30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

種ショウガの冬季貯蔵に成功

2017-03-30 | ショウガ

村上春樹の「騎士団長殺し」を読んだ。瑣末な事柄が気になった。まりえの母親だった女性のブラのサイズが65のC。この女性の様子をイメージしようにも、男のわたくしには分からない。気になるのでかみさんに尋ねた。

貯蔵していた種ショウガが無事に冬を越してくれた。これは素直にうれしい。種ショウガの冬季貯蔵は毎年試みるが寒さで腐らせてしまい失敗の連続だったからだ。

昨年のショウガは大豊作だった。久しぶりの快挙である。わが家は年中多くショウガを食べる。常備野菜だ。それだけに豊作はありがたい。葉ショウガから根ショウガまで食べ放題だった。

昨年10月下旬にすべて掘り出して、2つに分けて貯蔵した。ひとつは種ショウガに、もうひとつは冬のあいだの食用に。

1、種ショウガの貯蔵
冬季を越すのはかなり難しい。地中深く掘って埋めておく必要がある。真剣さが足りないせいだろうか、いつも寒さで腐らせてしまう。本気で取り組んでみた。畑の隅にいつもより深く穴を掘り、ビニール袋にショウガを入れ、そこにたっぷりのもみ殻を詰め込んだ。穴の中に入れて埋め戻し山盛りの土をかぶせ、さらにブルーシートを二重にかぶせた。それでも心配だが、これで様子をみよう、これでだめなら次回はさらに防寒保温の工夫をしよう、と。

春を迎え3月下旬に掘り出した。なんと!無事だった。腐っていなかった。暖冬だからか。これなら種ショウガに使える。

1、冬のあいだに食べるショウガの貯蔵
こちらは泥付きのままビニール袋に入れて、発砲スチロール容器に入れて家の中に置いた。冬のあいだはもちろんいまでも食べられる状態にある。ほんの少し芽を出してきたのがある。

冬季貯蔵は失敗続きだったが、うまくいくときはうまくいくものだ。こうなったら植えつけようか。まだ早すぎるのは分かっているが、せっかちさはどうにも止まらない。

追記(2017.3.31)
食用ショウガの冬季貯蔵が室内で可能なら、種ショウガだって室内貯蔵が可能ではないのか。同じショウガだ。こんな当たり前のことに気がつかない。なにも苦労して深い穴を掘ることはないし、農家のように何十キロと貯蔵するでもない。たがが5キロ程度である。次回の種ショウガの冬季貯蔵は食用分と合わせて発泡スチロール容器に入れて室内に置いてみよう。


2017年の読書

2017年3月の読書
・騎士団長殺し・第2部 遷ろうメタファー編(村上春樹著・新潮社)
・騎士団長殺し・第1部 顕れるイデア編(村上春樹著・新潮社)
・脇坂副署長の長い一日(真保裕一著・集英社)
・仮名手本忠臣蔵(松井今朝子訳・日本文学全集10池澤夏樹=個人編集・河出書房新社)

2017年2月の読書
・また、桜の国で(須賀しのぶ著・祥伝社)
・帰郷(浅田次郎著・集英社)
・忠臣蔵とは何か(丸谷才一著・講談社)
・室町無頼(垣根涼介著・新潮社)

2017年1月の読書
12月から読んできた900ページに及ぶ平家物語、なんとか全編通読できた。
・ママがやった(井上荒野著・文藝春秋) 
・浮遊霊ブラジル(津村記久子著・文藝春秋)
・ポイズンドーター・ホーリーマザー( 湊かなえ著・ 光文社)
・平家物語(古川日出男訳・日本文学全集09池澤夏樹=個人編集・河出書房新社)

⇒2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書


     
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ツルを伸ばし始めたエンドウ

2017-03-28 | キヌサヤ

収穫が始まった春キャベツ。心配した通りいっせいに大きくなった。収穫するのに追われ、食べるのにも追われる。芯がこんなに甘いとは驚きだ。

冬を越してきたわが菜園の野菜たち。ソラマメ、タマネギに続いて最後はエンドウ。無事に寒さを乗り切った。もう大丈夫だ。

いま生育中のエンドウは、キヌサヤエンドウが30株、スナップエンドウが30株。狭い菜園にしては株数が多くなった。発芽がうまくいくと、余分なものも無理して植えつけるからこうなる。

