さくさく

中居正広ナシでは1日が始まらない、終わらない。元気をくれるのは中居&SMAP。

私の言いたいこと&タレントが干される理由は 大手事務所「共演NG」多用~記事紹介も~

2016年10月22日 08時25分42秒 | SMAP解散関連報道 記事紹介

久々に、記事紹介です~。 その前に長~い私のいいたいことがあるけど(笑)ゴメンね。

今回の朝日新聞さんの記事は、地方版の紙面にも掲載してくださったようです。ご覧になった方も多いかと思います。ネット記事も全文読めますので、無料会員登録がまだの方はぜひしてみて下さいね。1日3つまで記事が読めますよ~。


この記事の中で、SMAPの解散の経緯について取材を申し込んだが『取材には応じられない』 とジャニーズ事務所は答えた、とある。

お抱えのスポーツ紙や週刊誌にはしょっちゅう記事が出てますけどねえ。
幹部みずから、率先してインタビューでSMAPを貶めるような発言もしているのにおかしいですね。

そう言えば、NYタイムスもジャニーズ事務所に直接取材を申し込んだが回答がなかった、と以前言っていました。 

 

まだまだ、一般人には事務所作成の「設定」が広く浸透していますが

矛盾を感じてくれる方も増えている様子。

ただの「批判」や感情論ではなく、おかしい事はおかしい、とこれからもはっきり言って行きたいと思います。


また、この記事の中に 『 「独立や移籍をしたら、しばらく干されるのは避けられない」 人気が出た直後に独立されると、事務所は人材の発掘や育成、宣伝などに投じた資金を回収できない。』とあるが・・・・

結成28年、CDデビュー25年のSMAPは、皆さんがご存知の通りの活躍。

すでにかかった経費の回収はもちろん、それ以上の様々な面で事務所に多くのプラスをもたらし、新たな道を開いたはずである。この一文はSMAPには当てはまらないと思っている。


また、この記事じたいは良い記事と思って紹介させていただいたので、その中に使われる言葉を否定するつもりは全くないので前置きとして宣言しつつ、言いたいことがあります。

SMAP解散問題を論じる時に、多くの方が「独立」について記事を書いてくれている。

事実はどうであれ、人権問題として私も芸能界のこの悪しき慣習は正されるべきだと思っている・・が、しかし!

このSMAPの状況を『芸能界の干す・干される』というよくある状態・・・のように処理されたくないというか。「干す」というワードに惑わされたくないと思っている。

 

たくさんの方のトラウマにもなった、1月18日のあの謝罪会見。

前代未聞のあの会見は 世界的にも強烈なメッセージになっている。

歴史的な会見となった。


SMAP解散問題を「彼らに原因がある」「事務所は悪くないよ」という、事務所作成の報道を信じている方は、もう一度あの謝罪会見を思い出して欲しい。


ファンは思い出したくもない、見たくないあの会見だけど。

一般の方、どうぞ冷静にもう一度思い出して欲しいのです。

 

私はあの会見を目撃した人なら 心の奥では気が付いているんだと思っている。

だけど

信じたくない 受け入れきれないものがあるんだと思う

だから、そんな酷いことじゃないよね~・・・と安心できる事務所発の「仲が悪いから」という理由を

受け入れて、信じたい人間の心理が働いているのだと思っている。

それぐらいショッキングな人権を否定する映像だったから。


ファンは辛いけど、現実に目を背けず活動してきた・・でも一般の方はただでさえ日々辛いニュースが多いのにSMAPごときに神経使いたくないかもしれない。まあ、そうだよね。

でも、あの【公開処刑】とまで言われた会見を・・・いまいちど、「どういうことだったんだろう」と思ってくれる一般の方が増えてくれると・・嬉しい。

 

SMAPに今も行なわれている 壮大なパワハラ、いじめ。

この人権問題を日本人は直視する必要があるのだと・・・訴えたい。

 

 

【タレントが干される理由は 大手事務所「共演NG」】
滝沢文那、赤田康和 2016年10月21日05時05分


コチラ  朝日新聞DIGITAL10/21

~引用~
「 年内いっぱいでの解散を発表したSMAP。一連の騒動は、人気タレントでも発言や去就が、所属する芸能事務所の強い影響下にあることを印象づけた。タレントの自由はなぜ制限されるのか。

SMAPファン歴約20年の東京都港区の主婦泉沢智子さん(55)は、「自由な雰囲気が彼らの魅力だったのに、もう感じられない。最近の発言も彼ら自身の言葉とは思えない」と嘆く。ジャニーズ事務所は一連の経緯について「取材には応じられない」としているが、背景には独立をめぐる問題があったとされる。

独立や移籍が芸能界で騒動になるのはSMAPに限らない。NHK連続テレビ小説「あまちゃん「に主演した能年玲奈さんは9月18日、ロケ地を訪れ、豪雨の被害にあった岩手県久慈市の施設に応援メッセージを寄せた。署名は「のん」だった。

 能年さんは、契約していた事務所と「専属契約の履行と更新をめぐる諸問題」(事務所)が発生。本名でもある「能年玲奈」を使えなくなり、7月に「のん」への改名を公表した。事務所は「協議しているが解決に至っていない」とする。

 お笑いコンビ・爆笑問題は1990年、当時所属していた事務所から独立。その後テレビの仕事が激減した。太田光さんは今年1月、深夜のラジオ番組で「ある日(レギュラー番組の現場に)行ったら、『お前ら何しにきたの』と言われたんだから」と明かし、田中裕二さんも「芸能界こわいと思った」と応じた。

 現在所属する事務所「タイタン」の社長で太田さんの妻の光代さんは「事務所が作った人気を自分たちのものと勘違いした。仕事は事務所が取ってきた『事務所の枠』で、本人たちの実力ではなかった」と話す。

 

元大手事務所関係者は「独立や移籍をしたら、しばらく干されるのは避けられない」とする。人気が出た直後に独立されると、事務所は人材の発掘や育成、宣伝などに投じた資金を回収できない。

 「大手事務所がよく使うのが『共演NG』というカード」と同関係者。テレビ局に「○○さんが出るならうちのタレントは出演させられない」と告げるというのだ。在京キー局関係者も「大手事務所がドラマの出演者や主題歌、脚本にまで口を出すなど番組制作への関与が年々強まっている」と説明。「ドラマで事務所の意向に反した俳優を使おうとしても、別のバラエティー番組でその事務所のタレントが使えなくなるので結局闘えない」という。

 

大手事務所は多数の番組にタレントを送り込んでいる。例えば、ジャニーズ事務所と吉本興業のタレントが主役や司会を務める主な番組は、NHKと在京キー局で週に計100番組を超える。

 こうした現状について、日本テレビの大久保好男社長は9月の定例会見で「(大手事務所には)優れたタレントが多い」としつつ、「テレビ局が自ら新しい才能を育てることも重要」。フジの亀山千広社長は「いろんなトラブルを乗り越えていかねばならないので、局と事務所の関係は一概には語れない」と述べた。テレビ朝日の早河洋会長は「スターとは大衆が決めるもの。事務所の影響力に右往左往しているかのように思われるのは残念」と話した。ある芸能事務所の社長は「一般の経済界と芸能界が違うのは、売り出す商品が生身の人間だということ。長くやれば次のステップに進みたいと思うようになるのは自然なこと」と指摘する。


■米国では力関係が逆 

日本の芸能界は海外からどう見えるのか。SMAP解散を「今後のソロ活動で数々の困難が待ち受けている」などと報じた仏紙ルモンド。東京特派員フィリップ・メスメールさんは「江戸時代、藩に属さない浪人が差別された。組織に属することで疑似家族をつくる古い日本的風土が芸能界にはあるのでは」と見る。

 日米のエンタメ業界に詳しい放送プロデューサーのデーブ・スペクターさんは「日本のタレントの多くは経験も技術もない素人。仕事を得られるのはプロダクションのおかげで、力関係で下になるのは当然」と指摘する。「米国では俳優や歌手らタレントがあくまでも主導権を握り、マネジャーを雇う」と話す。

 米国で映画の制作や監督をしている細谷佳史さんは、映画やテレビの俳優らが所属する俳優組合の存在を挙げ、「経験が少ない俳優は組合に入れないなど、実力主義が徹底されている。演技力や知名度を持つ人気俳優が移籍問題で仕事を失うことは想定しにくい」と話す。

 俳優の小栗旬さんは2014年8月、雑誌の対談で「日本の俳優も組合をつくる必要がある」と指摘。「『自分は誰かに殺されるかもしれない』くらいの覚悟で戦わないと、日本の芸能界を変えるのは相当難しい」と話した。
(滝沢文那、赤田康和) 」 

 

 

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SMAP「上場・売却」で・・皆ハッピーになる。/SMAPが日本の「国民的グループ」であった理由 ~記事紹介~

2016年09月14日 05時43分28秒 | SMAP解散関連報道 記事紹介

記事紹介が続き、すみません 

・ひとつ目は、経営的、経済面から見た記事。

・ふたつ目の記事は、事前に申し上げておきますが・・部分、部分の表現などは「SMAPファンにとって」しっくり来なかったり、受け入れにくいものがあるかもしれません。

なのになぜ紹介するかといいますと。
この記事はSMAPをサポータに任命し、「解散」発表後にグループでの関わりが難しいなら「個人でもいいので」とわざわざ公式発表してくださった日本財団さんがライター(宇野さん)に依頼したもの、ということ。

さらに、世界各国への配信も決まっているとのこと。

日本国内ではすでにSMAPの報道はわざとらしいぐらいに静まり、このまま「なきもの」としようとされている今、ファン向けではなく、広い世界へ、幅広い層へ、目を向けてもらうための意義がある記事と思い紹介します。

