30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

赤いピーマンがなったから、畑はもうすぐ「端境期」

2009-07-31 | ピーマン

7月も今日でおしまい。夏を感じないままに7月が終わる。関東の梅雨明けが早かったから、この夏は山を楽しめるぞと期待していた。いつでも出発できる準備ができていた。しかし天気が悪い。山を歩くのは、年をとると天気がいい日に限る。とうとう7月は出かける機会がなかった。この天気でその意欲もへし折られた感じになっている。8月はどうなるのか。自然にはバランスがある。そこに期待しよう。

きのうのトウガラシ、その仲間にピーマンがある。種苗店ではピーマンよりひと回り大きくてカラフルなパプリカをよく見かける。苗を手に取るのだが、買うまでには至らない。ピーマンは緑色でいいんじゃないの、という思いがあるからだろうか。その緑色のピーマンが熟して赤くなった。緑のピーマンは苦みを感じるが、赤く熟したピーマンは甘みを感じる。ピーマンはこの2週間ぐらいが収穫の真っ盛りだった。取っても取っても次々と実をならせる。これでもかといった感じだ。ピーマンのおかずといえば、私の世代は肉詰めだ。懐かしくて、これを作ってとカミサンに頼みのだが、なかなか出てこない。

トウガラシの赤、ピーマンの赤が出てくると、畑の夏野菜がそろそろピークを過ぎて、猛々しいほどの旺盛さが失われてくる。お盆ちかくになるとすっかり畑はさみしくなる。畑の8月はすでに秋への準備となる。

ウォーキングの途中にある公園は一面のヒマワリ畑。ヒマワリが太陽に向かっている姿は元気を与えてくれる。いまがちょうど見ごろなのだが、このところの天気の悪さにヒマワリも元気をもてあまし気味だ。
私は夕方にウォーキングしている。その時間帯はヒマワリはいつも背を向けている。私を見て、といいながら歩いている。しかし、いつも私を見てくれない。仕方ないなあといいながら正面に回り込む。やはり一斉に見られるとさすがに照れるな。

 


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見ているだけで汗が出てくるトウガラシ

2009-07-30 | ピーマン

トウガラシの「鷹の爪」が赤く熟してきた。私は辛いのが好きなのだが、人一倍汗をかく。その汗の量ときたら、とてもハンカチなんかでは用がたりず、タオルが必要なくらいだ。だから外食するときは辛いものは避ける。絶対に。たとえばカレーだ。この何十年もの間、外でカレーを食べたことはない。カレーと聞いただけでじわっと汗が出てくる。中華の辛い物もだめだ。見ただけで、まるで食べたかのように汗が出る。ウソみたいな話だが、このブログを書いているいまも、暑さとは別の汗が出てくる始末だ。そんなわけだから、カレーは外聞を気にせず家で食べるのに限る。いや、食べざるを得ないのである。体が敏感に反応してしまうのだからどうしようもない。

カミサンもこれを知っているので、トウガラシを使うおかずをあまり作らない。使っても少量にとどめる。せっかく乾燥させているトウガラシがあるのだが、いつも余ってしまう。春先に今年はトウガラシを作ろうかと迷う。しかし、なくなればなくなったで不便だから、1、2株植えつける。今年もそうだ。だからついその存在を忘れてしまい、赤い実でその存在を主張してきて初めて、あっ、こんなところにと、気がつく始末だ。

畑にいま3種類のトウガラシがある。辛トウガラシの「鷹の爪」、甘トウガラシの「ピーマン」と「シシトウ」だ。ピーマンはいまが収穫の真っ盛り、シシトウは植えつけが遅かったのでまだ花が咲いていない。鷹の爪を生で使うのはめったにないので収穫したら乾燥させるだけである。

周囲の田んぼに穂が出てきた。出穂期である。いつも田んぼを見ながらウォーキングしてしているから、門前の小僧よろしく、田植えから収穫までの生育過程がわかるようになった。ほとんどが「コシヒカリ」。田植えは4月下旬から5月上旬で、花は7月20日ごろに咲く。だからいま穂が出てきた。収穫は9月上旬からになる。田んぼは田植えのあともきれいだが、いまは青々と育ち、風にあおられて前後左右に波を描いて若い穂がゆらいでいる。つい立ち止まって眺めてしまう風景だ。 


