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30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

夏はつるつるばかり-冷製パスタ

2012-07-30 | トマト

夏の昼飯は麺類が多い。そーめん、うどん、冷やし中華、そば、パスタ。これだけ種類があれば日替わりであきずに食べられるのがいい。

パスタを除いていずれも冷たいものばかりだ。そこでパスタも冷たいものをつくってみた。冷製パスタははじめての挑戦だ。挑戦だといっても、ネットでレシピを探し、私が好きそうで、かつ簡単につくれそうなものを選ぶだけである。

レシピ通りにつくるとそこそこにうまいものができる。気に入ったおかずのレシピをその都度きちんとメモしておけばいいのだが、それをやらないから、すぐに忘れてしまう。うまいものだけを選んで記録しておけば、なにもネットでさがすこともなく、定番のおかずをすぐにつくれるはずだ。わかってはいるのだが・・・。

さて冷製パスタだ。トマト、とくにミニトマトが連日多く取れている。食べきれないから、このミニトマトを材料にした冷製パスタをネットで探す。どれにしようかと迷うほど出てきた。これだなと、トマト、タマネギ、ベーコンを材料にしたものに決めた。

パスタはよく作る。材料はなんでも合う。冷製パスタもそうらしい。レシピどおりに細かくきざみ、そこに酢、醤油、砂糖、オリーブオイル、塩、胡椒(まるで調味料のオンパレードだ)を入れ、かきまぜて冷やしておき、氷で冷やしたパスタができれば、そこにかけるだけだ。簡単だった。私の腕前?からすればもの足りなかった。アオジソかバジルを加えるのを忘れた。これがあるとトマトの赤がもっと鮮やかに映るだろう。

味はどうだろう。というよりも冷たいものは冷たいうちにと、あわてて食べてみた。初めての冷製パスタにしてはなかなかのものだった。ミニトマトがよかった。この酸味が効いているからだろう。こんどは大玉を使ってみようかと思うのだが、ミニのほうが合うような気がする。

これで夏の昼飯のメニューが一品増えた。こんどはきちんとレシピをノートに記録した。しだいにメニューは増えていくだろう。夏山本番だから、かみさんは留守がちになる。そうなるとノートを見ながら台所に立つ日が多くなる。


7月の読書
・被差別のわが半生(山下力著・平凡社)
・天地明察(冲方丁著・角川書店)
・下駄にふる雨/月桂樹/赤い靴下(木山捷平著・講談社文芸文庫)
・おじいさんの綴方/河骨/立冬(木山捷平著・講談社文芸文庫)
・ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上)(スティーグ・ラーソン著・ 早川書房)
・ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(下)(スティーグ・ラーソン著・ 早川書房)

6月の読書
・楽園のカンヴァス(原田 マハ著・ 新潮社)
・紅梅(津村節子著・文藝春秋)
・ちくま日本文学 江戸川乱歩(江戸川乱歩著・筑摩書房)
・ミレニアム2 火と戯れる女(上)(スティーグ・ラーソン著・早川書房)
・ミレニアム2 火と戯れる女(下)(スティーグ・ラーソン著・早川書房)

5月の読書
・罪悪(フェルディナント・フォン・シーラッハ著・東京創元社)
・曠野(チェーホフ著・岩波文庫)
・PK(伊坂幸太郎著・講談社) 
・K(三木卓著・群像2012年2月号)
・戦争はなぜ起こるか(A・J・P・テイラー著・新評論)
・ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上)(スティーグ・ラーソン著・早川書房)
・ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(下)(スティーグ・ラーソン著・早川書房)

4月の読書
・アイアン・ハウス (ジョン ハート著・ハヤカワ・ポケット・ミステリ) 
・城を噛ませた男 (伊東潤著・光文社)
・中国化する日本 日中「文明の衝突一千年史(與那覇潤著・文藝春秋)
・新釈諸国噺(太宰治全集7・筑摩書房)
・太宰治 滑稽小説集(太宰治著・みすず書房)
・解錠師(スティーヴ・ハミルトン著・ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

3月の読書
・犯罪(フェルディナント・フォン・シーラッハ著・東京創元社)
・ラブレス(桜木紫乃著・新潮社)
・特捜部Q ―檻の中の女― (ユッシ・エーズラ・オールスン著・ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
・すべて真夜中の恋人たち(川上未映子著・講談社)
・蛍の航跡―軍医たちの黙示録(帚木蓬生著・新潮社)