昨年10月27日にセルトレイにタネをまき、11月10日に植えつけた。防寒のため、12月末から穴あきビニールをトンネル掛け。これを3月上旬に取り除き、こんどはネットを張った。

いまツルを伸ばし始めてきたところ。キヌサヤのほうがスナップに比べて勢いがあるように見える。


     
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タマネギの葉が青くあざやかに

2017-03-26 | タマネギ

冬を越してきた野菜はいち早く春の到来を知る。前回記事のソラマメと同じく、タマネギだってそうだ。冬のあいだは冴えない色をしている。寒さに凍えているようだ。それがである。3月に入ると葉の色が一変し、伸長する。まるで一夜にして変化したかのように映る。葉の色は青く、あざやかになる。

昨年9月上旬にタネをまき、11月初旬に植えつけたのが400本。自家育苗がうまくいった。それさえできればタマネギ栽培は成功したも同じ。知り合いにも苗を分けた。50本ほど半端な数の苗が手元に残った。捨てるわけにはいかないから狭い菜園をやりくりしてさらに植えつけた。いまは450本の苗が育っている。

自家育苗はかなりむずかしい。菜園を30年やっているとほとんどのことはできるようになった。しかしタマネギの自家育苗だけはいまも苦手だ。確実性がないのである。予定の本数の苗を育てられるかといつも悩む。

そんな苦労もうまく育苗できればすぐに忘れる。このまま無事に育ってくれると、6月に収穫が待っている。


     
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ソラマメの花が咲いたよ

2017-03-24 | ソラマメ

明け方の半覚醒のとき、もしやこれは? ウグイスの初音だった。その後にまた寝入ってしまった。あれは夢だったのか。夢だっていい。いや確かに聞こえた。そう思うだけで目覚めがここちよい。ちなみに昨春の初音は3月15日だった。

冬を越えてきた野菜が3種ある。エンドウ、ソラマメ、タマネギ。これらはここにきてがぜん生き生きしてきた。

まずはソラマメ。昨年の11月初旬に78株を植えつけた。このところ目に見えて株が大きくなってきた。花が咲いてきた。ここで追肥をして、土寄せをした。収穫はいつもの年なら5月の末ぐらいからになる。

冬を越して順調に育ってきた。栽培はこれからが正念場を迎える。相手はアブラムシだ。これがソラマメ栽培の唯一の難敵になる。この虫さえいなければソラマメ栽培はたやすいんだがと思う。

以前は連敗だった。憎き相手だった。それが浸透移行性殺虫剤を使うことで一変した。この3年間は連勝が続いた。おかげでソラマメをたらふく食べることができたし、自家採種もたくさんできた。言うことなしである。

ことしはどうなるか。手を打ってあるとはいえやはり心配は尽きない。


     
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春キャベツの収穫

2017-03-21 | キャベツ

春キャベツが3月中旬には収穫できるまでに生育していた。

冬野菜が終わって畑は端境期に入り、収穫できるものはゼロになったものと決めつけていた。ところが春キャベツがあった。目の前にあるのに気がつかないでいたというのだから耄碌したものだ。といってもこのところすごい勢いでぼけてきたと自覚しているのだから驚くことはない。

春キャベツの収穫時期はいつも4月の中下旬とばかり思い込んでいた。昨年の収穫時期を見てみるとちょうど今頃であったのだからけっして早くはない。

この春キャベツは昨年の9月末にタネをまいた。冬を越すから気温の変化で収穫時期が変動する。春キャベツの収穫時期を見込むのはなかなか難しい。春キャベツの存在をすっかり忘れていただけに、春キャベツの姿を見てなんか得した気分になった。

約10個ほどある。これからは生育が早くなる。まごまごして取り遅れると球が裂けてくるから、食べるのに追われる。裂球しても味に変わりはないのだが、やはり見た目が悪くなるし、調理にも手間がかかる。