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夏本番だねと、スイカの重さ

2009-07-27 | その他

いつ収穫しようかなと迷っていたスイカ。もうできただろうと、思い切って昨日収穫した。収穫のタイミングが難しい。スイカに包丁を入れて中の実が出てくる瞬間。どうなのか気になって仕方ない。ああ、よかった。早すぎるかなと思っていたのだが、むしろやや遅かった。少しできすぎた感じだ。味がどうかなと心配したが冷やして食べたらうまかった。なんとなく安心するものである。果物と肉は腐る直前がうまいというのだが、スイカのできすぎはまずい。そうか、スイカは果物ではなく野菜だった。スイカは、ぐずついた天気が続くものの、やはり夏本番を感じさせてくれる。

これは小玉スイカ。栽培しやすい。きのうごそごそと葉をかきわけて確認したら1株に5個ができていた。ほったらかしにしているので何個できているのかわからない。玉の大きさは、最初に実をつけたものが一番大きく、しだいに小さくなる。

収穫のタイミングを見る方法として、実の反対側にある巻ヒゲがすっかり茶色になった時を目安としている。それとたたいた音だ。指先でたたいて見る。ポンポンと心地よい張った響きはまだ早く、ボコボコという鈍い音になれば収穫時だと聞いている。本当はどうかわからない。これを信じている。葉が繁茂している中、赤は目立つ。トマトと同じだ。
 BIGFARMのスイカ栽培


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ヒヨドリに翻弄される日々の戦い

2009-07-26 | ブドウ

うーん、と考え込んでしまう事態になった。こんなことで煩わされるなんてどうにも面倒なのだが、真剣にならざるを得ない。はたしてどこから侵入してくるのか。完璧なはずだ。どこを見ても侵入できる隙間などないはずなのに。

7月15日にヒヨドリの攻撃からブドウを守るためブドウ棚全体を防鳥ネットで覆った。翌朝はついばんだブドウの皮が落ちていなかった。これでもう安心と思いこんでいた。ところがである。2日目の朝のこと、棚の下にブドウの皮が落ちていた。どこからかヒヨドリが侵入している。ブドウ棚全体をネットで覆ったとはいっても、購入したネットでは、周囲の裾が地面までは届かないで、裾と地面との間に30センチぐらいの隙間がある。昨年までの経験だが、ヒヨドリは地面との隙間から侵入してくることはなかった。今年もそのままにした。

しかし隙間はもうここしかない。学習能力があるもんだなと感心しながら、畑の防虫ネットを持ってきて、こんどは地面との隙間をふさぐようにぐるりと四方に張り巡らした。野鳥に翻弄されているようでどうも面白くない。もうこれで大丈夫だ。入りこむ隙間などもうどこにもない。

ところがである。これだけやっても、翌朝、やはりついばんだ皮が落ちていた。これだけ防備を固めているというのにどこから入ってくるのか。もしかしたら野鳥ではない別なものがそうしているのか。棚の上のブドウをついばむのは野鳥しかいないはずだ。しだいにミステリーじみてきた。

なんどもブドウ棚を下から見ても、外から見ても隙間などない。しかし、現実は毎朝忍び込んできてブドウを食べて出ていく。もうどうでもいい気分になってきた。鳥のなすがままにさせて残ったブドウを食べようかと。しかしだ、鳥にやられっぱなしでは、人間さまの沽券にかかわる。再度すべてを点検してみることにした。

やはりあった。ここか。木の蔭で私からは見えないところだった。見落としていたとしても、ここから入るのか。しかし、もうここしかない。すぐにその箇所の隙間を閉じた。それがきのうのこと。はたして、と今朝見ると、ブドウの皮は棚の下に落ちていなかった。そうなると、やはりあそこからとなる。しかし、それでもまだいまひとつ安心できないでいる。ここまで来るとブドウを鳥から守るためというより、鳥と私の頭脳戦だ。私の脳ミソが大したものでないことをあらためて鳥が教えてくれた。

ブドウが熟するまでもうすぐだ。鳥にも分け前を与えてあげたいのだが、鳥は熟する前にすべてを食べ尽くしてしまう。私の口に入る前になくなってしまう。だから防御を固めざるを得ない。鳥に開放するのは私が食べてからにしよう。