2月の読書
・遺体―震災、津波の果てに(石井光太著・ 新潮社)
・彼女はもういない(西澤保彦著・幻冬舎)
・半島へ(稲葉真弓著・講談社)
・海松(稲葉真弓著・新潮社)
・二流小説家 (デイヴィッド・ゴードン著・ハヤカワ・ポケット・ミステリ) 
・下町酒場巡礼(大川渉著・ちくま文庫)
・下町酒場巡礼もう一杯(大川渉著・ちくま文庫)

1月の読書
・六白金星・可能性の文学(織田作之助著・岩波書店)
・コンニャク屋漂流記(星野博美著・文藝春秋)
・蠅の帝国―軍医たちの黙示録(帚木蓬生著・ 新潮社)



         


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タマネギの放射性物質検査

2012-07-29 | タマネギ

田んぼのイネが穂を出して花を咲かせている。私の住む我孫子市の田んぼはたいがい7月下旬に花が咲き、取り入れは9月の上旬になる。あとひと月ほどで収穫を迎える。ウオーキングコースの堤の両側に田んぼが広がるから、田植えから取り入れまで毎年つぶさに眺めることができる。そして毎年いつも同じ感想になる。ついこのあいだ田植えを終えたばかりなのに、もう収穫の季節かよ、と。


千葉県北西部は「ホットスポット」地帯だ。私の住む我孫子市もそのなかに含まれる。原発事故以来、菜園の野菜が気になるところだが、「このあたりは食べても大丈夫」との言葉を鵜呑みして食べ続けている。それでも神経質になる人はいる。最後に決めるのは自分しかいない。

我孫子市でも持ち込み野菜の放射性物質の簡易測定検査を無料で行っている。周囲の菜園の人が測定してもらたっところ「検出せず」という結果を得たという。これを聞いてこれまでどおり食べ続けてもいいんだなと安心した。

かみさんがなにを思ったのか、6月に収穫したタマネギの放射性物質を測定してもらった。おとといに結果が届いた。タマネギから「検出せず」で、定量下限値未満であった。

「どう安心した」
「小さな子供でもいれば何かと心配するのだが、お互い年寄りだから、いまさらという気がしないでもない」

物置にごろごろ転がっている大量のタマネギ。小まめにおすそ分けしたせいか、かなり少なくなった。お墨付きをもらってかみさんも安心したようだ。

菜園では極力薬剤を使わないようにしている。が、空から降ってくる放射性物質は避けようがない。


         


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暑さに負けず秋野菜のタネまき

2012-07-27 | ブロッコリー

上から夏まき年内取りのニンジン、ブロッコリー、キャベツ

年内取りのニンジン、ブロッコリー、キャベツの芽が出てきた。例年7月にタネをまいている。ことしも予定を消化した。暑い暑いといってさぼってばかりいては、まき時を逸して取り返しがつかない事態になる。

カンカン照りの中、ここはえいっとばかりに意を決して、全身汗だくになって働く。といいたいところだが、さすがにこの暑さには尻込みしてしまう。いまは夕方の5時過ぎに行き、手早く作業をこなしている。

ニンジンはいつもと同じ。穴開き黒マルチを敷き、穴の一つ一つにタネをまいていく。水をまき、芽が出るまで乾燥させないように全体を新聞紙で覆う。新聞紙が飛ばないようにさらに白い寒冷紗で覆う。新聞紙の代わりに黒の寒冷紗で覆うときもある。私がどちらかというと新聞紙のほうがうまく行っている。1週間もしないうちに芽が出る。それを確かめるときがちょっとばかり不安だ。要は芽が出揃っているかどうかである。どの穴からも一斉に芽が出ている、そうわかたっ時は素直にうれしいものである。私のニンジン栽培のポイントはすべてがこの芽出しにかかっている。神経を使う。

ブロッコリーとキャベツの芽出しはニンジンと比べたら簡単なものである。苗床を作り、そこにタネをまき、水をかけて、乾燥させないようにとこれは黒い寒冷紗をトンネル掛けしてやる。これらは神経質にならないでも芽が出てくる。両者は苗が小さい時なら移植に強いから、本葉が出てきたら定植する。芽出しが楽な分、定植したらこんどは虫の予防をしなければならない。とくにキャベツはこれからずっと白い寒冷紗の中で育てることになる。