春キャベツの姿はいい。葉をふんわりと巻くのがなんとも春らしい。見るからに春の装いである。


     
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サトイモの芽出しとウネづくり

2017-03-18 | サトイモ


ただいま種イモの芽出しの最中。上がヤツガシラ、下が土垂の現在

サトイモは3月末から4月初めに植えつけている。その前にひと手間かける。芽出しである。3月に入ると芽出しをして、出芽を確認したうえで植えつける。こうすることで出芽がそろい、欠株が少なくなる。狭い菜園では効率的にスペースを活用したいからだ。

芽出しをするといっても大した作業をするでなく、貯蔵していた種イモを掘り出し、浅く土に埋めて上からビニールをかぶせて温度を高くさせ芽を出しやすくさせる。それだけである。貯蔵中にすでに出芽しているのもある。

1カ月近くこの状態にしておくと、出芽がはっきりしてくる。もちろん出芽しているものだけを選んで植えつける。

ことしもサトイモは5種類。ヤツガシラ、土垂、タケノコイモ(京イモ)、エビイモ、愛知早生。出芽状態を見るため、たびたびビニールをよけ、土を取り除いては確かめる。堪え性がなくじっと待つことができない。タケノコイモ(京イモ)の出芽が早い。これならもう植えつけてもいいかなと思うほどだ。

ウネづくりをした。石灰をまき、耕運機を動かし、ウネを3列用意した。ウネ幅は110センチ。鍬の幅で深さ15センチほどの溝を掘った。この溝に種イモを置いていくのだがこれで準備は完了。

ウネの長さは10メートルで3列用意。株間は40センチで、ひとつのウネに25個の種イモを植えつけられるから、3列となると全部で75個になる。それ以上の数の種イモをいま出芽中である。昨年が豊作であったおかげで、種イモはたくさん用意できた。


     
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春まき夏どりニンジンの発芽

2017-03-14 | ニンジン

2月19日にタネをまいたニンジンとダイコン。3月4日ごろから仲良く発芽してきた。ダイコンのほうは既報。ニンジンもこの記事を書いているいま(3月14日)では全体的に発芽が見事にそろった。発芽がそろえば、ニンジン栽培は成功したも同じ。これで一丁上がりといった感じになる。

春まき夏どりニンジンの収穫予定は100本。たぶん6月中旬ごろから食べられるだろう。

春まきニンジンは、春ダイコンと同じく、黒マルチをして穴あきビニールをトンネル掛けしてきた。ニンジン栽培のポイントは繰り返すが発芽をそろえること。これが腕の見せ所だから、毎回神経を集中させる(大げさではなく)。

発芽をそろえことでは、夏まき秋冬どりに比べて春まき夏どりのほうが割合と簡単だ。たぶん土壌が乾燥していないから発芽させやすいのだと思う。手間がいらない。

春の畑は、冬ネギ、ダイコン、ニンジンのタネまき、ジャガイモの植えつけと続き、着々と準備ができつつある。

冬野菜は終わった。最後まで食べていたのがホウレンソウ。ここにきて急速にトウ立ちの気配。すべて刈り取った。おいしいわが家のホウレンソウも3月となると食味が悪くなる。


     
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春を食べるー白菜の菜の花丼

2017-03-11 | ハクサイ

 

白菜の菜の花
白菜の菜の花丼

春の使者が次々とやってくる。役目を終えれば足早に去っていく。毎日のウオーキングコースに立ち寄る柏市の布施弁天。境内にある大きなハクモクレンが咲いてきた。この花が開くと春を実感する目安になっている。

畑の春といえば、白菜の菜の花を使った丼ものといえるだろうか。春の息吹を丸ごと食べている感じがして元気が出る。

この菜の花丼を知ったのは2007年3月のテレビ。辰巳芳子さんのレシピになる。菜の花といっても材料は白菜の菜の花。へえ、白菜の菜の花ねえ。うまそうだ。これなら自分でもできるとすぐに作ってみると、あっという間にできて、たしかにうまかった。それから春になると作っている。それまで白菜の菜の花なんかに目もくれなっかったことを思うと、このレシピに出会ったのはいまでもありがたいと思っている。

