマ氏は厳しい表情を崩さなかったが、涙ぐむ被爆者を抱擁し、柔和な表情を浮かべる場面もあった。

 終戦から71年間をかけて築いた日米の友好関係を強調したオバマ大統領。被爆地の広島と長崎から「平和な世界」をつくる決意を新たにした。

 午後5時すぎ、大統領専用ヘリ「マリーン・ワン」で、広島西飛行場に着陸し、歴史的訪問をスタート。濃紺のスーツに青色のネクタイといういでたちで平和記念公園に入ると、まず平和記念資料館(原爆資料館)を訪れた。「私たちは戦争の苦しみを経験した。平和を広め核兵器のない世界を追求する勇気を持とう」と記帳。約10分間の視察中、「平和の象徴」である折り鶴をつくり、同席した小中学生2人に贈った。

 その後、晴天の下、前を見つめ安倍晋三首相と並んでゆっくり歩きながら、原爆死没者慰霊碑へ。地元高校生から受け取った花輪を献花した後、黙とうをささげた。一方、米国内で「謝罪」と受け止められることを避けるためか、続いて献花した安倍首相のように頭を下げることはなかった。

 続く17分間の演説は終始、神妙な面持ち。「空に上るきのこ雲の姿は人間性の中心にある矛盾を想起させる」「愛する人々、子供たちの笑顔、夫婦の触れ合い、親の抱擁。71年前、同じようにこういう大切なひとときがあった。亡くなった人々はわれわれと同じだ」―。

 その後、オバマ氏は、被爆者代表として出席していた日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の坪井直代表委員(91)のもとに歩み寄った。

 「自分は91歳になったが、オバマ大統領が人類の幸せとは何か語るのを見て、心がずいぶん若返った。(2009年に)プラハで語った『核兵器なき世界』の実現に向け一緒に頑張りましょう」。興奮しながらこう話す坪井さんの手を握りながら、耳を傾けたオバマ氏は、時折笑顔を見せ、「ありがとう」と応じた。オバマ氏はこの後、近くに座っていた被爆者の森重昭さん(79)が涙ぐむと背中をさすりながら抱き寄せた。

 最後は慰霊碑から原爆ドームに向かって歩き、岸田文雄外相から説明を聞いた後、こう言い残して平和記念公園を後にした。「平和にとって大切な場所だ」。 


争いのない、平和な世界が訪れますように。 

コメント

携帯電話の新料金「わかりにくい」指摘相次ぐ、総務省会合

2016年05月26日 22時24分40秒 | ニュース

携帯電話の新料金「わかりにくい」指摘相次ぐ、総務省会合

携帯電話の新料金「わかりにくい」指摘相次ぐ、総務省会合

 5月26日、総務省の有識者会議はスマートフォン料金の負担軽減に向けた携帯電話会社の取り組みを確認する会合を開き、大手3社は新料金プランなどをアピールしたが、出席者からは「わかりにくい」との声が聞かれた。スマホを操作する女性、都内で3月撮影(2016年 ロイター/Thomas Peter)

(ロイター)

[東京 26日 ロイター] - 総務省の有識者会議は26日、スマートフォン料金の負担軽減に向けた携帯電話会社の取り組みを確認する会合を開き、NTTドコモ<9437.T>、KDDI(au)<9433.T>、ソフトバンク<9984.T>は新料金プランや2年契約の見直しなど「実績」をアピールしたが、出席者からは「わかりにくい」との声が聞かれた。

総務省は昨年12月、大手3社に対して、スマホ料金の負担軽減や端末販売の適正化に向けた取り組みを要請。これを受けて、3社はデータ通信をあまり利用しない人向けのプランや長期利用者優遇策などを相次いで発表した。

ただ、たとえば2年ごとの契約更新期間以外に解約すると違約金がかかるいわゆる「2年縛り」については、違約金がかからない新プランを発表したものの、auとソフトバンクは月額基本料を300円上乗せしたため、一定期間を過ぎると旧プランで違約金を支払った方が得となり、新プランの導入意義を疑問視する声も出ている。