これで7月のタネまきは無事に終えた。

8月はハクサイだ。これはタネまきから定植までニンジン同様になにかと気を使う。タネまきに適した期間は限られているから、失敗は許されない。一発で決めなければならない。


         


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心変わりに揺れるラッカセイ

2012-07-25 | ラッカセイ

7月18日にタネをまいたニンジンが芽を出してきた。黒マルチのどの穴からも芽が出てきている。芽出しが揃うといつもながら目を細めてしまう。なんどもやっていると、本では教えてくれない微妙なポイントがわかってくる。確実に芽がでて、それも揃うようになる。

秋野菜で気をつけるのはタネまきの時期である。時機を逸するとアウトだ。成長期となる秋の気温は日に日に低くなる。日に日に気温が高くなる春まきとは反対だ。秋野菜はタネまき時期が限られているから、常にタイミングをみはからってまくことを心掛けている。

春にタネをまいて秋に収穫するラッカセイ。いま花が咲いている。山吹色した鮮やかな色だ。ラッカセイは気温が高いとご機嫌になる。4月下旬にタネをまいて、花が咲くのが7月だから、なんとものんびりしている。

ラッカセイの栽培は年々少なくなっている。嫌いなわけではない。収穫が多すぎるから制限しただけである。ラッカセイは取れ立てを塩ゆでして食べるのが楽しみである。ラッカセイの食べ方はこれしかしない。私の関心は塩ゆでだけである。それも2度、3度塩ゆでして食べると、それで十分満足してしまい、多くが残ってしまうしまつだ。これが毎年続いている。それなら少なくしたほうがいいにきまっている。

ことしの春のタネまきは少なくした。以前は畑の真ん中に何本も畝をつくっていたのに、いまは畑の隅っこに場所を移している。まるで私が心変わりをしたかのようだ。そうじゃないんだと弁解したくなる。かわいそうになる。なんか悪い気持ちになる。


         


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なんだかんだ言ってもクウシンサイはありがたい

2012-07-23 | その他

涼しい日が2,3日続いた。暑い日差しをうけて汗だくになっての農作業がこたえる。年をとったからだ。強い日差しを仰いだだけで、もうやる気を失う。それだけにこの時期に涼しいのはありがたい。

7月12日にタネをまいたブロッコリーとキャベツを定植した。本葉がやっと一枚程度しか出ていない状態だから、定植するにはまだ早いとわかっている。しかし涼しいことをいいことに、暑いさなかの作業はいやだからとやってしまった。どちらも虫がくる。このため寒冷紗を使ってトンネル掛けするのが欠かせなくなった。面倒である。

夏野菜で忘れていたのがあった。クウシンサイだ。芯が空っぽだからクウシンサイ。私の頭も最近はこの傾向にあるのだが、この野菜の特徴を言い表わしてわかりやすい。すっかりわが菜園の定番になった。実力を発揮するのはこれからの夏真っ盛りのときだ。畑がカラカラに乾いて野菜がなくなるとき元気になるというのだがらじつにありがたい存在だ。

真夏には青ものがなくなる。たぶんどこの菜園でもそうだろう。作れるものはなにがあるかと探した。落ち着いたのはクウシンサイとモロヘイヤのふたつだ。しかしクウシンサイもモロヘイヤも、うまいかと問われると、うまい、とは言えない。まずくはないのだが、これはうまいよとまでは言えない。この微妙なところがこの2人、いやふたつの野菜の立場だと思う。

秋野菜ができるまではこれでしのぐ。間に合わせの野菜、つなぎの野菜、だといってしまえば、身も蓋もないのだが、実際のところそんな感じである。これは貶めるものではない。このふたつのおかげで、わが家の夏の終わりのおかずづくりは大いに助かっているのだから。


         


