蒸し暑い日が続いていますので、少し涼しくなろうと怪談を読んでみました!
宮部さんの江戸モノ怪異短編集の「あやし」です。
総合評価★★★★
宮部さんの江戸モノは「震える岩」というオカルト捕り物帖以来久方ぶりの経験です。
ひとことで言ってタイヘンGOODでした
9編の短編のうちほとんどは、商家に奉公した若い男女の目を通して、人の業の強さと恐ろしさが巻き起こす奇談を描きます。
ゾッとするほど怖いわけではなにのですが、何ともいえない雰囲気を持っています。また語り口がうまい!
宮部さんはその昔「レベル7」を読んで以来、結構読んでますが、現代モノもいいけど江戸モノも、もっと読んでみようかな、と思ってしまいました