全国地域婦人団体連絡協議会事務局長の長田三紀氏は「まったく納得できない」と批判。主婦連合会の木村たま代氏も「2年後にどういう使い方をしているか分かっている人はそれほどいない。混乱を招く」と述べ、わかりやすい説明を求めた。

一方、野村総合研究所プリンシパルの北俊一氏は、総務省の要請でいったんは鳴りを潜めた「実質ゼロ円以下」の端末販売が一部で復活していることを痛烈に批判した。

東京大学大学院法学政治学研究科教授の宍戸常寿氏は、携帯電話が国民のインフラになっていることを踏まえ「公正競争の観点から見て、万策が尽きた場合は再度料金規制を導入することも考え得るのではないか」との見方を示した。

(志田義寧)
 

 
先日、機種変更がらみでソフトバンクショップへ行ったことは書いたけど、そもそもショップごとに対応の差があることに驚いた。
 
ずっとソフトバンクを利用してきたけど、次からは格安スマホに変えることにするよ。 
コメント

自公、結束を確認「不信任案提出なら否決」

2016年05月25日 23時11分49秒 | ニュース

自公、結束を確認「不信任案提出なら否決」

 次期衆院選と夏の参院選とを同時に行う「衆参同日選」が見送られる公算が大きくなったことを受け、自民、公明両党の幹事長・国会対策委員長は25日、東京都内のホテルでの会談で、参院選に向けて与党が結束し、終盤国会の対応に万全を期すことを確認した。

 自民党の谷垣、公明党の井上両幹事長らは会談で、野党が内閣不信任決議案を提出した場合の対応について、「不信任の理由がない」として否決することを確認した。

 公明党の大口善徳国会対策委員長は会談後、記者団に「(決議案には)きちっと反論し、否決する」と語った。与党は国会を混乱なく乗り切り、参院選に万全の体制で臨みたい考えだ。

 衆参同日選が見送られる公算が大きくなったのは、安倍首相が同日選に慎重な公明党に配慮したためとみられる。内閣支持率も高水準を維持しており、参院選だけでも勝算があるとの判断に傾いたようだ。さらに、熊本地震で今も多くの被災者が避難生活を強いられていることもあり、与党内でも慎重論が強まっていた。

 一方、野党各党も参院選に向けた対応に全力を挙げることになる。民進党は共産、社民、生活の各党と共同で、26〜27日の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)終了後にも内閣不信任決議案を提出する構えだ。

 ただ、民進党内では同日選への警戒感は解けておらず、山井和則国会対策委員長代理は25日午前の記者会見で、「熊本は震災で深刻な状況が続いている。人道的にも常識的にも解散できる状況にないと思うが、解散の危険性はある」と述べ、当面は両にらみでの準備が必要だとの認識を示した。


そもそも、何のための不信任?

国民の生活よりも政局に重きを置く野合集団を、国民はすでに見限っていると思うんだけどなぁ。

…でも、いまだに自分で考えることなく、マスゴミに踊らされている奴もいるんだよね。 

コメント

モンスターペアレント対処指南 弁護士会が解説本

2016年05月25日 18時07分16秒 | ニュース

モンスターペアレント対処指南 弁護士会が解説本

モンスターペアレント対処指南 弁護士会が解説本

保護者らからのクレームと対処法を紹介した本「事例解説 教育対象暴力」

(神戸新聞)

 近畿弁護士会連合会の委員会がまとめた本「事例解説 教育対象暴力〜教育現場でのクレーム対応〜」が反響を呼んでいる。保護者らから学校に寄せられた“不当要求”を紹介し、法的な義務があるかどうかを検証。実話を基にした88の事例からは、保護者への対応に悩む学校現場が透けて見える。(上田勇紀)