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干天の慈雨が頼みのサトイモ

2012-07-21 | サトイモ

梅雨は明けたが天気がいまひとつ安定しない。待ってましたとばかりに、かみさんは2泊3日で山歩きに出かけた。留守を守る亭主は収穫野菜を調理し一人食卓に向かう。一人の食卓はやはりさみしい。しかし、かみさんが先にあの世に行ったらこんな現実が待っているのだ。収穫野菜はひとりで食べきれるものではない。それでもキリギリスのごとくせっせと食べているのだが、やはりもてあます。

さて夏山本番だ。膝の痛みはだいぶ軽くなった。まだ心配だが、夏山に向かうことにした。このままだといたずらに時が過ぎるだけだ。ここは思いきって出かけて楽しむことにした。大型ザックにテントを詰めた。これを背負えるかとまた心配のタネが増えた。

きょうの夜来の雨は慈雨だった。野菜には適度の雨が必要だ。特にサトイモはそうだ。サトイモには水が必要だ。干天になるとサトイモは極端に生育が悪くなり、しまいには命を奪われる。私の畑には灌水施設がない。それだけに雨だけが頼りである。

植えつけたサトイモは愛知早生、ヤツガシラ、エビイモの3種。生育のほどはいいような悪いような、どちらともいえない。ということは普通かなと思いたいのだが、周りの畑のサトイモの生育具合と比べると遅れているような気がする。いまさら心配したところでどうなるものでもないのは承知しているのだが、やはり心配だ。

土寄せは2回した。1回目は7月の上旬、2回目は一カ月後の8月上旬を予定でいたのだが、きょうは涼しかったのでこれ幸いとばかりに作業を前倒しして行った。これで土寄せはおしまい。あとは、雨が頼りのサトイモ栽培。雨よ降れ降れと祈るほかない。


         


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梅雨明けてがぜん元気づくニガウリ

2012-07-19 | ニガウリ

関東は17日に梅雨明けした。九州より早い。ことしはもっと先かなと思っていたら突然の“宣言”である。ぎらぎらした日差しが照りつけるとがぜん元気づくのがニガウリだ。人間さまが暑さにまいり、うんざりすればするほど旺盛に実をつける。なんともうらやましい。ごごつごつした風貌がいい。暑さに負けない緑の鮮やかさがいい。

ニガウリは5月に苗を1株買ってくる。たったの1株かと思われるだろうが、ニガウリが好きな私でも満足するほど十分な数が取れる。苗が成長してきたら親ズルを摘心して子ズルを3本誘引した。すでにネットいっぱいにツルが広がり、実をつけはじめた。

ツルはどんどん伸びる。四方八方に伸びる。同じネットにツルを伸ばしているキュウリが迷惑そうだ。とくに土との接点はツルは繁茂過ぎるから意識して除いている。ニガウリの収穫は気温に比例する。気温が低いと実がならない。低温傾向の夏ならあきらめるほどだ。

ツルが伸びるほどに黄色い花が咲く。雄花ばかりで、肝心の雌花がなかなか出てこない。雌花が咲かないことには話にならない。どうしたのかなと、葉が茂っているところをごぞごぞのぞいてみる。見つけた。すでに実をつけていた。たぶんこれが収穫第一号になるはずだ。ニガウリの本番はこれからになる。

わが菜園のことしの夏野菜すべての生育具合を見てきた。失敗作はなく、順調に生育してくれておいしく食べることができた。ここにきて夏野菜の種類がぐっと少なくなった。夏本番だというのにだ。これから収穫できる夏野菜は、ナス、キュウリ、ピーマン、シシトウ、トマト、カボチャ、ニンジン、クウシンサイ、モロヘイヤ、そしてニガウリである。

私の頭の中はすでに秋野菜のタネまき計画に移行している。きのうはニンジンのタネをまいた。この時期の農作業は午後4時以降である。それでもからだじゅう汗みどろになる。つらいところだがやらなければならない。


         


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夏の終わりまで毎日2本は取りたいキュウリ

2012-07-17 | キュウリ

夏野菜でなくてはならないものはなんだろう。畑にあるものは好きなものばかりだから、選ぶのはなかなかむずかしい。あえていえばナスとキュウリか。さらにどちらだと問われれば、ひとつに絞ることは無理で答えに窮する。

このふたつともに暑さには敏感だ。暑いと生育がよく、雨が続いて気温がちょっとでも低いとさえない。いまの季節だと、雨が降り、翌日は晴れて暑くなると、その日の夕方のナスとキュウリは急に大きくなっている。このようなパターンが続けばいいのだがそうもいかない。