 


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これからが虫との戦いの始まり

2009-07-25 | キャベツ

19日に種まきしたキャベツとブロッコリーが発芽した。この小さな芽が虫の餌食にならないようにきっちり防虫ネットをかけて育てなければならない。しかし、意気込みはそうであっても、翌日見たら全滅ということもあった。油断大敵である。さてどうなるか。念のため予備を畑ではなくセルトレイにまいてある。これらが順調に生育して、本葉4、5枚になったら、たぶん8月下旬になると思うが、植えつけることになる。

このあとの秋冬野菜の段取りは、8月中旬にハクサイの種まき、9月上旬にダイコンの種まきと続く。

きのう取り上げた6月に種をまいたキャベツ。たまには防虫ネットをはずして葉の表裏をチェックしなければならない。帯を解き、紗の着物をはらりと落とすと白い肌が…となるところだが、現実はこの暑さでやや精彩のない、だらしない姿にみえる。

こちらは4月1日にまいたもので、畑にこれひとつだけ残っていた。きょうはこれを収穫した。


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紗を召したキャベツ美人

2009-07-24 | キャベツ

6月初旬に種をまいたキャベツが育っている。キャベツは虫との戦いなので、種まきから収穫までずっと防虫ネットの中で育てている。この防虫ネットのおかげで無農薬栽培が可能になるからだ。

防虫ネットはトンネル掛けしているのだが、裾を土の中にきちんと入れずに、四隅と周辺をレンガで押さえてある簡便なもの。追肥をしたり、虫を退治のたびにネットの裾を出し入れしていると面倒だからこうしている。だからたまに虫が入ってくる。モンシロチョウまで中を飛んでいることがある。それぐらい手を抜いているのだが、防虫ネットなしに無農薬栽培すると見るも無残な結果になる。

今年はキャベツをいつでも収穫できるようにできないものかと挑戦している。たぶん実現はむずかしいのだが、とりあえずやってみることにした。品種を選び、小まめにまいていく。最大の難関はこの小まめにまいていくということ、それができないのが私の性分だから、常に意識してかからなければならない。

種まき=4月初旬、6月初旬、7月下旬、9月ーの予定だ。

 BIGFARMのキャベツ栽培 

平年より早い梅雨明けに、さあ夏山だと喜んだものの、その後の天気がよくない。これでは出かける気にならない。太平洋高気圧が強くなるのはもっと先だという予報。夏登山を楽しみたい人はいまかいまかとその時を待っているはずだ。この週末こそはと期待したのだが、今週も私は見送った。


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あっ、うまくいったなと、ニンジンの発芽

2009-07-23 | ニンジン

きのうは神田神保町のいつもの店でウオッチングと買い物。すっかりこの町が気に入り、つい足を運んでしまう。ICI登山本店でバーゲン品をみて、1階の植物図鑑でハクサイのタネを買い、讃岐うどんの丸香でかけの大盛を食べ、悠久堂で登山本のバックナンバー探し。いつも同じ店を巡回している。まるで猫の散歩と同じだなと思う。しばらく行かないと落ち着かない。

12日に種をまいたニンジン。梅雨の間にまくはずだったのに、さぼっていたために梅雨明け直前の種まきとなった。しまったなと思ったが後の祭りだ。こうなると水やりが欠かせない。できるだけ畑に行っては水をやった。その努力の甲斐あって、きれいに芽が出そろった。今回は一発で決まったのだが、むずかしいニンジンの芽出しだけに、いまだに「どうだい、こんなものよ」と胸を張れない。今回もまぐれだろうね。努力しても結果が出るときと出ないときがある。やさい畑もそうだ。


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ブロッコリーとキャベツの種まき

2009-07-22 | ブロッコリー

暑い盛りに秋冬野菜に取り組まなければならない。怠けそうになるのだが、野菜は適期があるからタイミングよくやらないと手遅れになる。そのことが分かっているから、畑に行かなければならない。

ニンジンの種まき、九条太ネギの植え替えに続いて、19日には秋冬野菜のブロッコリーとキャベツの種まきをした。これらは年内に収穫できる。キャベツを9月、10月に種をまくと来春に収穫できる。ブロッコリーも種まきを遅らせると収穫は来春になる。秋から春まで楽しめるよう、2回に分けて種まきすればベストだ。キャベツは春どり用に9月にもまいているが、ブロッコリーはついさぼってしまう。

