村上春樹の「騎士団長殺し」を読んだ。瑣末な事柄が気になった。まりえの母親だった女性のブラのサイズが65のC。この女性の様子をイメージしようにも、男のわたくしには分からない。気になるのでかみさんに尋ねた。
貯蔵していた種ショウガが無事に冬を越してくれた。これは素直にうれしい。種ショウガの冬季貯蔵は毎年試みるが寒さで腐らせてしまい失敗の連続だったからだ。
昨年のショウガは大豊作だった。久しぶりの快挙である。わが家は年中多くショウガを食べる。常備野菜だ。それだけに豊作はありがたい。葉ショウガから根ショウガまで食べ放題だった。
昨年10月下旬にすべて掘り出して、2つに分けて貯蔵した。ひとつは種ショウガに、もうひとつは冬のあいだの食用に。
1、種ショウガの貯蔵
冬季を越すのはかなり難しい。地中深く掘って埋めておく必要がある。真剣さが足りないせいだろうか、いつも寒さで腐らせてしまう。本気で取り組んでみた。畑の隅にいつもより深く穴を掘り、ビニール袋にショウガを入れ、そこにたっぷりのもみ殻を詰め込んだ。穴の中に入れて埋め戻し山盛りの土をかぶせ、さらにブルーシートを二重にかぶせた。それでも心配だが、これで様子をみよう、これでだめなら次回はさらに防寒保温の工夫をしよう、と。
春を迎え3月下旬に掘り出した。なんと!無事だった。腐っていなかった。暖冬だからか。これなら種ショウガに使える。
1、冬のあいだに食べるショウガの貯蔵
こちらは泥付きのままビニール袋に入れて、発砲スチロール容器に入れて家の中に置いた。冬のあいだはもちろんいまでも食べられる状態にある。ほんの少し芽を出してきたのがある。
冬季貯蔵は失敗続きだったが、うまくいくときはうまくいくものだ。こうなったら植えつけようか。まだ早すぎるのは分かっているが、せっかちさはどうにも止まらない。
追記(2017.3.31)
食用ショウガの冬季貯蔵が室内で可能なら、種ショウガだって室内貯蔵が可能ではないのか。同じショウガだ。こんな当たり前のことに気がつかない。なにも苦労して深い穴を掘ることはないし、農家のように何十キロと貯蔵するでもない。たがが5キロ程度である。次回の種ショウガの冬季貯蔵は食用分と合わせて発泡スチロール容器に入れて室内に置いてみよう。
2017年の読書
2017年3月の読書
・騎士団長殺し・第2部 遷ろうメタファー編(村上春樹著・新潮社)
・騎士団長殺し・第1部 顕れるイデア編(村上春樹著・新潮社)
・脇坂副署長の長い一日(真保裕一著・集英社)
・仮名手本忠臣蔵(松井今朝子訳・日本文学全集10池澤夏樹=個人編集・河出書房新社)
2017年2月の読書
・また、桜の国で(須賀しのぶ ・帰郷(浅田次郎著・集英社)
・忠臣蔵とは何か(丸谷才一著・講談社)
・室町無頼(垣根涼介著・新潮社)
2017年1月の読書
12月から読んできた900ページに及ぶ平家物語、なんとか全編通読できた。
・ママがやった(井上荒野著・文藝春秋)
・浮遊霊ブラジル(津村記久子著・文藝春秋)
・ポイズンドーター・ホーリーマザー( 湊かなえ著・ 光文社)
・平家物語(古川日出男訳・日本文学全集09池澤夏樹=個人編集・河出書房新社)
⇒2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書