まずはキュウリから。いま畑に10株ある。いずれもタネをまいて育てたものだ。いちどにまいたのではなく、8月いっぱいまで収穫を切らさないようにと、時期をずらせて5回に分けて2株ずつ育てて畑に移してきた。夏いっぱいキュウリを楽しもうとすればこうするほかない。

収穫中の株が衰えたときに、次のあたらしい株の収穫にスムーズに切り替えられたらベストだ。しかしタネまきを忘れると、しばらくはお預けになる。10株あるうち、いまは1回目の最初の株が衰えつつあり、収穫は2回目の株に移っている。5回目の最後の株は畑に移したばかりの苗だから小さい。たぶんこの10株で8月いっぱいまで収穫ができるだろうと期待している。

なぜキュウリかというと、その漬物が好きだからだ。夕飯には必ずその漬物が出てくる。かみさんと2人だから、2本もあれば十分過ぎる。これをショウガ醤油で食べる。毎晩だから飽きるかと思われるだろうが、これがあきない。

当然ながら毎日の収穫はコンスタントに2本あればいい。自分だけなら1本でいい。しかし、10株もあるとそうもいかない。やはりというか盛りには食べきれないほど取れる。きのうは7本取れた。半端な数だ。近所に分けるには少なく、2人には多すぎる。これからはもっと多くなるのは目に見えている。相手がキュウリでも計画生産しようとするはむずかしい。


         


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重宝する真夏の葉ものモロヘイヤ

2012-07-16 | モロヘイヤ

「社交ダンスをやりませんか」
“前期高齢者”の近所の男性から誘われた。
「男性が少ないのでぜひ」
若いときにちょっとばかり社交ダンスをやっていた。その顔で? 顔には関係ない。映画「Shall we ダンス?」には遠く及ばないが、やろうとすればすんなり入れるはずだ。自由時間はたっぷりある。しかし断った。まずは人間関係が苦手なこと。それに女性陣はたぶん同じ団塊の世代が多いのだろう。想像するだけで腰が引けてしまう。私を誘った人の奥さんは亭主が社交ダンスをするのが気に入らないという。亭主がほかの女性の手を握ったり、体に触れることを嫌うからだろうか。これを聞いてあきれた。いや、一般的にかみさんは亭主が社交ダンスをやるのは気に食わないという。うちはどうだろう。きっと、どうぞどうぞと嬉々として送りだすだろう。

きょうもまるで梅雨が明けたかのような日差しだ。一昨年なんか仮の住まいで熱中症になったくらいだから、昼下がりは横になって本を読み昼寝をするに限る。活動は夕方からになる。ボケたのか、それともこの暑さのせいなのか、カボチャの人工授粉を人工授精と書いてしまった。あまり考えないで書いているなと反省しきりだ。

モロヘイヤとクウシンサイを収穫できるようになった。真夏の葉ものは少ない。それだけにこの2種類だけでもあれば貴重で、重宝する。すっかり真夏の定番になった葉っぱである。

まずはクウシンサイ。まだ背丈は低く、私の膝ぐらいだ。これから本格的な暑さとともに私の背丈ほどに大きく育つ。摘心のつもりで頂芽を摘んだ。8月末まで食べられる。夏は果菜類が多いだけに、少しでも葉っぱがあれば食卓が助かる。


         


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豊作多産で食べきれないピーマン

2012-07-13 | ピーマン

夏だというのにもう秋野菜のタネまきだ。きのうは苗床をつくり、キャベツとブロッコリーのタネをまいた。いずれも秋からの年内どりである。ついこの間まで夏野菜のタネまきやら植えつけに忙しかったのに、季節は巡りて秋冬野菜の準備だ。なんともはやい。そろそろニンジンのタネまきもしなければならないし、8月に入ればハクサイのタネまきになる。

いま畑は夏野菜の盛りだ。毎日毎日収穫に追われている。取り始めは少ないが、盛りになると食べきれないほど多く取れるようになる。ピーマンがそうである。取れ出したころはせいぜい2,3個だが、しだいに増えていく。盛りになるともてあますほど鈴なりに実をつける。