ちなみに、ライターご本人もツイッターで以下ののように説明しています。

「宇野維正 @uno_kore 9月12日

この拙稿を「最後に紅白で『世界に一つだけの花』歌って笑顔でフィナーレ」に誘導するものと読まれてる方もいるようですが、自分はそんな風景を望んでません。日本財団さんから「自由に書いてください」と言われて書いたものです(だから書きました)

nippon.comに「SMAPが日本の「国民的グループ」であった理由」という原稿を寄稿しました。今後、英語、中国語、フランス語、スペイン語、アラビア語、ロシア語に翻訳されて世界に発信される予定です」

 

 

【SMAPの「上場・売却」でファンとメンバーと事務所は皆ハッピーになる。(川崎隆夫 経営コンサルタント)】
2016年09月13日 05:00
川崎隆夫 経営コンサルタント、(株)デュアルイノベーション代表取締役

 

コチラ  sharesafe ONLINE

 

~引用~
「一部報道によると、SMAPの解散は、ジャニーズ事務所の企業イメージにも、少なからず影響を与えているようです。仮にこのままSMAPが解散してしまった場合、ジャニーズ事務所のイメージに傷がついたままの状態となってしまい、今後のジャニーズ事務所の業績にも、全く影響が出ないとは言い切れない状況のようです。そこで今回のSMAP解散は、ジャニーズ事務所にとっても望ましいことでは無いのだろうと勝手に想像し、問題をうまく解決できる手段が無いものか、改めて考えてみました。


■SMAP関連事業の「事業価値」
筆者はSMAPの解散について、多くの報道にあるように人間関係などの「情実」の面だけから解決策を考えるのではなく、「ビジネス」という側面からも併せて考えてみることで、初めて解決への道筋が見えてくるのではないかと思っています。そこで今回は、SMAP関連のビジネス全体をひとつの事業として捉え、「事業価値」という側面から考えてみたいと思います。

一部報道によると、SMAP関連事業全体の売上は、ジャニーズ事務所全体の推定年商約1000億円のうち、約1/5の200億円程度であると報じられています。よってジャニーズ事務所は、SMAP関連事業の売上全てを失ったとしても、全体売上の1/5程度を失うだけに留まるため、業績面での大きなダメージは少ないと考えているのかもしれません。

しかしSMAP関連事業は、不動産や株式と同様に「資産価値」も有していると想定した場合は、少し様相が変わってきます。参考までに、ジャニーズ事務所の同業で、サザンオールスターズや福山雅治さんなどのマネジメント等を手掛ける株式会社アミューズの時価総額を見ると、9月12日現在で約334億円となっており、アミューズが手掛ける全事業には、約334億円の価値があるということになります。

続いてアミューズの2016年3月期の決算を見てみると、売上は約489億円、純利益は約35億円となっています。そこで、アミューズとジャニーズ事務所は同業なので、両社は似たような収益構造になっており、経営戦略や経営方針についても類似点が多いだろうと仮定した場合、ジャニーズ事務所の「SMAP関連事業」の売上はアミューズの41%程度に相当するため、「SMAP関連事業」の事業価値も、単純計算では、アミューズの約41%に相当する137億円程度になるのではないか、と考えることができます。

要はジャニーズ事務所内で現在SMAP関連事業を運営・管理している部門が、仮に株式会社として独立しており、その株式全てを投資家等に売却できると仮定した場合、137億円程度の資金を調達できる可能性がある、ということになります。 よって今回のSMAP解散により、ジャニーズ事務所は、「SMAP関連事業」が生み出す利益を失ったに留まらず、137億円程度の価値があったかもしれない「優良資産」をも、手放す判断をしてしまった可能性があるのです。

なおジャニーズ事務所は非上場企業であり、財務諸表等の経営関連情報はもとより、経営方針等も一切開示していませんので、事業価値算出の根拠となる数字や情報が誤っている可能性があります。加えてジャニーズ事務所とアミューズとは、所属するタレント、アーティスト等のジャンルも違いますし、実際は経営方針や収益性、成長性等も異なっている可能性もあるため、上記事業価値の数字は、あくまでひとつの「目安」として捉えていただきたいと思います。

一般論ですが、年商1000億円程度の企業において、経営者と事業部門のトップとの間に確執があったとしても、経営者の一存で、その企業の売上全体の約2割を占め、また事業価値も130億円以上と推定される事業部門のトップをいきなり更迭し、併せてその事業部門をも閉鎖してしまうなどといった経営判断が下されることは、普通の企業では考えにくいことだろうと思います。

各種報道にあるように、仮にSMAPの解散は、様々な人間関係のもつれが主な要因で起きた出来事であり、その結果ジャニーズ事務所は、大きな事業価値を有していると推察される事業を失う羽目に陥ったのだとしたら、非常にもったいない話だと思います。

一方で、「SMAP事業の事業価値」を創り出している源泉は、ファンの支持です。よって、今回のSMAP解散発表により、ジャニーズ事務所は「約137億円に匹敵するファンの支持」も併せて失った可能性があります、これも実にもったいない話です。よってジャニーズ事務所は、再度この事業価値の大きさに着目し、SMAPの解散撤回を含めた「SMAP関連事業」の継続について、改めて検討し直すことが望ましいのではないかと思います。

■SMAP関連事業継続のためのスキーム案
今後SMAPの解散を回避し、SMAP関連事業を継続していくためには、現在のスキームではなく、新たなスキームを組むことが必要ではないかと思います。 その一つとして、以下のようなスキームが考えられます。

1.「SMAP関連事業」に加え、以前元女性マネジャーが手掛けていたグループやタレント等を担当している部門を独立させ、ジャニーズ事務所の出資により新会社を設立し、ジャニーズ事務所の子会社という位置づけとする。

2.代表権はジャニーズ事務所の経営者等が持つとしても、「最高執行責任者」(一般企業のCOOに相当)として元女性マネジャーを迎え、新会社全体のマネジメントを担っていただく。

3.役員や経営幹部には、ジャニーズ事務所関係者以外に外部から経営等の専門家を招くとともに、上場企業並みのコンプライアンス、ガバナンス体制も構築する。

4.現在の「SMAP関連事業」のビジネスモデルを継承しながらも、グローバル化やネット動画対応なども視座に入れた成長戦略も策定する。

また上記スキームを構築した際のメリットとしては、以下が挙げられます。

1.SMAP解散を回避できれば、ジャニーズ事務所の企業イメージの回復につながる可能性がある。

2.ジャニーズ事務所は、近い将来「SMAP関連事業会社」の株式を上場させるか、あるいは投資家等に株式の一部を売却することにより、多額の資金を調達できる可能性が生まれる。またSMAPメンバー等の関係者にも、ストックオプション等により株式の一部を割り当てた場合、関係者も株式売却益を得られるため、メンバー等のモチベーションアップにつながる可能性がある。

3.元女性マネジャーが担当していたグループやタレントを、新たに設立する子会社に移籍させることにした場合、ジャニーズ事務所本社所属のグループ、タレント等との「序列」が明確になるため、一部報道にあった「派閥争い」も消滅する可能性がある。

4、一部メディアで、ジャニーズ事務所に残ることを選択したと報じられた木村拓哉さんも、このスキームであればジャニーズ事務所と新会社の両方に籍を置くことができるため、他のSMAPメンバーとともに、支障なく活動できる可能性が生まれる。

このようにSMAPを含め、以前元女性マネジャーが担当していたグループ、タレント関連の事業をジャニーズ本体から切り離し、子会社に移管させてマネジメントを行うことで、SMAPの解散を回避できる可能性が生まれるとともに、今後SMAP関連事業を含めた新会社が行う事業全体の成長も期待されます。

■安倍首相の「歩み寄り」事例
報道によると、安倍晋三首相は、東京都知事選で激しく争った結果、敗北を喫した相手である小池百合子東京都知事と8月に会談した際に、「自民党は、きつい一本を取られましたが、東京五輪を成功させるため、政府と東京都が協力しなければならない。それが民意です。」と述べたそうです。

これは安倍首相が民意を優先して首相というプライドを捨て、小池氏に自ら歩み寄った事例だと言えそうです。一方で、安倍首相は小池氏に謝罪した訳ではなく、歩み寄っただけですので、安倍首相のメンツも保たれています。よって、「きつい一本を取られた。」という安倍首相の発言は、お互いの歩み寄りを促進する意味において、実に見事な表現だったと思います。

ジャニーズ事務所も、「SMAP解散回避」という「民意」を受けて、「安倍首相の歩み寄り事例」をモデルにして自ら歩み寄り、メンバーや元女性マネジャーを含む関係者全員で、本当にこのままSMAPを解散させてしまってよいのかどうか、再度話し合う場を設ける努力をすることが望ましいと思います。

関係者全員の話し合いにより、「大きな事業価値があると推定されるSMAP関連事業の主体であるSMAPを解散させてしまうことは、非常にもったいないことだ。」といったコンセンサスが生まれたとしたら、事態はSMAPの解散回避など、多くのファンが望む方向に向かうかもしれません。今後、是非良い方向に向かってほしいと思います。


株式会社デュアルイノベーション 代表取締役

経営コンサルタント 川崎隆夫 」
 
 
 
 
【 SMAPが日本の「国民的グループ」であった理由 】
宇野 維正 [2016.09.12]
 
コチラ  nippon.com
 
~引用~
「 結成から28年、SMAP解散のニュースは、日本中に衝撃を走らせ、海外でも注目を集めた。年末の解散までの動きが注目される「国民的グループ」の功績とその特異性を振り返る。
 
 

解散発表後の不自然さ

8月14日、日本中に衝撃が走った「SMAP解散」のニュースは、彼らのファンがたくさんいるアジア各国をはじめ、世界中にも発信された。

国内では、いまだに週刊誌やウェブのゴシップメディアを中心にその解散の原因や、今後の各メンバーの活動を巡る憶測が報じられ続けている。今回のSMAP解散の奇妙なところは、解散ツアーのようなものが行われる可能性はなく、現在のところSMAP5人での解散を受けての企画(テレビの音楽番組への出演やベスト盤などのCDリリース)が何も発表されていないにもかかわらず、唯一メンバー全員が顔を揃えるテレビ番組『SMAP×SMAP』の放送だけが、活動の期限とされる今年の年末までこれまで通り毎週平然と続けられていることだ。