菜の花はスーパーに売っている。しかし白菜の菜の花となると栽培していないと手に入らない。だから人にはすすめられないのだが、売っている菜の花でも十分うまい。

昨春は白菜の菜の花が取れなかった。あきらめるしかなっかた。ところが知り合いの農家が山東菜をたくさん作っていて、ちょうどつぼみが出て花が咲いてきたところだ。これをいただいた。白菜に限らず菜の花をあちこち食べてきたが、この山東菜の菜の花はうまかった。白菜よりもやわらかく食べやすかった。

かみさんは毎週のように山歩きで留守がち。少なくとも週一はひとり飯になる。数日前もこの菜の花丼を作ったばかりだ。レシピはすっかり頭に入っている。菜の花をフライパンに入れ、その上からオリーブオイルをかける。炒めたところで塩を振り、酒としょうゆを入れてかきまぜれば出来上がり。甘さがほしければ、みりん、砂糖を加えればいい。これを熱いごはんにのせれば完成だ。春を食べたという実感がいい。


     
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トンネル栽培の春ダイコンが発芽

2017-03-09 | ダイコン

2月19日にタネをまいた春ダイコン。3月4日ごろから発芽してきた。意外と早かった。

地温を上げるために黒マルチをして、穴なきビニールをトンネル掛けしている。これで大丈夫だと分かっていても気になるもので、穴からトンネル内をのぞいてはいまかいまかと発芽するのを待っていた。

この状態のまましばらく生育させ、4月に入ったらトンネル掛けのビニールを取り外す。

貯蔵しながら食べてきた秋冬どりのダイコンは急速にまずくなった。おしまいである。この春ダイコンができるまでしばらくの別れ、5月になったら再会できるだろう。


     
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キヌサヤエンドウとスナップエンドウのネット張り

2017-03-06 | キヌサヤ

3月に入りキヌサヤエンドウとスナップエンドウのトンネル掛けを取り外した。かなり生育している。これならとすぐにネットを張った。

昨秋は育苗がうまくいき、多くの苗を植えつけた。平年の倍はあるだろう。冬のあいだは防寒のため穴あきビニールをトンネル掛けしてきた。ビニールの長さが足りなくて、ほんのわずかだが寒冷紗を代用したところがある。

わたくしの住む地域では、寒冷紗では寒害を受けることがある。寒冷紗を使用していたある年のこと、厳しい寒波で全滅に近い被害を受けた。それから保温性が高い穴あきビニールを利用している。

ことしは暖冬だったというのに、穴あきビニールの株はまったく被害はないものの、寒冷紗のほうに寒害を受けた株が1、2株で出た。周辺の菜園をみると寒冷紗では被害を受けている。穴あきビニールにしてよかったと胸をなでおろしている。

ネット張りは面倒だがやるしかない。これからは強い南風が大敵になる。ツルが絡んで繁茂してくると風圧が強くなり下手すると倒伏する。しっかりと支柱を立てないといけない。作業中はどういうわけか3匹の子豚の寓話を思い出しては、痛い目に遭わぬよう頑丈に作ろうと努めるのだが、しまいには手を抜くから、毎年強風で傾くことしばしば。反省ばかりで実際には反映されない。困った性質である。


     
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2月27日にジャガイモの植えつけ

2017-03-02 | ジャガイモ


浴光催芽させたジャガイモの種イモ。黒紫色の芽が出てくる
これらを1個40から50グラムに分割し、3、4日してから植えつける

2月27日にジャガイモの種イモを植えつけた。

1月下旬に種イモ3キロ(男爵、メークイン、キタアカリを各1キロ)を買い、ひと月近く浴光催芽させると黒紫色の芽が出てくる。

植え付け前の3、4日前に分割する。1個当たり40から50グラムに分割すると、1キロの種イモが20個以上になり、3キロだと60個以上になる。分割したものを3、4日、さらに日光に当てると切断面が乾いてくる。

植えつけは、ウネ幅75から80センチ、株間30センチ、深さ5センチ。2月下旬に植えつけると、20から25日で出芽してくる。

知り合いの農家の人からは植えつけが早いねといわれる。ジャガイモの植えつけは早いほうがいいといわれるから素直にやっているのだが、これまではとくに問題はなかった。

あえていえば霜害か。出芽してから遅霜に遭うと先端が枯れ死する。すぐに新しい芽が出てくると分かっているから心配はしていない。


     
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