ピーマンは2株あれば十分だ。いつもそう思っている。それができない。今年こそはそうしようと思っていた。しかしやはり4株植えつけてしまった。2株でいいとわかっていても、やはりこれじゃ少ないよな、とついこれまでどおり4株を植えつけてしまった。

ピーマンは嫌いではない。苦手な人もいる。嫌いなものは作らないからいま畑にある野菜はすべて好きなものばかりである。それじゃ嫌いな野菜はあるのかといえば、そういえば嫌いな野菜はないことに気づく。みんな好きだ。子どものころあんなに偏食だったのに、長く生きているうちに好き嫌いがなくなった。

野菜ではネギ類がだめだった。タマネギも長ネギも食えなかった。子どもならだれもが好きだというカレーライスが食えなかった。タマネギがあるからだ。うどんに長ネギが入っているとこれだけ取り出すしまつだ。それがいまやタマネギも長ネギも、なくてはならない野菜になっている。これでもかと大量に作っているのだから、あの偏食はなんだったのかと不思議に思う。

ピーマンはいつも豊作だ。不作の年を知らない。この夏もふっくらと青く輝く立派な実をつけている。ピーマンの盛りはこれからだ。日差しが強くなればなるほど元気になる。そんなに元気に多くの実をつけなくてもいいのにと思うこともある。


         


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オクラ食い、いよいよ夏本番かなと

2012-07-12 | オクラ

畑に行くのがいやになるくらい日差しが強い。しかし人間と違い、夏野菜というだけに暑いのは大歓迎のようだ。晴れると急に大きくなり収穫数が増えるからである。

オクラもそうだ。こちらはもっと暑いのが好きだ。7月に入っても横着こいてなかなか大きくならない。強い日差しで目が覚めたかように突然にぐいぐいとん伸びてくる。ぐずぐずしていたのに、よいしょと本気で腰を上げたような変化が面白い。

オクラは好きだ。この栽培にはこだわりがある。ポイントは芽出しにある。黒マルチの穴にタネをまく。各穴から芽が一斉に出てくる。1つでも芽を出さない穴があると気になる。見た目も悪いから、芽出しが不ぞろいだと私は機嫌が悪い。すぐに補植する。すべての穴から一様にきれいに芽がでていることにこだわる。

周囲の家庭菜園を見ると、オクラがきれいに育っているところはない。欠株ばかり目立って不揃いである。やはり見た目が悪い。芽出しがうまくいかなかったのだとすぐにわかる。それでいて補植もしていない。余計なお世話である。

オクラの生育は遅い。この2週間ぐらいでやっとその気になってくれたようだ。美しい花が咲いたら収穫を待つ。きのうから取れだした。初回の本数は少ない。これからが本番だ。天気がいい日は毎日のように取らないといけない。取りそこなって大きくなると筋がかたくなり、食感がきわめて悪くなる。できるだけ若いうちに収穫するためにはまめに畑に通わなくてはいけない。

ことしのオクラは角オクラに代えて丸オクラにした。こちらは少々大きくなっても筋張ったところがなく食べられる。オクラが食卓にのるようになると、夏本番近しという感がある。


         


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スイカよりカボチャを選んだわけ

2012-07-11 | カボチャ

ことしのカボチャは最初に3つのタネが発芽した。しばらくしてもう3つのタネも発芽した。あわせて6つになった。これを植えつけた。狭い菜園に6株のカボチャを植えるなんて無茶すぎる。ツルが縦横に伸びてほかの畝に進出して手に負えなくなるのは目に見えているのにだ。しかしせっかく芽を出したのだから捨てるのはしのびないと植えつけてしまった。2人の家庭なら2株もあれば十分だ。それが6株というのだから、どれほどの収穫になるのだろうと取らぬさきから心配している。

植えつけてからはいっさい手をかけていない。放任である。雌花が咲いても人工授精授粉はしない。昆虫にまかせている。授精授粉すれば雌花はすぐに膨らんでくる。授精授粉がうまくいかないと茶褐色になってしぼんでいく。人工授精授粉が好きな人はやった方がいい。しかし手を貸したとはいえ、確実に授精授粉したという手ごたえを感じない。あたりまえか。