解散に至った直接的な原因はメンバーの不仲にあったわけではないはずだが、結果的にコミュニケーションに問題が生じているといわれるメンバー同士の姿や表情や発言をテレビの画面越しに毎週見るというのは、それがテレビ局との契約によるものだとしてもエンターテインメントの在り方として不健全な状況だ。アイドルというものには必然的に「見せ物」の要素があるわけだが、現在の彼らは、おそらくは本人たちにとって不本意なかたちで「見せ物」となってしまっている。

 

『SMAP×SMAP』は先駆的なバラエティー番組

SMAPにとって『SMAP×SMAP』は、彼らの人気と名声を象徴するテレビのバラエティーショーであり続けてきた。1991年のCD デビューから5年後の1996年にスタートし、ちょうど今年で20周年を迎えるこの月曜日の夜の番組には、これまでマイケル・ジャクソン、マドンナ、ロバート・デ・ニーロ、トム・クルーズ、レオナルド・ディカプリオ、トム・ハンクス、デンゼル・ワシントン、ブラッド・ピット、ウィル・スミス、アラン・ドロン、ソフィア・ローレン、ジェーン・バーキン、ミハエル・ゴルバチョフ、デヴィッド・ベッカム、クリスティアーノ・ロナウド、ネイマール、ウサイン・ボルトなどなど、数え切れないほどの「通常ならテレビのバラエティーショーに出ることなんて考えられない世界中のセレブリティ」がゲストとして出演してきた。

また、それまで日本のアイドルグループはテレビのバラエティーショーにゲストとして出演することはあっても、ホストとして番組を持ち、そこでゲストに率先して自らコメディーやパロディーを演じたりすることはなかった。そんなさまざまなテレビ界、芸能界の常識を覆してきた『SMAP×SMAP』は、日本のテレビ番組で最も潤沢な制作費が注ぎ込まれてきた番組であり、日本においてアイドルという存在の意味と可能性を広げることとなった先駆的な番組でもあった。

 

「国民的グループ」の役割を自覚

この番組では、2011年3月に東日本大震災が起こって以来、5年以上たった現在に至るまで毎回、番組の最後にメンバー5人がフォーマルなスーツに身を包んで一列に立ち、視聴者に復興支援を呼び掛けている(現在は、今年4月に起こった熊本地震の被災者への義援金への呼び掛けも加えられている)。大きな災害が起こった後にタレントやミュージシャンがチャリティー活動をすること自体は珍しいことではないが、それをここまで継続的に、毎週、視聴者に向けて行っている例は他にない。

その復興支援への呼びかけのパートは、最初にジャニーズ事務所独立騒動の報道があった今年1月以降も、その都度撮り直されている。彼らはただ日本人の多くから「国民的グループ」と呼ばれていただけではない。その役割を自認して、その立場でその時に何をすることができるかを常に考えてきたグループだった。あるいは、そうした役割があったからこそ、それぞれがソロ活動で人気役者として、また人気バラエティータレントとして活躍するようになって10数年がたっているにもかかわらず、SMAPの一員であり続けてきたという側面もあったのだろう。

そのことを考えると、年内解散が報道されて、グループとしての音楽番組への出演やCMの契約が途絶えてしまった現在も『SMAP×SMAP』だけが続いている理由は、テレビ局との契約問題だけではないことが分かる。彼らは最後まで、少なくともその役割だけは果たし続けようとしている。

 

若手ミュージシャンの夢も担う

もちろん、SMAPが結成から28年もの期間、グループとして活動し続けてきた理由は、「国民的グループ」としての責務を果たすためだけではない。何よりも彼らはエンターテイナーであり、ステージ上で歌い、踊ることには、言葉にすることができない根源的な快楽と喜びがあっただろうし、そんな彼らの歌い、踊る姿は多くの人々を魅了し続けてきた。

近年、ビヨンセやリアーナ、カニエ・ウェストやジャスティン・ビーバーといったアメリカやカナダのトップスターたちは、インディペンデントで活動している若手ミュージシャンを自らの作品に積極的に起用し、世界中にその才能を知らしめるようになっている。SMAPは、楽曲制作や『SMAP×SMAP』での共演ステージにおいて、日本国内でそれと同じような役割を90年代後半からずっと果たしてきた。今年8月に解散報道があった時も、多くのミュージシャンから「いつかSMAPに楽曲を提供するのが夢だったのに」「SMAPと共演するのが夢だったのに」とその解散を惜しむ声が上がっていた。SMAPは、そんなメインストリームとアンダーグラウンドカルチャーのクロスオーバーを夢見ることができる場所であり続けてきた。

 

解散の危機は何度もあった

海外では「ボーイバンド」などと呼ばれる活動形態であるSMAPの5人のメンバーも、今年で最年長の中居正広と木村拓哉が44歳、最年少の香取慎吾も39歳。図らずもメンバー全員が40代になる直前に、グループとしての活動を終えることとなった。途中からは役者やテレビ番組MCとしてソロでの活動の比率も多かったとはいえ、自立した5人の大人の男が30年近くずっと一緒に活動していれば、その過程では当然のようにメンバー間に不和が生まれる時期もあっただろうし、オリジナルメンバーの森且行の脱退(1996年)を筆頭に、これまでも解散の危機に何度か直面したことをメンバー自身がふと漏らすこともあった。

何事も永遠に続くものはない。(極めてチケットの入手が困難だった)彼らのライブツアーに足を運んできた熱心なファンも、主にテレビを通して彼らの活動を追ってきたライトなファンも、「SMAPのいる日常」があまりにも当たり前のこととなっていて、これまで「SMAPが解散する」という可能性に思いを巡らすことがなさすぎたという面もあるだろう。50歳になっても60歳になってもSMAPであり続けてほしいという願うファンの気持ちは、メンバーの精神的負担と肉体的負担を客観的に考えれば、ある種の残酷さと隣り合わせでもあった。

 

SMAPの功績にふさわしいエンディングを

しかし、彼らを育ててきた担当マネージャー(当時)の独立問題に端を発すると報道されている今年に入ってからの解散騒動と、8月14日に発表された「グループとしての解散」という結論は、はた目からは事務所による「強制終了」のようにも見えた。日本のエンターテインメント界においてあまりにも特別な存在であったこの「国民的グループ」の終わり方として、それはふさわしくないものだという気持ちが拭えない。いつか彼らが「解散」することがあったとしても、今回発表されたメンバーの書面やラジオ番組でのコメントには、「このタイミング、このやり方ではしたくなかった」という気持ちがにじみ出ていたし、ファンの間には、メディアを通して一方的な情報が流される解散報道に対して疑心暗鬼が渦巻いている。

SMAPが正式に解散する今年の大みそかまで、残りあとわずか。事務所やメンバー間の意思の疎通において、どこかでボタンの掛け違いがあった(おそらくは一箇所のボタンではなく複数箇所のボタンにおいて)としか思えない今回の解散騒動だが、せめて最後だけは、メンバー全員が自分たちの歴史と功績にプライドを持って、彼らが一貫して体現し続けてきたポジティブな感情をファンと共有できる機会が訪れてほしいと、今は願うばかりだ。日本のエンターテインメント界において彼らが成し遂げてきた功績を踏まえれば、彼らには笑顔で送り出される資格があるし、そうでなくてはいけないと思う。

(2016年9月6日 記)」

 
 

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SMAP 25年越し「SAY YES」超え「世界に一つ~」が歴代6位に/隠し文字の企画の狙いは? ~記事紹介~

2016年09月14日 05時17分08秒 | SMAP解散関連報道 記事紹介

いくつか、記事を紹介させていただきます。

ひとつは9月9日のデビュー記念日を中心とした「世界に一つだけの花」購入にあたっての記事。

もうひとつは、同じく9月9日にSMAPとそのファンへの粋なはからい・・が記事になりました(当日も速報記事あり)

 

【 SMAP、25年越し「SAY YES」超え 「世界に一つ~」が歴代6位に  】
2016-09-13 04:00

コチラ  ORICON STYLE

~引用~
「 年内解散を発表したSMAPの代表曲「世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン)」(2003年3月発売)が週間4万9602枚を売り上げ、9/19付オリコン週間シングルランキングで3位にランクイン。前週12位からTOP10に返り咲きを果たした。

ファンが「売上300万枚突破」を目指して購買運動を展開している同作の累積売上は284万6462枚。25年前、デビュー1位を阻まれた“因縁”のCHAGE&ASKA「SAY YES」(1991年7月発売)の累積売上282万2450枚を抜き、シングル売上ランキング歴代6位に浮上した。

 SMAPは91年9月9日にシングル「Can’t Stop!!-LOVING-」でCDデビューし、初週売上8.1万枚で91年9/23付週間シングルランキング2位に初登場。奇しくも同週付の1位がCHAGE&ASKAのロングセラー「SAY YES」(91年8/5付~10/28付まで13週連続1位、9/23付=週間売上14.6万枚)だった。

 デビュー25周年記念日に公式の記念イベントは行われなかったものの、ファンがSNSや新聞広告欄など各所で祝福し、CDショップもコーナー展開で支援。9/9付で2万6508枚、9/10付で6906枚を売り上げ、デイリーランキングでそれぞれ2位、1位を記録した。デビュー25周年の週に「世界に一つだけ~」の累積売上が「SAY YES」超えを果たすプレゼントをしたファンの気勢はさらに上がっている。

 9日には、日本レコード協会が2016年8月度ゴールドディスク認定作品を発表。「世界に一つ~」が3ミリオン作品に認定され、「出荷」枚数が300万枚に到達した。同協会によると、シングルの3ミリオンは、速水けんたろう、茂森あゆみ/ひまわりキッズ「だんご3兄弟」(1999年3月度認定)以来17年ぶり2作目。 

