極限の暗い先には明るさが来るのが道理なのです

三十数年間も続いた、有名なタレント司会者の生放送番組が終わったことが話題になっていました。
読者にも根強いファンがおられるようで、いまだに感想を求める質問が多いので、書いておこうと思います。

どの世界でも成功する人には、やはり学ぶべきことがあり、色々な成功する要素を知らずに身に付けておられると言えます。
私の想像に浮かんでくる言葉は、まず

（１）　「明るい人間よりも、暗い人間のほうが気になる」

という、優しい面が在るようです。
これはやはり、人生で挫折、貧乏、裏切り、コンプレックス、人間の物悲しさ、を自分なりに経験した結果、それを乗り越えて「振り切れた」面があると感じます。
人生の悲しさを「振り切った」結果、次に来るのは怖いもの知らずな笑い、狂喜を含んだ笑い、だったのかも知れません。

（２）　「窮鼠猫を噛む」（きゅうそねこ　を　かむ）
：追いつめられたネズミが猫にかみつくように、弱い者も追いつめられ過ぎますと、強い者に反撃することがあること）

人間は本当の辛さや不幸を乗り越えますと、その先には逆に「ええじゃないか」という命を懸けたような静かな笑いが来るのです。
だから人間は、苦しんでいる、辛い最中は、まだ「途中」に過ぎないとも言えそうです。

このような狂喜の有る笑いを理解されたのが、やはり子供時代のイジメにより死を覚悟した経験をされている漫画家「天才バカボン」の作者だと言えそうです。
この漫画の狂喜な面をまとめたサイトがあります。（http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4653273.html）
子供には理解できない、人間に潜む残酷性や、社会の価値観の矛盾、人生と死は表裏一体であることを思い出させる要素が在ります。

この人気司会者の霊的な背景を言いますと、ご自身が九州の大自然の中で修行を積んだ修験者だった過去生の光景を感じます。
今でも滝に打たれたり、座禅を組みますと、意識の浮上を体験する能力を引き継いでいるのが分かります。カラスの気持ちも、分かるような気がすることでしょう。

単純計算で生涯のギャラが既に１００億円を楽に超えていましても、おごる面がありません。先ず、お金自体を信じていない精神性が既におありです。
これが番組の「継続性」「継続力」にも関係します。
これは過去生の修行者としての経験から来るものだと感じます。
若い頃は、過去生の影響から運動しなくても、スポーツ万能であり格闘技も真剣に強かったと思います。小学生の頃は、勉強しなくても優秀だったことでしょう。

私たちも、もし今が辛くても、それはムダでは無いのです。死後にも来生にも影響する重要な貯金をしている最中なのです。
ただし、辛さを恨んだり、心を腐らせたりしますと、せっかくの貯金のチャンスが借金に変わっていますので注意しましょう。
最後には、どんなことも乗り越えて、笑いに転換が出来ますように今日も明るく生きましょう。

生かして頂いて　ありがとう御座位ます

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