お寺ふぁん続々・続

タイトル誤認、お寺めぐりだけじゃない日常の切り取りです。

oso18 ヒグマの恐怖(2) 平手造酒

2023-08-30 05:54:42 | 日記

 oso18は加害ヒグマの固有名(コードネーム)

 osoは最初の被害が出た地名から、18は前足幅18センチからの命名だという。

 オスで330キロ、体長2.2メートルに及ぶ巨体。また実測したところ、足幅も20センチあったという。

 ここまで巨体に育ったのはきっと熊界の傑物だったということだろう。

 現在大半の肉は人の胃腸を経由して自然に復帰。

 

 

 乳牛60頭あまりを”食った”らしい。

 熊にしてみれば”おお~ここには随分うまくて食いでのあるのが固まっているな。狩るのら~くちん”

ということだったと思うが、なんとも迷惑な恐ろしい生き物だ。

 熊は対象が人の場合、どこを攻撃してどこを食べるのか?

 攻撃箇所は圧倒的に頭部、顔面、食害するのは内臓より筋肉部だという(内臓を食べないということではない。)

 想像するだけでも凄惨な狩だ。

 三毛別の開拓村もさぞや恐ろしかっただろう・・・。

 

 

 ただ、osoは駆除当時、ただちにその個体だとは認識されなかったようです。

 やせて皮膚病になっていたのが原因らしく。”まさか・・” というところですかね。

 

 この辺がなにやら平手造酒を思い起こしてしまうところです。

 平手は北辰一刀流千葉道場の使い手。

 傑物ながらいわゆるエリ-トには当たらない程度らしいです。

 酒癖、素行が悪く千葉道場を破門になっています。

 そのあたりの本人の感懐(もちろん物語上)

 

 ”想い出すなァ……御玉ヶ池の千葉道場か。
   うふ……平手(ひらて)造酒(みき)も
   今じゃやくざの用心棒、
   人生裏街道の枯落葉か”

 

 

 笹川繁蔵というヤクザに寄食しています。肺病も患っています。

 繁蔵は当初飯岡助五郎という大親分と友好関係にあったということですが、自身の伸長に伴い敵対関係に陥ります。

 繁蔵は”本職”、助五郎は同じく本職にして十手預かり・・銭形平次が賭場開帳してるイメージですかね。

 ”行かねばならん!” と絶叫するのは両者の決闘を知ってしまったから。

 病身を気遣い妙信尼が止めますが、ここぞと決闘に向かうくだりです。

 

 決闘は複数の死傷者を生じる激しいものですが、笹川方で死亡したのは平手一人だけ。

 功をあせって深追いしたところを態勢を立て直した飯岡側にめった斬りにされたということでしょう。

 因みに当時の検死記録では、下腹部から小腸が飛び出すほどの深傷を含め、全身に11カ所の切り傷を受けたらしく、にもかかわらず、ひと晩生き延び、翌日の早朝に絶命したそうです。(二木紘三のうた物語より)

 

 やくざの出入がもてはやされるというか、よくわからん部分ですが、義理人情、悲壮感、滅びの美学・・そんなものが承けたんですかね。

 クマちゃんは自然のものを生きるために獲っただけ・・ということになろうかと思いますが、同情できませんね。

 

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oso18 ヒグマの恐怖

2023-08-29 06:02:10 | 日記

 北海道で恐怖となった大型のヒグマが実は既に駆除されていたとの報道がありました。

 世の中にはありそうです。

 言わば大注目の”当事者”が人知れず没していたとか・・

 例えば三億円強奪事件(ふる~)の犯人が事件直後に事故死していたかも・・とか。

 

 熊は本来人を襲うような動物ではないようです。

 子育てはお母さん熊オンリー、雄は子連れメスがいると子を殺しメスを発情させ自分の子を宿らせ、かといって出産しても一切面倒はみないとか・・非情です。

 お母さん熊は教育するでしょう・・きっと。

”鳥でもないのに二本足で歩くあの生き物には近づいちゃだめよ。棒振り回したり、雷の出る筒向けたりしてめちゃ危険なんだから。逃げるのよ”

 

 しかし、出会いがしらで逃げようがない、人の方が背を向けて逃げた(この場合本能として追うようです。もちろん襲います。)などで人を襲ってしまった場合、

 ”なんだ、かあちゃんが言ってたみたいに危険な生き物じゃなかったな。”

 ”腹も減ってたし食ってみたら悪くなかったよ。”

 ”なにより他の生き物よりうんと獲りやすかったな。”

と思うことでしょう。

 だから人を襲った熊は絶対的な駆除対象になるようです。

 