 

 

【SMAPファン感動、楽天ブックスに隠しメッセージ! 企画の狙いを聞く】
2016年09月13日


コチラ  withnews 

~引用~
「 SMAPを特集したページに「隠しメッセージ」が

9月9日にCDデビューから25周年を迎えた国民的アイドルグループ「SMAP」。解散騒動が話題になる中、ネット書店の楽天ブックスがホームページに仕込んだ「隠しメッセージ」が話題になっています。見た人からは「なんて粋なはからい」「泣いてしまった」といった声が上がっていますが、どんなメッセージだったのか? また、どんな思いを込めたのか? 楽天の広報担当者に聞きました。

 

9月9日の0時から34時間限定


 SMAPがデビュー25周年を迎えた9月9日の0時。楽天ブックスはトップページの「今日のおすすめ」枠に、SMAPのCDやDVDを20点掲載しました。

 ひとつひとつの作品に30文字程度で「SMAPの代名詞とも言える、歌い継ぐべき曲」「シングルとしては2度目のミリオンセラー曲」といった紹介文が書かれています。

 これらをPC版で見ると、文字の一部が不自然な感じで太字になっていることに気づきます。そして左から順番に太字をつなげて読んでいくと、こんなメッセージになります。

 「SMAPとそのファンなら奇跡も起コせると信じてる!!!!!!」

 10日午前9時59分までの時間限定で、SMAPとファンに向けて仕込まれたこのメッセージ。ネット上では「奇跡起こしてみせます」「webショップに泣かされたの初めてです」といった声が上がりました。

 

なぜ隠しメッセージなのか


 どんな思いでこのメッセージを企画したのか? 楽天の広報担当者に聞きました。

 ――企画のきっかけを教えてください

 「日頃から商品レビューやSNSを見ていて、25周年記念日に向けたファンの強い想いを感じていました。楽天ブックスとしても何かできることはないかと考え、トップページでSMAPの特集企画を実施することにしました」

 ――なぜ隠しメッセージを

 「楽天ブックスのトップページ対象枠に掲載できるのは20商品で、コメントの文字数にも制限があったため、想いが一部しか入れられませんでした。ただどうしても、これまで幾度となく日本中に笑顔を届けてくれたSMAPへの想いと、そのファンとの絆を表現したいと思い、そのためにはすべての商品に少しずつ想いを込めるしかないと思ったんです」

 

「社内の何人もが涙して」


 ――どなたが発案したんですか

 「楽天ブックスで特集などを企画している担当者を中心に、トップページの運営に関わっている担当者らが共同で企画しました。SMAPファンかどうかについては、申し訳ありませんが非公表とさせてください」

 ――工夫した点や苦労した点は

 「数多くあるSMAPの楽曲の中から掲載作品を選出するだけでも大変でしたが、個々の作品につけるコメントや作品の掲載順、隠しメッセージ内のワードをどのように組み合わせるかといった点は、特に時間をかけて検討しました」

 ――反響は

 「SNSなどで多くのコメントや反響をいただき、同様の内容のメールも送っていただきました。9日はパソコンに張り付いて1件1件ファンの方から寄せられるすべてのコメントを読んでいました。それらを読み、社内の何人もが涙してしまうほどでした。今の想いは、ただただ、太字のメッセージに込めた通りです」

 

10月の「集中購買日」の設定については・・10/10-16案が濃厚。またブログ内でもお知らせしま~す。

9/5~9/11は   8月18日は中居正広誕生日・9月9日はSMAPデビュー記念日    

集中購買についてコチラ  <どうして、今「世界に一つだけの花」が売れているの?>  


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SMAPきょう25周年 記者が見た5人の真実/ファンが起こした行動 ~記事紹介~

2016年09月09日 06時09分57秒 | SMAP解散関連報道 記事紹介

9月9日の前後にご紹介したい記事が出てまいりました・・

まずは、コチラ。

 

『【連載3】 SMAPきょう25周年 記者が見た5人の真実 PART1 

2016-09-09

 

コチラ   ORICON STYLE

 

~引用~
「 初回『SMAP解散がもたらした喪失感 終わらないことは“残酷”なのか?』、2回目『SMAPにとっては“異色”だった国民的ソング「世界に一つだけの花」』に続く、SMAP連載第3弾。今回は、彼らのデビュー記念日の9月9日にちなみ、取材現場から見えた5人の真の姿に迫りたい。“解散は不仲が原因”といった報道が聞こえてくるが、果たしてそれは本当だろうか。そもそもSMAPは“仲良し”だったのか。5人が集結した時の力と、裏側の姿を知るライターが綴る。

 

「いつ解散するのか、いつ売れなくなるのかって思ってた」

9月9日は、SMAPにとって特別な日である。

 25年前のこの日、「Can’t Stop!!-LOVING-」という8センチのCDシングルで6人のSMAPはデビューした。雨の西武園ゆうえんち。赤と黄色の“ザ・アイドル”な衣装で元気いっぱいにパフォーマンスをする姿は、今もときどき“お宝映像”的にテレビで放送されている。当時、最年長の中居正広が19歳、最年少の香取慎吾はまだ14歳だった。

 5年前の9月9日、デビューイベントが開かれたのと同じ西武園でSMAPのデビュー20周年イベントが開催された。アルバム『SMAP AID』の購入者から抽選で選ばれた1万人が招待され、イベントの後には、ファン全員とSMAPとの握手会もあった。中居はMCで、「20年前は、自分たちの今の姿を想像してなかった。いつ解散するのか、いつ売れなくなるのか、いつ歌えなくなるのかって思ってた」と語り、木村拓哉も、「(過去に解散説は)2年に1回はあった。いろんな経験をさせてもらった」とジョーク交じりに振り返っていた。

 

あれから5年、SMAPをめぐって、さらにいろんなことがあった。

 とくに、今年1月の解散騒動から解散発表に至る7ヵ月の間(メンバーにとってはたぶんその前から)に起こった“いろんなこと”に関しては、不確定な情報が錯綜しすぎて、どうして5人が“解散”という結論を選ぶに至ったか、まったくもって不透明なままだ。おおまかな経緯は伝えられてはいるけれど、ファンはどうにも納得できない。

まるで、これまでメンバーと主要なスタッフによって綿密に書き込まれていた台本が、突如ざっくりと、何度となく書き換えられ、しかもメンバーごとに書き換えた台本を渡すタイミングがズレてしまっていたために、最後はメンバーが「ショー・マスト・ゴー・オン」は不可能だと判断してしまったような、そんな理不尽さがつきまとうのである。

 

とはいえ、SMAPにとってもファンにとっても特別な9月9日という日に、私が主張したいのは、解散に対する不服や鬱憤ではない。長きにわたって彼らを見てきたファンが信じていること。それは、解散は“不仲”が原因ではないということだ。

もともと、SMAPは自分たちが“仲良し”であることをアピールしたことなど一度もない。常にどこか張り詰めたテンションを保っていることが、彼らの美学でありスター性だと思っていたし、だからこそ、一緒に仕事をするときは特別な高揚感があった。“撮られること”と“話すこと”に集中しているSMAPを見るだけでも、彼らの中の見えない絆を感じることができた。だからこそ、25周年の記念日に、彼らの“SMAP愛”がどんなに誠実で美しいかを、どんなに純粋で奥ゆかしいかを、綴っておきたいのである。

 

オーラと迫力を感じる撮影現場、5人の“花束”リレーも 

SMAP5人が集まったときほど、人の持つオーラとか迫力を感じたことはない。撮影はいつもスピーディー。ほぼ無音の中で、あらゆる緊張感と集中力が、スタジオに充満する。初めて撮影に立ち会ったときは、5人が並んだときの迫力とともに、全員の瞬きの少なさに驚いた。撮影した写真はすぐPCモニターにアップされるのだが、5人のうち誰かが目を瞑っているようなNGカットが一切ない。それでいて、ただカッコつけているわけではなく、こちらが意図した“ストーリー”をきっちり演じてくれるのだ。

 「さかさまの空」というシングルのプロモーションでの取材は、そんなに大きくはない撮影スタジオだった。フォトグラファーが「空を見上げる感じで」とオーダーすると、全員が一斉に上を見た。現実に、そこにあるのは天井である。でも、5人はたぶん同じ色の、同じ彩度の空を心の目に映し出していた。彼らが上を見上げた瞬間、まるでそのスタジオが屋外に空間移動したように、5人の頭上に薄青い空が広がったような錯覚があった。

 また別の撮影で、一つの花束をプレゼントするようにリレー形式でメンバーに順番に手渡してもらったとき、最後に木村が差し出した花束を、中居がノールックで受け取ったこともある。中居から稲垣吾郎、稲垣から草なぎ剛、草なぎから香取慎吾、香取から木村。それぞれ、渡す場面はフォトグラファーがきっちり押さえていたのだけれど、木村から中居の時に限って、ものすごいスピードで木村は中居に花束を差し出し、気付いた時にはもう花束は中居の手にあった。どうして、あのタイミングがわかったんだろう。どうして、位置がわかったんだろう。どちらの撮影でも、短いイリュージョンを見ているような気分になった。

 

5人はイメージを共有し、自由自在の対応力を発揮した 

何百とある彼らの曲の中に、“空”をテーマにしたものはいくつもある。「さかさまの空」「オレンジ」「夜空ノムコウ」「かなしいほど青い空」……。彼らの“歌唱”についても思うのだが、SMAPの5人がカメラの前に立つとき、必ずそこに確固たる“イメージの共有”がある。スーパープロフェッショナルな彼らは、作り手の意図を瞬時に汲み取り、“夏”や“空”や“花”の景色を心に描く。デビューして最初の5年は6人で、それ以降は5人で。“いろんなこと”を乗り越えながら、かけがえのない景色を共有してきた。そんな5人だからこそ、5人にしか歌えない歌があって、5人でしか描けない空の色がある。