このブロッコリーとキャベツの種まきでいつも迷うことがある。直接畑に種をまくか、それともセルトレイで育ててから畑に移植するか。そう迷わせる原因は害虫にある。幼い苗は害虫にいちころでやられてしまう。いずれにしろ、防虫ネットをしっかり張らなければならない。しかしネキリムシなどにはオルトラン粒剤で対応する。

今年は畑に直接種をまくことにした。すじまきして土をかけたらたっぷりと水をやる。芽が出るまで乾燥させないよう上から新聞紙をかけ、防虫ネットをかぶせておく。19日に種をまいたから、そろそろ発芽してくるはずだ。

この状態で本葉が3、4枚になるまで育て、それから植え替え、定植する。虫取り作業の大変さを思うと、夏まきをやめて、秋まきして10月中下旬に定植して来春収穫したほうがいいかなと思うくらいだ。

両者の育て方はまったく同じだ。種まき、移植、土寄せ・・・と。虫取りに追われることまで。

今回から品種を変えた。ブロッコリーはこれまで「ハイツ」と「緑帝」を交代にまいてきた。今回は「ドシコ」。
 BIGFARMのブロッコリー栽培

キャベツもこれまでは「金系201号」。これはうまい品種だ。この春は「涼嶺41号」をまいたがこれはあまりうまくなかった。今回は「いろどり」。キャベツは種で味が大きく変わるから評判を聞いてまいたほうがいい。 
 BIGFARMのキャベツ栽培


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高い酒と安い酒

2009-07-21 | 

好きな酒の話です。
このところ清酒業界でも低価格化がすすんでいるのだろうか。そんなことを思わせる安くてうまい酒が増えている。うまいと言っても、とびきりうまいというわけではない。晩酌を欠かせない飲兵衛には、これならと妥協できる味ならもってこいだ。365日、酒を飲んでいる飲兵衛には、安いてうまいのなら文句のつけようがなく、もろ手を挙げて大歓迎だろうね。

ここでも2回取り上げた低精米の酒もそうだ。値段も安いというわけではないが手ごろな値段で、常温でも燗してもうまいものが出てきた。このところ酒屋に行くとこんな酒ばかりを探している。探すこと自体が楽しみになった。それを飲んで、うまいとわかるといっそう楽しくなるのは言うまでもない。

こんな楽しみを与えてくれるのは多くの蔵元の酒を扱っている酒屋になる。こんな酒屋が都内に4,5軒、地元に1軒ある。これらの酒屋をめぐっては買い求めている。持って帰れるのは1升瓶で2本が限界だ。これをぶら下げて家まで運ぶ。電車の中では倒れないように足元に置く。ラッシュ時などは確保するのも大変なのだが、好きなものだけに苦にはならない。

この2カ月で特筆すべきことが2点。ひとつは安い酒を買ったこと。もうひとつは高い酒の封を切ったことだ。

安い酒は四ツ谷駅近くの「鈴伝」で買った。最近は四谷に用事があるものだからこの店で買って帰ることが多い。普通酒の生酒「すぎなみき」と山廃純米の「宮の井」だ。いずれも2000円でおつりがくる。前者は生酒なので分けて冷蔵庫に入れた。冷やした酒はあまり好きでない。ところが私には香りが少しきついのだがこれがいけた。すぐに飲みほした。後者はもちろん燗酒にした。燗してうまくなる酒には目がないので期待したのだがまだかたい。それならということでしばらく様子を見ることにした。うまみが出てくればめっけものになる。

安い酒を飲みながら、いっぽうで高い酒を飲んだ。もちろん高い酒は買わないから到来物である。到来物があるから高い酒の味はこんなものかと知ることができる。大吟醸の「まんさくの花」とこれも大吟醸の「羽陽弁天・酒中楽康」である。同じ大吟醸でも後者は前者の倍はする。両方とも最初は常温で飲んでいた。抵抗もなくスイスイ入る。たしかに上等な酒である。しかし高い酒の割には味はいまひとつ納得がいかない。それならと小分けして冷蔵庫で冷やしてみた。とくに「羽陽弁天・酒中楽康」のほうは味が変わった。うまい。ついさきほどまで「この大吟醸も大したことがないね」と思っていたのだが、舌は正直だ。値段が値段だから、うまいからといってそんなに飲めない。飲兵衛の意地汚さが出てくる。残り5合ほどがいまでも冷蔵庫に入っている。