 人を襲った熊の話、有名なものは三毛別羆事件(さんけべつひぐまじけん)、福岡大学ワンゲル部事件などがあります。

 これらは人を捕食対象として襲ったものです。

 リンクはあえて貼りません。ご自分で・・

 身の毛もよだつ・・という実話です。閲覧は注意が必要です。

 
 osoの話がよそになってしまいました。
 
 熊としてはいささか寂しい死だったかも…
 
 なにか剣客平手造酒と重なるような・・
 
 そんなことも含めて別に書いてみましょう。
 
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大塚阿波踊り2023

2023-08-27 08:19:56 | 日記

 

 

 

 夏色の背景です。都電大塚駅は疑似的に”駅舎”があります。

 

 

 踊るあほうも見るあほうもみんな笑顔がいいです。

 今日挙行できたこと、久しぶりということがもとですかね。

 

 

 これです。この足の跳ね上げが躍動感を生みますね。

 

 

 

 

 

大塚阿波踊り2023

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プリ御仁墜つ   三國志 鶏肋鶏肋 東部バフムト・アルチェモスク方面

2023-08-26 06:51:58 | 日記

 

 ワグネルの創始者、プーチンの料理人と言われるプリゴジン氏が死亡したようですね。

 反乱を起こし、そのことで刑事訴追はしないと言わしめたものの、

 ”ご主人様の手を噛んだ犬野郎は生かしちゃおけね~👹” ということですかね。

 ニュース風に言えば"事故と事件の両面で捜査しています。"でしょうけど、ロシア側で調べるとなれば、真相は調べる前から迷宮入り・・!?
 
 
 誰も驚いていないと思います。
 いつかやると思ってたけど、意外とあっさりやった・・
 きもかわいいキャラでした… 生存の可能性も全否定できないお国柄とも感じますが…
 
 
 三國志に漢中争奪戦のエピソードがあります。
 部下にして昵懇の夏侯惇が食事中の曹操に"次はどう攻める"といったことを聞いたところ、"鶏肋鶏肋…"と面と向かうでもなく一人言のように応えたと。
 
 誰もがいぶかしむところ、ある人物だけは撤退準備を始めたとのこと。
 まさにそうなります。
  後でその事を聞いた曹操は、適当な理由を付けてその者楊修を誅殺します。
  "よくも我が心を見透かしおったな!"ということと伝わるようです。元々気に入らなかったということもあるようですが…
 
  三國志好きな方はとうにご承知のことでしょうが、一応謎解きすると、"鶏の肋骨はしゃぶるに旨味があって棄てがたい、が、食べるに肉はない。"と戦況の行き詰まりを悩んだ発言だと言います!
 
 
  ウクライナ侵攻のバフムトこそ鶏肋の地になっているのだろうと思います。
 バフムトは両軍にとって戦略的価値はないと認識されているようです。
 ロシアのこだわりは領土奪還の政治的シンボルにしようとの意図によるものと言われます。
 
  この地を占領したのがプリゴジンです。
  ロシア軍は棄ててもいいんだけど、上層部の意思で守らざるを得ない、一方ウクライナ軍は無理に奪還を考えなくても適当に攻めて不利になれば固い陣地に逃げ込むを繰り返せばロシアに消耗を強いることができる…
 そんな状況をプーチンは知っているか?
 ”うちは圧勝してるんだよな?”
 ここで”いえ、圧されてて敗けそうです” なんて答えたら楊修になりかねません。
 ”もちろん勝っております。負けたふりしておびき寄せては木っ端みじんの連続です。” そんな風?
 
  どうみてもウクライナペースですね。
  "ありゃ影武者じゃ、ワシ生きてるで!"と現れない限り、補給も受けられずむしろ味方に殺されかけたワグネル(プリゴジン)の恨みを抱いた亡霊の地と記憶される地になるかもしれませんね。
 
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夏 中華の力 巣鴨

2023-08-20 08:05:48 | 日記

 言っても詮なきこと・・

 この後訳知りなこと言おうと思うけど、思考能力ゆだりまくりでただただ口をつくのは"アジ~"
 
 唐突に・・四川という地は冬寒く、夏は暑熱の地らしいですね。
 暑さでぼんやりとした頭をすっきりさせ、グロッキーな消化器を生き返らせるのが辛い料理だと聞いたことがあります。
 
 行きつけの上海料理の中華屋さん、"20年近く住んでるけど、今年一番暑い! これおいし 食べろ"と勧めてくれたのが辛い麺料理。
 

 
 これにじゃがいもが入ることがあるとも。”夏色スープ”です。
 
 
 
(上海辛肉面 面じゃなく麺だと思うんですが、そんな些細なことにこだわらないのが中華です)



 多分普通に日本の風土で食べると辛すぎる思います。
 しかし、まったく違和感ないです。
 元気になった気がします。
 いつの間にか日本… 東京は四川になってしまってるようです。
 
 例年甲子園が終わると赤トンボがいっぱい飛んで秋風が吹いていたかなと思います。
 待ち遠しくなりました。
 七夕になればホッと?・・
(今年の七夕は8月22日だそうです。)
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