 同連合会民事介入暴力及び弁護士業務妨害対策委員会編。委員会の研修会で、学校現場への不当要求を意味する「教育対象暴力」を取り上げたことをきっかけに出版に取り組んだ。教員から聞き取った実例を、匿名性を保つために細部を変えて紹介している。

 ある小学校では、放課後に校外の公園で児童同士がけんかになったことで保護者からクレームを受けた。教員は「日ごろの指導がなってない」と罵倒され、土下座をさせられた。同書では判例を基に「教員の監督外における子どもの不法行為について、法的責任を負うのは基本的に保護者」と指摘。土下座の要求は強要罪に該当する可能性がある、とした。

 このほか、生徒のけんかをめぐり、来校した父親に、校長が深夜1時まで対応した▽体育の授業で、生徒の投げたボールが別の生徒の眼鏡に当たって壊れ、教員全員で弁償するよう求められた▽「担任教員が学校を休むことは無責任」と、有給休暇の取得を認めない−などのケースが挙がり、保護者からの要求は多岐にわたる。

 昨年10月の出版以降、増刷を重ねる。中心となって編集に当たった森谷長功(ながのり)弁護士(55)=大阪弁護士会=は「教員には法的な知識があまりなく、保護者の無理な要求に応えようとして精神疾患に陥ることもある。一方で法的義務がないからといって、しゃくし定規に対応するのも問題。法的な見解を知ることで、心に少し余裕を持ってほしい」と助言する。

 ぎょうせい発行。3456円。
 

 
こんな親は一握りだと思いたいけど、自分がPTA会長だった時もいたもんねぇ。
 
何様だと思ってるんだろう? 
コメント

STAP現象の確認に成功、独有力大学が…責任逃れした理研と早稲田大学の責任、問われる

2016年05月24日 17時55分25秒 | コラム・ルポ

STAP現象の確認に成功、独有力大学が…責任逃れした理研と早稲田大学の責任、問われる

STAP現象の確認に成功、独有力大学が…責任逃れした理研と早稲田大学の責任、問われる

STAP現象の確認に成功、独有力大学が…責任逃れした理研と早稲田大学の責任、問われる

(Business Journal)

 今年3月10日、ドイツの名門大学、ハイデルベルク大学の研究グループがSTAP関連の論文を発表した。論文タイトルは『Modified STAP conditions facilitate bivalent fate decision between pluripotency and apoptosis in Jurkat T-lymphocytes(邦訳:修正STAP条件によって、JurkatT細胞の運命が多能性と細胞死の間で二極分化する)』である。

 海外の一流大学が、いわゆる「STAP現象」の再現実験を行ったということで話題となっている。以下に同論文の概要を紹介する。

<(1)序論:STAP論文は撤回されたが、低pHの刺激による万能性獲得の可能性は、がん、または、がん幹細胞の分野においては魅力的な課題である。

(2)実験:そこで、理化学研究所と米ハーバード大学から発表されたプロトコルを改変して、セルライン化されたT細胞に刺激を与える実験を行った。

(3)結果:当グループが見つけたpH3.3の条件では、酸処理後、多能性マーカーの一種であるAP染色陽性細胞の割合が増加した。AP陽性の多能性細胞は酸処理ストレス下を生き延びて優位に増加。

(4)考察:小保方晴子氏【編注:一連のSTAP細胞論文問題をめぐり2014年12月に理研を退職】が英科学誌「ネイチャー」で発表したプロトコルでは成功しなかった。それは、使用している緩衝液の緩衝能が適していないことが理由として考えられたので、それも変更した。

 一番の発見は、このような瀕死のストレス条件では、Acute T-cell leukemia(ヒト急性T細胞白血病)の細胞株である JurkatT細胞が、万能性を獲得するか、もしくは死ぬかの間で揺らいでいることである。何がそれを左右するのかを探るのが今後の課題だ>