2000円でおつりがくる普通酒「杉並木」と、これを5本ほど買えてしまう値段の大吟醸「羽陽弁天・酒中楽康」。ぐいぐいと飲める前者、ぐいぐいと飲みたいのだがちびりちびりとしか飲めない後者。後者はまたの到来を期待するとして、酒屋のオヤジと話しながら、うまくて手ごろな値段の酒を探すほうが楽しい。酒屋に入ると喜々として酒瓶を物色している自分がいる。好きだからこれだけマメになれるんだろうね。

きのうはNHKFMで正午から翌午前1時までシャンソン特集の番組だった。好きなので何時間も耳を傾けてしまった。多くの懐かしい曲に出会えた。そのなかでも金子由香利の「再会」。自分の身に置き換えて聞いている人は多いはずだ。もう一度聞きたい方は下の画像をクリック。


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トマトハウスの実力はすごい

2009-07-20 | トマト

効果は絶大だった。簡単に雨よけをしただけでいつもと違う立派なトマトができたのだからすっかり感心している。私の腕ではなく、雨よけ資材のおかげである。このところ家庭菜園でのトマト作りにこの雨よけ資材をよく見かける。

私は今年やっと買い求めた。家庭菜園向けのおもちゃのようなものだが、このハウスに8株植えつけた。初収穫は6月26日。それから毎日収穫が続いている。8株からの収穫で夫婦2人だけでは食べきれない量だ。安い値段の雨よけ資材でこれだけトマトができるのだから、結果を見ると手放せなくなる。

大玉(4株)=ロッソロッソ(サントリー)、ホーム桃太郎(タキイ種苗)、いちふく(カネコ種苗)、福寿(タキイ種苗)
中玉(3株)=レッドオーレ(2株、カネコ種苗)、ルイ40(タキイ種苗)
ミニ(1株)=アイコ(サカタのタネ)

きのう収穫したトマトを順に見ていく。

雨よけがその効果を発揮するのは大玉トマトだ。トマトは雨にあたると割れてくる。とくに大玉はそうなる。ところが見た目もきれいな見事なトマトになった。これは「桃太郎」。すばらしい。 

こちらは大玉トマトの「ロッソロッソ」。今年サントリーが売り出した品種だ。昔懐かしいトマトの形をしている。ものは試しと作ってみた。新しい品種に挑戦するというのも楽しい。調理用だという。たしかに生で食べてはうまくなかった。

こちらも大玉トマトで「いちふく」。福々しい形である。

中玉トマトのレッドオーレ。中玉トマトは味もよく丈夫だ。

ミニトマトのアイコ。形に特徴があり縦長だ 

 


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オレを忘れてはいないかと、ニガウリが

2009-07-18 | ニガウリ

ショックだった。私も同じコースを歩いているだけになおさらだ。大雪山系の夏山で10人の死亡事故。16日夜のニュースを聞いた限りではここまで多くの遭難者が出るとは思わなかった。ツアー登山だから参加者は初対面で仲間同士の連帯も薄い。いざとなればわれ先にと行動してしまうパーティーになる。非難ではない。私も40年登山をやっているから実態としてよくわかる。きのうも書いたが表大雪~トムラウシ山への縦走はこの時期は高山植物が満開だ。日本屈指のお花畑が広がる。それが暗転した。山は自分で計画を立てて登ることが一番だ。人にくっついていく登山ほど怖いものはない。それも私の実感である。それにしても痛ましい。

夏野菜をすべて見てきたつもりでいたが、忘れていたものがあった。ニガウリだ。今年は苗を植えつけた時期が遅かったものだから、つい見落としてしまったようだ。ニガウリは暑くならないと雌花が出ない。どこを見ても雄花ばかりで実をつけてくれる雌花が出てくるまでにびっしりと全面葉で覆われてしまう。