 5人での撮影は、だからちょっとしたライブのようだ。写真撮影を苦手とする中居は、「笑顔で!」というオーダーにこそなかなか応えてはくれないものの、リーダーのシャイな部分を補うように、木村が不意に予想外の動きをしたりして(さっきの花束リレーのエピソードみたいに)、それがいいアクセントになっていく。笑顔を牽引していくのは常に香取で、どうしても「できるだけくっついてほしい!」というこちらの要望に、草なぎという相棒と一緒になって、きっちり対応してくれた。短い撮影の中でも、草なぎと香取のじゃれ合いには、いつも和まされたものだ。また、こちらの投げるテーマに一番繊細に反応するのが稲垣で、たとえば木村がトリッキーな動きをしたときは、それをうまく生かすような表情を見せたり、自由自在の対応力で常に全体のバランスを取っていた。


SMAPであることに苦しみ、愛し、SMAPという人生を生きてきた

 解散が決まってから、気づけばSMAPの過去のライブ映像に手を伸ばしている。彼らのダンスの見所は、なんといってもそのフォーメーションの多彩さだ。90年代半ば、“全員が主役を張れる”アイドルが画期的だったことは言うまでもないが、シングル曲に関しては歌割りもほぼ平等で、ダンスもセンターがくるくると変わる。だからこそ、森且行が脱退した時や、稲垣の活動自粛時にその穴を埋めることはさぞ大変だったことだろう。でも、ライブで、同じ空間にいて、同じ景色を見たことのあるファンならわかる。

SMAPの5人は、SMAPを愛し、メンバーを信頼し、全身全霊でSMAPという人生を生きている。SMAPであることに傷つき、苦しみ、もがき、でも必死でファンの元に“音楽”を届けている。そう、SMAPのホームは、バラエティでもドラマでも映画でもなく、紛れもなく“ライブ”なのだ。SMAPが一番かっこいい場所。SMAPが、その肉体を通して、ファンと共に“音を楽しむ”場所。ライブで、彼らの魂が燃焼する。その光景を目に焼き付け、“生きる喜び”を感じられたからこそ、ファンは、彼らの中に揺るぎない“見えない絆”があることを確信しているのだ。

 様々な取材現場で、奇跡のような5人の輝きを目の当たりにできたこと。SMAPのライブで、彼らの心からの歌と言葉が聴けたこと。それらの思い出は、これから先もずっとずっと宝物として、心の中でかけがえのない輝きを放つだろう。
 25年前の9月9日、SMAPの物語は始まった。そしてこれからも、SMAPと私たちの物語はずっとずっと続いていく。
(文/菊地陽子)

【連載第4回】
『記者が見た5人の真実~取材の裏側で見えたもの~ PART2』に続く 」 

 

 こちらも

【 SMAP「世界に一つだけの花」に寄せたファンの想いとは 25周年へファンが起こした行動 】

16年9月8日 09時52分


コチラ  Music Voice


~引用~
「 
SMAPのシングル「世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン)」の累計売り上げ枚数が300万枚に達しようとしている。9月5日付オリコン「デイリーCDシングルランキング」では再び4位に浮上、累積売上枚数は278万3000枚(9月5日時点)を記録した。

 同シングルの発売は2003年3月だが、今年1月の解散騒動をきっかけにグループ存続を願うファンたちから購買運動がはじまり、年内での解散が発表されたいまもなお、広がりをみせている。

 

ファンからSMAPへ、デビュー25周年を祝うために何ができる? 

Twitterでは「#SMAP25周年に300万枚の花束を」のハッシュタグで活動が共有され、ファンが一丸となってトリプルミリオンをプレゼントしようという取り組みだ。

 もちろん、買う・買わないは自由だ。強制的なイベントではないものの、このような状況下でファンがファンの行動に突き動かされていく様子が見えてきた。

 全国のCDショップでもSMAPの25周年を祝福するコーナーを設置する店舗が増えている。新譜ではないものの、大きくスペースを設けて大々的にディスプレイすることでSMAPとファンを支えている。

 

購買運動と並んで盛んな活動が「#スマヲタハガキ職人への道」だ。SMAPのメンバー、出演するテレビやラジオ番組へ送るメッセージハガキを送ろうというもの。

 ファンの一人に、メンバーカラーの5つの星をデザインしたハガキのフォーマットをTwitterなどで無料解放している「男だけどSMAPが好き(@5s5m5a5p)」さんがいる。今回、メールで話を聞いた。

 「男だけどSMAPが好き(@5s5m5a5p)」さんら有志は当初、9月9日に新聞広告や街頭ビジョンを使ってSMAPにお祝いメッセージを贈ろうと考えていたそうだ。しかし、莫大な予算を要すること、納期やレギュレーションの都合等で企画を見直すことにしたという。

 「新聞広告のデザインを考えた際に制作した5つの星がつながったシンボルマークがとても好評で、このマークを使用して別の活動ができないか、と考えた時に思いついたのが、今回のハガキイベントです。これであれば、第三者に迷惑をかけることなく直接、個人の判断で活動できるため、一般の人も参加しやすいと考えました」(男だけどSMAPが好きさん)

 ハガキのフォーマットを統一することで、SMAPや関係各所に届いたときにインパクトがあり、同時にSMAPファンの団結を示すことができるのではないか、と考えたという。発信と受信の双方を考慮した、デザイナーならではの気の利いた仕事に共感するファンも多く、データのダウンロードは2000件を突破したそうだ。「今後も何らかの形で広告を出せないかと検討中」とのことだ。

 通常ならばデビューを祝うコンサートが開催され、ファンが足を運び、一緒にお祝いをする機会が実現したはずだが、現在のところ、そのようなイベントは発表されていない。それならばとファンが立ち上がった。

 想いを伝えたい――、次は自分たちが行動する番だといわんばかりに行動力と結束力をみせているSMAPファン。これらのハッシュタグに込められた思いは、SMAPデビュー25周年のお祝い、これまでの感謝もあれば、奇跡を願って想いを託すなど様々だ。

 1991年9月9日にデビューしたSMAPは2016年9月9日に25周年を迎える。300万枚の花束に託したファンの25年分の愛よ届け、そして奇跡よ起これ。(文・柚月裕実) 」 


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SMAP解散で考える、芸能界という周回遅れのビジネス/求められる業界の変革! ~記事紹介~

2016年09月01日 06時14分41秒 | SMAP解散関連報道 記事紹介

 

ぜひ、読んでいただきた記事なので ご紹介いたします

【 「SMAP」解散で考える、芸能界という周回遅れのビジネス。】
2016年08月31日 05:00
川崎隆夫 経営コンサルタント、(株)デュアルイノベーション代表取締役

コチラ  Sharescafe ONLINE


~引用~
「 産経新聞の報道によると、世耕弘成経済産業相は8月15日の記者会見で、SMAPが年内で解散することについて触れ、「コンテンツのアジア展開にとって、今回の解散は決してプラスにはならない」と指摘し、日本文化を海外に発信する「クールジャパン」への影響に懸念を示しました。一方で、世耕経産相は「SMAPの後を付いていく、追い越していく、海外で人気のある新しい活動が高まっていくことを期待したい」と述べ、若手の活躍にも期待を示しました。


■芸能界に残る、旧態依然とした商慣習
現在、政府が強力に推進している政策のひとつに、日本の魅力を海外に発信する「クールジャパン」があります。特に「コンテンツ」「ファッション」「デザイン」「観光サービス」等に重点を置き、海外で人気の高い商材やコンテンツに関する情報を積極的に発信しています。中でもエンターテイメント領域のコンテンツについては、今後大きな成長が期待できると注目を集めています。

一方で、今後もSMAPのように世界に通用する「優良コンテンツ」を継続的に生み出す仕組みを構築するためには、タレント、アーティスト等が自由に活躍できる環境を整えることも必要です。しかし各種報道の中には、芸能プロダクション業界には、未だに旧態依然とした慣習が残っている、と報じているものがあります。またニューヨークタイムズなどの海外のメディアからも、日本の芸能事務所と所属タレントとの契約に関する問題点が指摘されています。

各種報道で指摘されている芸能プロダクション業界の商慣習のうち、問題があるとして指摘されているものは、以下の通りです。

1.メディアとの「バーター取引」の存在
真偽は定かではありませんが、一部メディアは、過去に芸能事務所の一部が、その優越的な地位を利用して、TV局や出版社等に対して、自社と競合する事務所のタレントが出演する番組等への自社タレントの出演を拒否する「共演NG」、自社タレントの写真等の掲載を許可しない「掲載拒否」などをちらつかせて、自社の意向を通すための「働きかけ」を行ったケースがあったと報じています。

仮に上記報道が事実だったとしたら、公平・公正であるべき番組や報道内容に、特定の事務所の意向が強く反映された可能性も否めません。また、独占禁止法に抵触する可能性も指摘されていますので、一度「バーター取引」全般については、放送局の監督官庁である総務省等がその実態を調査し、その結果如何によっては、取引慣行の是正を勧告するなどの措置を講じる必要があると思います。

2.所属タレントに不利な「マネジメント契約」の内容
ニューヨークタイムズは、ジャニーズ事務所に関する記事の中で「このビジネスモデルは喜多川氏がアジアで編み出し、SMAPをはじめとするグループで、とてつもない成功をおさめ、以来、中国や韓国の芸能事務所もこれに倣った。その多くは、長い場合は10年以上にもわたり、稼ぎの半分以上を事務所にとりあげられる『奴隷契約』を子供に交わさせるものとして批判されている。」と報じています。

上記ニューヨークタイムズの報道にもあるように、ジャニーズ事務所に限らず、所属事務所とタレントとの間で締結されたマネジメント契約の中に、コンプライアンス上の問題があり、かつ契約タレントにとって著しく不利な内容のものが存在するとしたら、是正を検討する余地がありそうです。

