伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

弱者に生かされている

2013-01-28 11:17:48 | Weblog

年収50億円を超えるという、フィリピンの貧村出身のプロボクサーのTV特集を見ました。6階級を制覇するという偉業を成したボクサーは、まさに戦うニワトリのような動きでした。フィリピンでは、ニワトリの足に刃物を付けて戦わせる賭博が盛んなようです。彼は、その戦うニワトリを見て育ったそうです。

人間とは真剣に物事を見詰めていますと、その対象となるモノの性質が自然と自分自身に流入して、自分の身に付(憑)くのです。その見本のような人物でした。彼の闘争本能、速い瞬間的な動き、まさにニワトリの精霊のような動きでした。
彼は莫大な資産を得ても、フィリピンの貧村を離れずに生活していました。そして多くの施設や学校を充実させるために寄付をし続けています。

そして去年の12月に、20億円のファイトマネーを得るための試合には負けました。貧村に帰国した彼を出迎えた多くの村人を見て、彼は
「自分が国や多くの人々を支えていると思っていたが、実際には自分が逆に今まで支えてもらっていたということが今回に分かった」
と発言をしていました。

彼が試合をする時は、フィリピン国民の大半がテレビの前に集まるという現象が起こります。ゲリラの内戦も止まるそうです。
彼を支えていたのは、多くの貧しい人々の「思い」だったというのは真実でしょう。
このようなことは、大なり小なり誰にでも有る真実なのです。

家庭においても、「自分が」家族を食わしてやっている、支えてあげている、と思っていましても、自分が元気に働くことが出来るのは、その家族の中の弱者の存在の御蔭なのです。その弱者を無くした時に、自分が思い知ることに成ります。

優秀な営業マンが陥りやすいワナは、「俺が何人の社員を食わしてやっているのかを会社は分かっていない」という思いです。会社を辞めた時に、その間違いを自分が思い知ることに成ります。
人間が活躍できるのは、その陰に居る多くの人々の御蔭なのです。

だから人間は、負けてから知る、無くしてから気付く、のではなくて、普段から陰の存在の御蔭に気付いて感謝をすることが、本当にお得(徳)な物事を自分にプレゼントしてくれるのです。
これは、先祖供養が意味を成す理由でもあります。
自分の身の周りに居る弱者や、陰で支える人に気付いておきましょう。

※太平洋の周囲・円周の、火山活動、地震に警戒しましょう。気持ちを向けることで無難に成ります。

生かして頂いて ありがとう御座位ます

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