そんなこともなり、今年は遅く植えつけてみることにした。やはり出てくるのは雄花ばかりである。やっと雌花が出てきて実をつけ始めた。梅雨明けしたから、この暑さはニガウリを育てるには絶好の条件となる。ニガウリにはいいけれど、畑に収穫に行く身にはつらいものがある。

BIGFARMでの実をつける夏野菜のなかで、ニガウリはアンカーになるはずだ。毎晩のように食べるものではないにしろ、飲兵衛の私はその苦味が好きだ。ビールだけでなく、その苦味は清酒にもよく合う。
 BIGFARMのニガウリ栽培

この夏に栽培しなかったものも出てきた。ウォーキングしながら他人の畑を見ていたら、「あっ、ズッキーニを忘れた」。
 BIGFARMのズッキーニ栽培

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私は自分の小さな農場(自分の名字を直訳して「BIGFARM」と名前をつけている)のほかに、これより数百倍も大きな「チャレンジファーム」を手伝っている。「農場」のほかに「オンラインショプ」がある。オンラインショップのほうの店長が「店長ブログ」を始めた。まだ慣らし運転中だ。私のようなノウタリンと違って知恵者だから、そのうち充実していくのではないかと期待している。


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九条太ネギで根深ネギづくり

2009-07-17 | 冬ネギ

秋冬野菜はニンジンの種まきから始まった。ネギもいまの時期に植えかえて定植する。こうすると、11月から翌年2月まで食べられる。この植えかえ作業は根深ネギを作るためのもので、BIGFARMでは九条太ネギを根深ネギとして栽培している。
 BIGFARMの九条太ネギ栽培

ネギは葉緑の葉身部を食べる葉ネギ、白い葉鞘部を食べる根深ネギがある。九条太いネギは葉ネギだが、土寄せすることで根深ネギに変身する。この九条太ネギを根深ネギにすることで、葉はやや硬くなるものの、緑葉も白いところも両方を食べられるからお勧めだ。

ネギはよく食べる。好きだからよく食べるのか、多く作るからよく食べるのか。とにかくほかの秋冬野菜に比べてかなりの量を作る。ネギは生命力が強い。手荒く扱っても丈夫に育つ。さすがに暑い夏は苦手なようで精彩がない。

BIGFARMでは、このほかに下仁田ネギを作っている。こちらは5月に植えかえをすませている。
 BIGFARMの下仁田ネギ栽培 

  

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昨夜から気になるニュース。北海道・大雪山系のトムラウシ山と美瑛岳での遭難。この時期の北海道の山の高山植物は今が盛りだ。とくにトムラウシ山ツアーのほうは旭岳からトムラウシ山への縦走だという。お花を見るなら最高のコースだ。 


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ヒヨドリのブドウ攻撃に防御を固める

2009-07-16 | ブドウ

きのうの朝のことだ。猫の額ほどの庭にブドウ棚がある。その下に鳥がついばんだブドウの皮が落ちていた。「ああ、今年もきたか」。ヒヨドリの仕業である。ブドウが少し色づいてきたかなと気がついていたのだが、こんなにも早く襲来するとは思わなかった。

ブドウの熟し具合は鳥が教えてくれる。ありがたいことなのだが、対策を講じないとすべて食べられてしまう。以前は袋をかけただけでよかったのだが、その袋を食いちぎるように知恵がついてきた。被害は深刻になってきた。そうなるとブドウ棚全体をすっぽりと網で覆わなければいけなくなった。

この防鳥網を棚に覆う作業がとにかく面倒なのである。気が進まない。しかし放っておくとすべて食べられてしまう。今年はさぼって袋かけをしなかった。そうなると網をかぶせるほかない。「しかたないな」とつぶやきながらホームセンターへ自転車をこいで買いに行った。

防鳥網は「20坪用・幅7.2㍍×長さ9㍍」。20坪用にはほかに幅3.6㍍×長さ18㍍があるが、これだと幅が狭い。まずは棚の下にあるガーデニングの容器を片付ける。さあ作業開始。汗だく覚悟だ。

 BIGFARMのガーデニング

棚の上の端6か所に支柱を立てる。網を上からかぶせられるように支柱上部をロープでぐるりと結ぶ。そのうえに網を載せて少しずつ広げていく。2人だと作業効率がいいのだが、かみさんが肝心な時にまた出かけてしまった。途中でいい加減持て余した。悪戦苦闘の「難工事」を2時間半。やっと終了した。