3.タレントの独立、移籍を阻害する「妨害行為」の存在
これについても真偽は定かではありませんが、一部メディアは、所属事務所と揉めて独立や移籍を行ったタレントについて、ある大手事務所がメディアに対し、当該タレントを出演させないよう働きかけるなどの「妨害行為」を行ったケースがある、と報じています。仮にこのような報道の中に、事実と認定されるようなケースがあったとしたら、憲法が定めた「職業選択の自由」に抵触した可能性があります。

一方で、芸能事務所の立場に立つと、「多額の投資を行ってタレントを育成した後、投資資金を回収する時期になって、独立や移籍をされたらかなわない。」という事情があることも良く理解できます。その解決のためには、国などが主導して、タレント、芸能事務所の双方が納得できる「所属タレントの独立・移動に関する業界標準のルール」の策定を促すことが必要ではないか、と考えられます。

4.所属タレント等に対する「ハラスメント」に相当する行為
一部のメディアは、過去に経営者などが所属タレントに対して、セクシャル・ハラスメントに相当する行為をしていた事務所がある、と報じています。また真偽は不明ながら、「所属事務所の経営者から、性的関係を要求された。」といったタレントのコメントが掲載された書籍等も出版されています。仮にそのような報道の中に、事実と認められるものがあったとしたら、一般企業等と同様に、タレントを各種ハラスメントから保護、救済するための制度創りが必要だと感じます。

■芸能プロダクション業界の「近代化」を促す政策案
日本の「芸能プロダクション業界」の市場規模は、推定で1兆円を超えると予想されます。その市場規模からすると、ひとつの産業として認知されるレベルにまで拡大していると言えるでしょう。

しかし、芸能プロダクション業界を構成する芸能事務所の殆どは中小企業であり、タレント・マネジメントやコンプライアンス、コーポレートガバナンスといった領域が未整備のままになっている事務所も多いと予想されます。また芸能界全体についても、商習慣等の面においては、旧態依然とした慣行が色濃く残っていると感じます。

このように、中小企業が主たる構成員となっている旧い体質の業界に対し、「クールジャパン」の推進役にふさわしい「クリーンな業界」になるよう変革を求めるためには、政治の強力なリーダーシップが不可欠だと思います。そこで筆者は、以下のような政策の推進を提案します。

1.監督官庁の選定と「許可制」の導入
芸能プロダクション業界の指導・監督を行う監督官庁を定め、人材紹介・派遣業業界等と同様の「許可制」等の導入を検討する。並びに法整備やガイドライン等の策定、各種指導等についても検討を行う。

例えば経産省の中に、芸能プロダクション業界を指導監督する部門を創設し、許可を求める事務所等に対して所定の審査を行い、審査をクリアした事務所にだけ営業許可を与えるとともに、事業者登録を行う制度の導入を図る。なお事業者登録がされていない事務所に所属するタレントは、原則としてNHKの番組や、国等の公的機関が関与するメディア、イベント等に出演できない等の措置も検討する。

2.業界の近代化を促すための各種是正策の策定、並びに適切な指導・監督等の実施
経産省等の監督官庁が、公正取引委員会や総務省、厚労省等と協力して、「不適切な商慣習の是正」、「タレント・マネジメント契約の是正」、「所属タレントの独立・移籍に関する業界ルールの策定」「コンプライアンス、ガバナンス等の改善」等に関する実態調査を実施した上で、必要な法律の整備等を検討する。また登録事業者等に対して、業界の近代化を図るために必要とされるコンプライアンスやガバナンスの整備等に関する指導・監督、教育等も実施する。

上記のような政策を推進できれば、芸能プロダクション業界の体質も、次第に変わっていくものと予想されます。

■「芸能プロダクション業界」から「エンターテイメント業界」へ
仮に芸能界に、SMAPのような一流のタレントやアーティストであっても、一度所属事務所とトラブルが起きると、独立や移籍もままならず、タレント生命が絶たれてしまうような体質が残っていたとしたら、世耕経産相のコメントにもあるように、日本の成長戦略にとっても大きな痛手になりかねません。 

一方で、「BABY METAL」のように、世界で活躍しているタレント、アーティストも出現しつつあります。このような動きを加速化するとともに、業界の近代化も併せて進めていくためには、タレント、アーティスト等が、旧来の芸能界の商慣習にとらわれずに、安心して活動できるようにするための環境整備を、国が率先して行っていく必要があると考えられます。

現在国民の間では、「SMAPの解散」により、芸能プロダクションの体質についての関心も高まっています。

政府はこれを好機として捉え、「芸能プロダクション業界」が「エンターテイメント業界」へと変革を図れるよう、適切な指導・監督を行っていくことが望ましいと思います。

芸能プロダクション業界の近代化が実現できれば、世界のエンターテイメント業界の中で、日本がアジアにおける「ハリウッド」的なポジションを築ける可能性も拡がり、日本経済全体の活性化にも繋がっていくことが期待されます。 」 
 
 
 
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SMAP解散は 『事務所の権力争いが発端』とまたも海外で報じられた ~NikkeiAsianReview 記事紹介

2016年08月27日 19時20分44秒 | SMAP解散関連報道 記事紹介

 迷えるSMAPファンよ・・・の記事はこれのひとつ下にあります 


 

先日、「SMAP解散」について、海外でどのように報じられているか・・・

ニューヨークタイムス、仏ルモンド、英エコノミスト・・の記事を紹介しました。

少し遅れて、日経のアジア向けにも記事が出ましたのでそちらを紹介します。

これ・・日本でも出して欲しいのに・・なぜ出来ないのでしょうねえ。 


日本で報道されていることが事実ではないことの証明。 

そして、それを日本人が鵜呑みにしているという事実。

 

海外から笑われているのでしょうか。


日本国民には「知る権利」があるはずなのに・・。

 

 

コチラ  Nikkei Asian Review20160825


「事務所内での権力争い」が始まり、と書かれている。


日本で報道されている、幼稚な「不仲」「分裂」で一緒に仕事ができない、など一切報じていない。

 

また、日本の芸能事務所は、「支配的」で 事務所とも上手くいかないとそのタレントの「キャリアが危うくなる」と。

 

こうした、業界内で組んで仕事を取り上げ、働けなくすること(ブラックリスト入り)は昔から行われていたようだが

今回のジャニーズ事務所のように、報道カルテルで手を結び、

テレビ・スポーツ新聞・週刊誌などで同じ方向のねつ造した情報をここまで大々的に拡散するのはそうないだろう。

 

SMAPに対しても

日本国民に対しても

取返しのない罪を何重にもかさねている。


また、先日アップしたニューヨークタイムス等の記事をまだ見ていない人のために

本ブログ内のリンクを貼っておきます。

コチラ  「さくさく」20160824


 

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SMAP解散「統制報道」・・事実隠蔽同然/SMAPに「ありがとう」の花束 ~2つの記事紹介~

2016年08月26日 04時42分06秒 | SMAP解散関連報道 記事紹介

久々に「SMAP解散関連報道 記事紹介」カテゴリーにて、アップ。

2つ記事を紹介させていただきます。

 

【SMAP解散「統制報道」のスポーツ紙とテレビの「死」・・・ジャニーズ見解垂れ流し、事実隠蔽同然 】

2016.08.23

コチラ     Business Journal

~引用~
リオデジャネイロオリンピックが白熱する中、日本のインターネット上に「SMAP解散」情報が流れた。報道しているのは、8月13日の時点ではサイゾー系のネットメディアのみ。この情報が本当であれば、国民的関心事だけあって、ほかのネットメディアにも流れるはずだっただろう。


 しかし、このサイゾー系のネット報道を転載するメディアはあっても、日頃芸能関係の情報を流すメディアは、ほぼ完全に沈黙していた。正直、一瞬「これは誤報ではないか」という疑念が頭をかすめたのは事実である。

 しかし、その疑念は、アイドル評論家の中森明夫氏のツイッターの投稿によって否定された。中森氏は14日朝のスポーツ新聞各紙でSMAP解散が報道されることを複数の芸能マスコミから聞いたとコメントしていた【※1】。

 その発言は、数時間後には早刷りの紙面を手に入れた多くのネットユーザーたちによって確証が得られた。芸能欄を持つほぼすべてのスポーツ紙は、その1面で(不気味なほど統一感のあるロゴとデザインで)SMAP解散を一斉に伝えた。NHKはオリンピック放送の途中に速報を入れ、解散の事実を伝えた。日本中に衝撃が走った。

 だが、中森氏をはじめ、日頃から日本のアイドル市場を見てきている人たちの何人かは、このSMAP解散報道について批判的な姿勢を明らかにした。筆者も、そのひとりである。

 SMAP解散情報は、14日に(サイゾー系メディアと中森氏以外)まるで示し合わせたかのように報道された。しかも、これだけ国民の関心がきわめて高いニュースにもかかわらず、ジャニーズ事務所からのFAXの文面を紹介するのみにとどめ、独自に事務所やメンバーへの取材などはまったく行われていなかった。これに対して、中森氏は以下のようにコメントした。

「国民的アイドルグループの解散がFAX一枚の通知に唖然。これはないんじゃないの!? 記者会見もなし? が、各紙にメンバーのコメントが…。誰がいつ、どのような形でコメントを取ったのかの説明すら一切なし」【※2】

 先に「まるで示し合わせたかのように報道」されたと書いたが、その後、この解散報道が関係各社による「報道カルテル」のように事前統制が行われていたとする記事も出てきた【※3】。

 さらに松谷創一郎氏の独自取材を含む分析でも、同様に、このスポーツ紙とテレビ局との「統制報道」が詳細に解説されている【※4】。

 中森氏は、今回のSMAP解散報道のあり方に「芸能マスコミは完全にジャーナリズム性を放棄したのか?」と苦言を呈した。まさに、筆者も同じ気持ちである。

 