菜園でツルが這ってスペースを占領するのはカボチャとスイカだ。私はこの2年間はスイカは作っていない。スイカは嫌いではないのだが、ひと夏に2回ぐらい食べれば満足してしまう。夏のものだから取りあえず一度は食べたいし、食べればそれで気が済んでしまう。スイカは小玉スイカをつくっていた。次々と出来る。それを冷蔵庫に入れる。野菜室はすぐにいっぱいになる。かみさんはいい顔をしない。食べないまま残るスイカが増えていく。スイカはそんなに食べないもんだと気がついた。それなら作っても張り合いがない。夏に1個か2個食べるなら買ったほうがいい。というわけでこの2年ほどはスイカをつくらない。おかげでスイカのスペースをカボチャに割り当てることができる。

飲んべえとしては、スイカは酒の肴にはならない。カボチャの煮物はなる。それにカボチャのポタージュも好きだ。丸ごとだと室内の冷暗所に置いておけばかなり長期間保存できるから、取れ過ぎたからといって無駄にすることもない。

話は変わる。トマトの収穫数が伸びない。台風4号で周辺のトマトハウスは吹き飛ばされたがわが家だけが無事だった。そのことは2回ほど書いた。収穫に影響はないものと思っていたら、やはり強風で痛めつけられたようで、葉が傷んできた。とくに大玉がいけない。思ったほど数が取れない。


 

         


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ひたすらがつがつとエダマメを食う

2012-07-09 | エダマメ

食卓に収穫物の夏野菜がずらりと並ぶ。キュウリ、ピーマン、ナス、シシトウ、トマト、タマネギ、ジャガイモ、トウモロコシ、ニンジン、インゲン、エダマメ。いずれもできがいい。さすがに年季が入っているなと自画自賛してしまう。これだけ長くやっているのだから、それで出来が悪ければよっぽど人間の出来も悪い。これらにこれから収穫するカボチャ、オクラ、ニガウリ、モロヘイヤ、クウシンサイを合わせると、わが菜園の夏野菜の揃い踏みだ。夏野菜がここまで出揃うと、そろそろ秋野菜の準備を考えなければならない。

エダマメが一昨日から取れ出した。心待ちにしていた。飲兵衛はこれを待っていた。うれしいことにことしの出来はいい。サヤが膨らんで実が入っているからね。エダマメづくりはまじめに取り組む。ほかの野菜に比べて力が入る。エダマメに比べらたトマトなんか目じゃない。しかしそれに応えてくれるかといえば、毎年そうはいかない。エダマメの最高の出来といったら、株全体のすべてのサヤの豆が膨らむことだ。しかしこれは無理だ。せめて8割ぐらいのサヤがふっくらと膨らむと大成功である。ところが年によっては、これが半分以下になる。サヤが膨らまないで中身がなく、ぺったんこのサヤばかりだとがっかりしてしまう。

毎年品種は「湯あがり娘」だ。葉が茂りすぎてサヤに実が入らないことがある。ことしはひとつのサヤに3粒入りが多い。4粒入りのもある。さらにうれしくなる。こうなると親指と人差し指で実の入りを確かめのにも心がはずむ。

「ことしはいいできだよ」と、あとはかみさんにまかせる。ゆでているな。エダマメのいいにおいが2階にまで上がってくる。さあご対面だ。香りといい、輝きといい、艶やかさといい、まさににおい立つ湯上がり美人だ。あとはただただうまい、うまいと食べるだけである。ほんと、うまい。


         


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毎年父の日には酒がやってくる

2012-07-06 | その他

 

酒は飲むべきであって書くべきでない。毎回同じことを言っては、すっかり忘れてしまった「酒の話」を思い出したかように書いている。

最初に言っておかないといけない。前回取り上げた「北雪・純米大吟醸」はうまかった。さすが値段に見合った香りであり、味であった。たしかに“高級”清酒である。この手の高い酒はすべて到来物であり、わたしは手を出さない。やってくるの待っている。これは私の誕生日に子どもから贈られたものだ。

高い清酒はいまや子どもからのプレゼントが多い。父の日もそうだ。酒以外のプレゼントは不要だ。すっかり物欲はなくなった。愛と平穏さえあればいい、なんて思っている。だから酒になる。それも清酒と決まっている。いやこれも物欲のうちか。こんどはどんな清酒がやってくるのか楽しみになった。定番以外の酒は、安いものから高いものまで、数え切れないほど飲んでいる。それでも全国には多くの造り酒屋があるから、へえ、と思う酒に出合える。