 わかりやすく解説すると、以下のようになる。

<小保方氏が発見したSTAP現象を、がん細胞の一種であるJurkatT細胞を用いて再現実験を試みた。同細胞に対しては、小保方氏がネイチャーで発表した細胞に酸性ストレスをかける方法ではうまくいかなかったため、独自に修正した酸性ストレスをかける方法を試してみたところ、細胞が多能性(体のどんな細胞になれる能力)を示す反応を確認した。それと同時に細胞が死んでしまう現象も確認されたので、何が細胞の運命を分けているのかを探っていきたい>

●がん細胞の分野で研究の価値大

 今回の論文で多能性を確認したAP染色陽性細胞は、小保方氏らのSTAP論文でも発現が確認されている多能性マーカーのひとつである。細胞が酸性ストレスによって多能性を示すという反応は、まさに小保方氏が発見したSTAP現象そのものだ。

 世界的に活躍する国際ジャーナリストで、自身もニューヨーク医科大学で基礎医学を学び医療問題に関するリポートも多い大野和基氏は、同論文を次のように評価している。

「STAP現象の論文は撤回されたが、少なくともがん細胞の分野ではまだまだ研究の価値がある、ということだ。細胞の多能性に対する酸性 pH の効果は、がん生物学(がん幹細胞も含む)の分野では、注目されるトピックであり、STAP細胞が、がん細胞ではできた可能性があることを、このハイデルベルク大学の論文は示している。

 また、この研究者らの実験では、小保方氏が確認した多能性を示すOCT4の発現を変えることができなかったようだが、異なる結果として、De Los Angelesほかが、STAPプロトコルのような、強いストレスでOCT4の発現が増加した例を紹介している。

 ともあれ、『ネイチャー』のSTAP論文撤回後、海外の大学、しかもハイデルベルク大学においてSTAP現象を確認する実験が行われたことは注目すべきことである」

 がん細胞の一種であるJurkatT細胞に対して、小保方氏が行った方法ではうまくいかなかった理由について、ある生物学の専門家は次のように分かりやすく説明してくれた。

「細胞の種類によってストレス反応に違いがあることも一因と考えられます。小保方氏はがん細胞以外の細胞を使っていたため、ストレスをかけるpHの違いが出ても不思議ではありません。

 また、培養系の実験では、緩衝材の違いはもちろん、試薬のロット(製造日)差によっても結果が違ってくるというのは周知の事実ですし、シャーレのメーカーによっても結果に違いが出ることがあるほどです。それほど微妙な調整が必要な世界であり、プロトコル(手順)通りにやっても同じ結果が得られないことは普通です。

 ハイデルベルク大学の研究グループは試行錯誤の結果、独自にSTAP現象を確認する方法を見いだされたのではないでしょうか」

 日本国内では、マスコミによる異常な偏向報道によって、完全に葬り去られたように印象づけられたSTAP現象だが、そのような先入観もない海外の大学によって再現実験が試みられた事実は大きい。

●日本の専門家たちの間違い

 一部の専門家は、小保方氏がSTAP細胞のレシピ(詳細な作製手順)を公表するサイト「STAP HOPE PAGE」を開設した際にも、「STAPを今さら研究する研究者は世界にどこにもいない」と批判していたが、それが完全な間違いであったことが証明された。

 ネイチャーのSTAP論文が撤回された理由は、小保方氏が発見した「STAP現象」の否定ではなかったことは前回記事で述べた通りである。

 小保方氏の人権を蹂躙するかのようなマスコミがつくり上げた世論に同調し、常識を逸脱した禁じ手まで使って論文をなきものとして責任逃れをした理研や早稲田大学と比べ、真摯に生物学的現象を追究するハイデルベルク大学のニュートラルな姿勢は、科学に向き合う本来のあり方を教えてくれる。

 ハイデルベルク大学が発表した今回の論文によって、STAP現象に対する世界的な関心が再び高まっていくかもしれない。
(文=大宅健一郎/ジャーナリスト)


悩乱のマスゴミと、それに踊らされた批判者たち…。 

それにしても、分かりやすい記事だなぁ。 

コメント