SMAP内の対立を煽る解散報道に違和感

ジャニーズ事務所のメンバーに対する報道姿勢が、例えばAKB48など女性アイドルの報道とは異なり、「御用記者」と「暴露記者」の両極端しか存在せずに、ジャニーズのタレントを批評できる人たちを事実上「排除」してきたことは、アイドル批評の世界では既知の事実であった。

 実際に、事務所側が何かを直接コントロールしているのではない。ジャニーズを批評する上で、多くのメディアは「“事務所のあり方”に触れるな」などと事前に注意を与えることが多い。

 今年1月のSMAP「騒動」の時、筆者の経験した限りでも、事前にそのような注意を受けたことがある(このビジネスジャーナルは、その時も今回も、そのような制約は一切ない)。このため、1月の「騒動」の時も、そして今回もSMAPが直面する問題を包括的に、ほどほどの客観性と批評精神で分析することが困難な状況が続いている。

 このジャニーズを取り巻く「外からの接触の排除」とでもいえる空気は、批評家の矢野利裕氏の新刊『SMAPは終わらない~国民的グループが乗り越える「社会のしがらみ」』(垣内出版)でも、矢野氏と中森氏の対談というかたちで詳細に解説されている。

 今回、SMAP解散報道に、何かこの種の事前統制的な「空気」(あるいは先のいくつかの記事にあるように、事実としても統制されていたのかもしれない)が濃厚にあったことは、ネットを中心に多くのファンや今回の報道に関心を持った人たちが気付いていることでもあるだろう。

 特に筆者は、報道の多くがメンバー間の対立関係を「解散」の主因にあげ、他方で、昨年来からの事務所との対立がまるでなかったかのごとく触れられていないことに大きな違和感を抱いた。まるで、事務所にはなんの問題もなく、メンバー内部のもめごとが主因であるかのようである。

 先の『SMAPは終わらない』の中で、矢野氏は1月の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)での一列に並んで謝罪した風景を、「SMAPが国民に与えていた『自由』の素晴らしさをまったく裏切るものであった」と批判している。

 ジャニーズ事務所やそれを取り巻くメディアへの視線は、今も厳しいものがある。それをまったく無視したかのような今回のメディア各社の解散報道のあり方は、日本の商業的文化シーンにとって、決して好ましいものではないだろう。

 矢野氏の本は題名だけを見ると誤解を受けるが、ぜひ一読されたい。そこには、停滞する日本社会に現れた異端児かつ革命児でもあったSMAPへの同世代による熱いエールと懸念が、客観的な視座の下で詳細に記されている。

 

原発報道にも通じるメディアの自主規制

 さて、なぜこのように、メディアが「空気」を読んで自主規制的な振る舞いをしているのか。それは(男性アイドル)市場が、一部の事務所の抱えるアイドルによって事実上独占されているという事情から生じている。その独占力の背景は、ジャニーズの場合は、やはり経済的な規模に大きく依存するだろう。

 例えば、SMAPの経済規模はどのくらいだろうか。以前の記事でも解説したのだが、約200億円程度だと思われる。これ以外にも、ジャニーズ事務所の抱える人気アイドルは多くいるため、ジャニーズ系アイドルの経済効果は少なくとも1000億円はあると思われる。この経済規模は大きい。

 例えば、『原発プロパガンダ』(岩波新書/本間龍)によれば、原子力発電の推進プロパガンダを展開してきた東京電力と電気事業連合会の1年間の広告費は(2011年の東日本大震災の前年まで)約700億円だが、それを上回っている。

 3.11まで、日本のテレビで原発の危険性や過剰なコストを訴えることが困難であった背景には、この巨額な金銭の存在がある。『原発プロパガンダ』によれば、実際に東電などが直接に「口止め」をしていた証拠は明らかではないが、広告やCMの打ち切りなどを利用した「圧力」は観察できるという。

 その「圧力」は、原発報道の場合でも、マスコミ各社の広告や営業部門からの“内部からの圧力”のかたちを取り、原発に批判的な番組を制作したスタッフたちの配置換えや降格などの「報復人事」を伴い、それが自主規制に拍車をかけることになる。

 もちろん、男性アイドル市場と原発市場では、取引される財やサービスはまったく異なる。しかし、マスコミがあまりに過度に広告主あるいは取引先(取材先)の顔色をうかがうことで、報道が萎縮し、偏向してしまえば、それは男性アイドルのあり方や市場の効率的な機能を阻害してしまい、ファンに「事実を知り得ない」「間違った事実認識に誘導される」という大きな損失を与えることになるだろう。原発の報道が長く「安全神話」を国民に刷り込んできたのと、それほど変わらない。

 SMAP解散報道は、日本の芸能マスコミのあり方を厳しく見る機会となるに違いない。
(文=田中秀臣/上武大学ビジネス情報学部教授)

 

【※1】@a_i_jp

【※2】@a_i_jp

【※3】「日刊ゲンダイ」(2016年8月15日 「SMAP解散」一斉報道崩れ 水面下で始まったリーク犯捜し)

【※4】「Yahoo!ニュース 個人」(2016年8月16日 最後まで奇妙だったSMAP解散報道──徹底的に独自取材を避けるテレビ局)

 


【発言小町からも・・・SMAPに「ありがとう」の花束】
2016年8月25日

コチラ  YOMIURI ONLINE

 

~引用~
「 日本中に衝撃を与え、ニューヨーク・タイムズでは1面で報じられ、現役閣僚3人がコメントしたSMAPの解散。やはり後にも先にも存在しないスーパーアイドルグループだったのですね。

 1月の記事「前例なきアイドル道を行くSMAPとファンのパワー」にも、ファンの購買運動について書きましたが、ついに8月18日、「世界に一つだけの花」は、オリコンのデイリーシングルランキングで1位になりました。

 私は常にこのグループのことを「前人未到の道を行く」と表現しています。こういったファンのソーシャルパワーが噴出したのも、まさに前代未聞。ファンだけでなく、誰もがSMAPについて語れるのは、まさにバブル後の日本、平成の時代を国民とともに歩いてきたグループならではです。解散が発表された後は、恐ろしいほどの勢いでツイッターの投稿数が増えていきました。

 1988年の結成から28年、デビューから25年という時間は、ファンとSMAPが生み出した奇跡の幸福な時間。友人が「アイドルのライブに行ったときの幸福感は、ファンが求めるものとアイドルがくれるものが一致して初めて感じられるもの。双方が努力しないと得られない時間」と言っていました。そんな奇跡が25年も続くってすごいことです。ファンじゃない人も、「あたり前にそこにあったものがなくなる」ことへの喪失感を覚えているのではないでしょうか。

 

働く女性も、同居がつらい女性も、みんな励まされた  

どんなときにも身近な話題が中心の発言小町でも、SMAP解散にはさすがにたくさんのトピがたっています。

SMAP、ありがとう!!

SMAP「ありがとう!」寄せ書き。

SMAP解散 凄すごく悲しいです。

SMAP

 「夫の言葉に心が折れた時も、SMAPのコンサートで元気づけられました。一昨年のクリスマスは、小学生だった娘とコンサート会場で盛り上がりました。またあの会場に行けるものだと思っていました…。辛つらい姑しゅうとめとの同居生活の中で、SMAPの存在は私の元気の素もとです」

 女性の人生にこうやって寄り添ってきたSMAP。

 「20代で初めての職場になじめず、先輩のいじめと自分の至らなさの板挟みになりながら必死で独り立ちしようとしてた時、引きこもりだった弟の暴力が始まりました。就職超氷河期と言われた時代、やっと射止めた職場は働いてみるとブラック企業でした。それでも職歴に傷をつけまいと、3年間頑張る、と目標を立てて頑張っていたあの頃。スマップ、特に木村拓哉さんの活躍を見て頑張れました」

 働く女性たちを励まし続けたSMAP。

 「私に元気を有り難う。亡くなった母もSMAPが大好きでした。家族皆が大好きでした。私たちに幸せを有り難う。本当に有り難う!!!」

 家族の絆や思い出を一緒につくってくれたSMAP。

 「SMAPの熱烈なファンではありませんが、私もまだ『ありがとう』とは言えません。まだ解散を受け入れられない自分がいます。あまりにも芸能界にSMAPが居いるのが当たり前過ぎて、5人がそろったところを来年以降見ることができないと思うと寂しさのほうが強いかな。『ありがとう』と言うにはもう少し時間が必要みたいです…」

 ファンでない人とも一緒に時代を歩いてきたSMAP。

 

SMAPの物語は終わらない

ツイッターでも、ブログでも、ネット上で多くの人がSMAPヘの惜別の声をあげています。印象に残ったのは「85歳のばぁちゃんは20年前からSMAP一筋」というお孫さんの書き込みでした。雑誌を切り抜き、ビデオを撮り、グッズを抱きしめて大事にしていた姿を見て、「ばぁちゃんの人生はSMAPのおかげで素敵すてきな人生なんだと思います。本当にありがとうございます」とつづりました。投稿は1万近くシェアされています。

 きっとこんなストーリーを抱えている人が、日本にはたくさんいるのでしょう。だから、たくさんの感謝の花が咲く。納得していない人も、悲しんでいる人も、悔しがっている人もいます。

 でも私はアイドルの定義は『未完』だと思っている。SMAPの物語はまだまだ未完です。その物語をともに紡いでいくのはファンのみなさんではないでしょうか?