その成果はけさ現れる。果たして…。ブドウの皮は落ちていなかった。これで一安心というわけだが、庭中網が張ってあるので、それが分かっていながらも、網に突っ込んでしまう。舌打ちをしながら網の下をかかんでいかなければならないから厄介だ。ここまで面倒を見ているブドウ。今年の出来具合を期待しよう。

   


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秋冬野菜のトップはニンジン

2009-07-15 | ニンジン


きのうは関東甲信地方の梅雨明け。たまたま昨日は夏山のことを書いたけれど、こんなに早いとは思わなかった。

夏野菜の収穫に毎日追われているが、秋冬野菜の準備が始まっている。そのトップがニンジンだ。ニンジンは春3月まきと、夏6月下旬から8月上旬まきがある。秋冬どりはこの時期にまく。このニンジンの夏まきで秋冬野菜はスタートする。

ニンジンは発芽が勝負。ウネが乾燥していると発芽しない。芽が出るまで水やりは欠かせない。だから梅雨の間に種をまけばその苦労がいらない。いつまこうかと思いながら先延ばしにしていた。12日に種をまいた。このあたりから天気予報に雨マークが見当たらない。まもなく梅雨明けかと思ったものの、こんなに早くはないよな、と思っていたら、何のことはない、やはり梅雨明けである。こんなことになるならもっと早くまいとけばよかったなと思うのだが後の祭り。そうなると、発芽するまで水やりが日課になる。

ニンジンのタネまきはすじまきが基本だが、間引きが面倒なので、最初から点まきしている。常備の穴開き黒マルチを張って、そこに10粒ほどまいていく。この穴の間隔は15㌢なので、ニンジンの株間にぴったりだから、すべての穴にまいていけばいい。

さて、芽が出てくるかどうか。ニンジン栽培はこの発芽にすべてかかっている。これまでの経験をすべてつぎ込む。勝負である。発芽がそろわなかったり、発芽しないときは、まよわずまき直しをしよう。

 BIGFARMのニンジン栽培

秋冬野菜の準備は、ニンジンの種まきと同じにネギの植えつけ、7月下旬にブロッコリー、キャベツの種まき、8月上中旬にハクサイの種まきと続く。このため、夏は登山と野菜栽培が重なる。同時に楽しむのはなかなかむずかしい。

   


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真夏の貴重な葉菜となる空芯菜

2009-07-14 | その他

まもなく夏山シーズンだ。昨年は悔いを残した夏だった。今年はと意気込んでいるが、腰の具合が気になる。今月初めに「昨年の山岳遭難、死者数が過去最高 中高年者が増加」という次の小さな記事が目についた。

08年中の山岳遭難で、死者・行方不明者が281人(前年比22人増)となり、警察庁が統計をとりはじめた61年以降で過去最多になった。同庁が3日、発表した。事故件数は1631件(同147件増)、遭難者数は1933人(同125人増)と、いずれも過去最多だった。同庁によると、特に中高年者で増えており、遭難者の8割以上が40代以上だった。事故の9割近くは登山や山菜採り中。発生場所で見ると、長野県(182件)、富山県(133件)、北海道(128件)の順に多かった。 (朝日新聞7月4日)

昨年の山岳遭難で死者・行方不明者が281人だという。実際に山を歩いているのでこの数字の多さに正直のところ「えっ、こんなに」と驚いた。慄然とする。自殺者数とか交通事故死とかの統計もそうだ。身近な生活の数字だけに考えさせられる。

最終ランナーは空芯菜。わが菜園で元気に育っている夏野菜を見てきた。夏野菜だけでもこれだけ作っている。空芯菜は、暑くなればなるほど元気になる野菜だ。夏を迎えると食卓から葉菜がなくなってくる。その時期に、どんどん大きくなるのでじつに重宝する。だから真夏の葉菜としてきのうのモロヘイヤと同じく貴重になる。

うまい!というほどでもないが、まずい!というほどでもない。世話になっている身としては、そんなことをいうとバチが当たる。空芯菜は先端の若い葉を摘む。これを、おひたしか、炒め物にする。うまいなあ、と感じる時もある。重宝すると言っておきながらどうも感謝が足りないようだ。

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