ことしの6月16日の父の日に宅急便屋さんがやってきた。箱の形からして酒だなとわかる。「飛露喜・特別純米」「喜久酔・特別本醸造」「雪鶴・純米大吟醸」「雪鶴・大吟醸」。前の2銘柄は評判のいい酒で、なんどか飲んできたものだ。あとの「雪鶴」ははじめてになる。この銘柄は知らないからまず自分では選ばないだろう。もらってはじめて知り、飲むことができる。それが到来物の楽しみである。前の2銘柄は清酒をよくっている長男からで、あとの2つは酒は好きだが、清酒を飲まない次男からだ。たぶん嫁さんが手配したのだろう。

飛露喜といえば無濾過生原酒である。もう何年前、いや十数年前?になるのだろうか。華々しいデビューであった。突然に名が広まった。その年に、その無濾過を手に入れることができた。フルーティーな味が口の中いっぱいに広がった。私の好きな味だった。いっぺんに好きになった。ウマイとなるとだれもが飲みたがる。品薄になる。手に入らなくなる。その後数年してまた無濾過を手にすることができた。あの味にまた出合った。それからまた数年後に思い出したかのように無濾過を飲むことができた。年年入手できなくなった。飛露喜の無濾過生原酒を飲んだのはこの3回ぐらいなものである。

有名になって入手しにくい酒はあきらめることにしている。こちらもひねくれ者だから、そんな酒なんか飲んでやるものかと思う。地酒ブーム初期の新潟の越乃寒梅がそうであったし、山形の十四代がそうであった。だから飛露喜と出合ったのも久しぶりになる。こんどは無濾過ではなく特別純米だ。これははじめてになる。要冷蔵だとある。わが家の冷蔵庫では1升瓶をそのまま入れることはできない。500ccのペットボトルに詰め替える。いい酒もペットボトルに詰め替えるとなんとも安っぽく見えるものだ。おお久しぶりだねと飲んでみる。ん?私の知っている味とは違う。味が乗っていない。薄っぺらな味だ。純米は得てしてそうなのだが、開封したばかりはどの酒もこんな感じだ。このまましばらく置いておく。はずれってことはないだろう。たぶんうま味が増してくるはずだ。

ふだん定番の酒ばかり飲んでいる身には、値段の高い酒、入手しにくい酒を手に取れるのは、一時の楽しみとはいえうれしいものである。しかし大吟醸や純米大吟醸クラスは晩酌の最初の1,2杯飲むだけで満足して、すぐに定番の酒に移る。貧乏性は治らないものである。


         


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地味ながら貢献大のインゲン

2012-07-05 | インゲン


トウモロコシを毎日のようにむしゃむしゃと食べている。食べるのに追われているといったほうがいい。さすがに毎日だとあきてきた。

インゲンもいまそんな状態が続いている。盛りで、毎日収穫に追われ毎晩食べている。こちらはトウモロコシとちがって毎晩食べてもあきがこない。トウモロコシはビールの友にはなるが清酒の肴にはならない。その点、インゲンならどちらでもいける。肴といってもゆでてかつお節をふって醤油をおとすだけである。それで十分に満足して食べている。

このインゲンは「ツルあり」である。「ツルなし」よりも収穫期間が長いように思われる。ツルを誘引するために支柱を立てるのは面倒だが、インゲンは「ツルあり」と決めている。

支柱を立てて育ててきたのが、台風4号の強風でばったり倒れた。すべて横倒しになった。ちょうど白い花が一面に咲いてこれからサヤをつけるところだった。せっかくここまで育てたのにとがっかりきた。いそいで支柱を起こして立て直した。茎の上部の葉は強風のためこすれてチリチリの状態になった。見た目にも被害がひどいことがわかる。こりゃ駄目かなと思った。ところがである。数日後にのぞくとサヤをつけはじめた。被害は思ったより少なかった。それから毎日の収穫に追われている。

インゲンは地味だ。目立たない。それでいて、わたしにはトマトなんかよりもずっとありがたく、夏にはなくてはならない野菜だ。


         


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