 みなさんが終わっていないと思う限り、SMAPの物語は続いていくのだと思います。 」



集中購買についてコチラ  <どうして、今「世界に一つだけの花」が売れているの?> 


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SMAP、ベッキー問題より深刻?「調べず平気で書く」既存メディア・・・ ~記事紹介~

2016年05月13日 06時37分39秒 | SMAP解散関連報道 記事紹介

~記事紹介~

【 SMAP、ベッキー問題より深刻?「調べず平気で書く」

既存メディア、週刊文春が特別に見える“危険” 

2016.5.12 11:00 


コチラ  産経WEST【甘辛テレビ】

 

~引用~
【豊田昌継の甘辛テレビ】

年明けに騒動となったSMAP独立やベッキー不倫問題は、その本質もさることながら、ネットメディアのあり方に注目が集まりました。あの時、それらの関係について談話をお願いしながら機会を逸した方に話を聞きました。テレビとネットの横断業界誌を発行するメディア・コンサルタントの境治さん。年明けの検証をと思っていたところ、既存メディアに警鐘を鳴らすのです。(豊田昌継)


自分で調べず平気で書く…既存メディアが陥った危険

 

境さんはコピーライターとして、日本テレビ系“劇空間プロ野球”の新聞広告「巨人を観ずに、めしが食えるか。」などの名コピーで脚光を浴び、その後は映像・CM制作のほか、業界誌「Media Border」の発行人として、各界にいろんな提言されています。

 SMAP騒動から4カ月余り。その後も桂文枝さんが不倫相手とされる女性歌手に「フェイスブック」を使って“過去”をさらされたり、先月の熊本地震ではネット上にデマや誤報が流れ、一部で混乱があったりもしたようです。そうした、凶器になりかねないネットの危険性を指摘してもらおうと水を向けました。ところが、境さんは“ネットの危険性”という非常にざっくりした問いに対し、噛んで含めるようにこう切り出したのです。

 「既存のメディア、ネットメディア、それにツイッターなど…そのすべてがマズイことになっています。自分たちで調べずに平気で書いている。マスメディアもやっています。週刊文春に書かれたことをワイドショーが延々と説明する。新聞も他メディアが書いたことを自社のウェブサイトでなぞる。最も危険なのはそれだと思っています」

いきなり痛い所を突かれました。僕はテレビ朝日の「やじうまワイド」に代表された“新聞読み比べ”が今や情報番組の主流となっていることに、使用料が支払われているとはいえ、違和感を持っていました。


紙でやってはいけないことはネットでもダメ

ところが、境さんが言われる通り、1月のSMAP騒動では「情報ソースが極めて限られている」ことを理由に、テレビ番組の発言内容や識者らの反応をそのまま紹介しました。ビートたけしさん、和田アキ子さんや上沼恵美子さん、マツコ・デラックスさんら「ご意見番」と呼ばれる人たちの番組での発言はネット上で日常的に掲載され、小欄でも何度か取り上げたことがあります。

 「ネットには気軽に書けるというメリットがあります。でも、それと裏取りするしないは別。紙でやっちゃいけないことはネットでもダメ。ネットニュースやブログに引っ張られ、既存メディアも感覚がまひしています。スクープを連発する週刊文春は裏取りだけでなく、本人に確認することで脚光を浴びています。でも、これって皆さんがやってきたことを今も愚直に続けているにすぎないとも言えます」

 著名人の中には、取材NGの人や、公式ブログをコメント発表の場にする人もおり、そこは若干言い訳をしたいところではありますが、基本的には「おっしゃる通り」と言うしかありません。新聞メディアの中には紙とネットとの共存、あるいはネットへの完全移行を画策する社が少なくありませんが、境さんはこうも指摘します。

 

「どうマネタイズ(ネット無料サービスから収益を生む方法)しているかを理解せずに、目先のPV(ページビュー=特定のページが開かれた回数)に追われる。でも、コンテンツをやみくもに増やしても、広告費が急激に増えているわけではない。つまり、1PVあたりの価値は格段に下がっている。自分の首を自分で絞めているんです」


低レベルコンテンツは作らなくて済む? 「分散型メディア」の可能性


一方で、境さんは自身の取材・編集活動から、個人で有料コンテンツを配信できるサービス「note」や「ネットフリックス」などを例に、「価値あるコンテンツには金が支払われる文化」ができつつあるとも言います。「だからこそ、目先のPVに追われて質の高いコンテンツ作りを忘れていては、この先に新しい波が来たときに対応できなくなります」

 それらを解くヒントとして、境さんは「分散型メディア」というキーワードを披露しました。別表にあるように、コンテンツを「表出」する4つのメディア(あるいは5つ)がある中、送り手がそれらを有効に使い分けすれば、レベルの低いコンテンツは作らなくて済むというわけです。

 「今は『Yahoo!』が各メディアの広告収入を左右するほど強力で、僕らも『ヤフトピ』に載るかどうかをつい考えてしまいます。でも、それがいつまでも続くとは思いません。有益な情報を得ようとする人に対し、いかに的確に抽出してもらえるかを送り手が考える。そのためにも、既存メディアには質の高いコンテンツを作り続けてほしい。ネットメディアに『そんな作り方はダメ』と戒めてほしいのです」

視聴率至上主義を批判してきた僕ら新聞メディアにも鳴らされた「警鐘」。コンテンツの価値が着実に下がっている「現実」…複雑な思いでこの原稿を綴っています。 」 


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「SMAP」解散否定発言から見えるジャニー社長の特別な思い ~記事紹介~

2016年05月08日 17時52分59秒 | SMAP解散関連報道 記事紹介

 5/7の「サムガ」レポは、これのひとつ下、にありま~す 

 

先日のジャニーさんの報道について、駒井さんが記事を書いていますので、まだ未見の方のためにご紹介。と、ブログに収納いたします。

【「SMAP」解散否定発言から見えるジャニー社長の特別な思い】
2016年5月8日11時11分配信

コチラ  Yahoo!ニュース

 

~引用~
「 「絶対ない。そんな心配は全然ないです。解散なんて冗談じゃない」。

 

ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長が、「SMAP」の解散を完全否定した。スポーツ新聞の担当記者との取材会での発言だ。今月5日、スポーツ各紙で大きく報じられ、私も早朝から関係各所への電話取材を開始した。

皆さんが聞きたいのは…

今回の取材会は、ジャニーズJr.のグループ「Mr.KING」に所属する平野紫耀(ひらの・しょう)くんの初座長公演の発表のために行われたもので、SMAPに関する話は、その取材会の最後、数分のことだったそうだ。

「自分たちの顔に『SMAPのことを聞きたい』って書いてあったのかも」と、ある記者は言った。

4ヵ月ぶりの取材会は、SMAPの分裂騒動以来、初めて。ジャニー社長は、記者たちの思いを察したのか「皆さんが聞きたいのはSMAPのことでしょう?」と切り出したのだ。

「僕は命をかけても(守る)。SMAPは我が子と同じですから」「彼たちが僕を信じている以上に、僕も信じてますから」…。ジャニー社長がここまで言及するのは稀なことだ。SMAPが大切な存在であるというジャニー社長の思いが感じられる。SMAPに限らず、ジャニーズタレントの取材を通して、ジャニー社長とタレントたちの信頼度の高さを感じる機会は多い。

ジャニー社長とタレントとの信頼感

ジャニーズ事務所のすべてのタレントを見出したのが、ジャニー社長だ。「ジャニーさん」と呼び、タメ口で会話をする関係性、テレビ番組やコンサートなどで披露するモノマネも、信頼し合っているから許される。そんな数多のタレントの中でも、SMAPの中居正広くんは特にジャニー社長との絆が強いと感じている。

毎年、正月には社長に新年のあいさつに出向き、ここ3年行われているジャニー社長の誕生会には必ず出席している中居くんは、昨年10月の誕生会では司会まで引き受けていた。頻繁にジャニー社長に電話を入れているとも聞く。中居くんの気持ちを理解しているからこそ、「解散は絶対ない」という言葉につながったのだと受け取っている。

きっかけを作る言葉だった

今年1月の解散騒動以降も、一部週刊誌やネット上で「9月解散説」がくすぶっていた。これを払拭(ふっしょく)するには、グループとしての新しい仕事が動き出し、ファンクラブの会報が定期的に届き、冠番組である「SMAP×SMAP」(フジテレビ系、月曜・後10時)の番組観覧が復活すること。そして、25周年の記念ライブを開催することだ。

記者から「25周年のツアーは?」と聞かれたジャニー社長は、「盛大にやるべき。萎縮(いしゅく)したり、周りに遠慮する必要はない」と答えている。これを受けて事務所の関係者を取材すると、「前向きに検討しています」と返ってきた。

もともとジャニーズ事務所は、ジャニーさんの会社であることは言うまでもない。ジャニーさんが記者たちにはっきりと「解散はない」「25周年はやるべき」と話したのは、事務所もグループも「これをきっかけに動きなさい」ということなのだと感じた。

現時点でメンバーが一連の騒動について語れば、また物議をかもすことが予想できる。だからこそ、ジャニー社長がきっかけを作る言葉を発したと見る向きは多い。

今年は踏ん張る年にする

まだ25周年記念コンサートの時期や場所は分からないが、事務所のトップによる「やるべき」という言葉で、止まっていた時間が動き出すのは間違いない。25周年のコンサートで、まずは多くのファンに直接言葉を伝えることから始めるのが一番いい。

 

「今年は踏ん張る年にする」。今年1月16日に放送されたラジオ番組「中居正広のSome Girl’SMAP」で、リスナーからの「2016年の公約は?」との質問に、中居くんはこう答えた。踏ん張った分、大きく跳躍してくれることを願っている。 」 


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2016/5/5 ジャニー喜多川社長が「SMAP解散」について発言。各紙、報道。

2016年05月05日 14時35分50秒 | SMAP解散関連報道 記事紹介

えっと。

事前に述べておきますが。5/5いっせいに報道された、ジャニー喜多川社長「SMAPの解散はない」、という記事。

細かいことはさておき、各紙のWEBにアップされたものを掲載しておきます。
なにやら、一度ネットで報道されたものでさえ、あの事務所の一言で、「なかったこと」にすることがごく最近でもございましたので・・すべてリンクを貼って、引用させてもらっていますが、後々リンク先に繋がらなくなったとしても、こちらで記事は読めるかと思います。(まあ、事務所の事前の指示があっての報道だろうから消されることはないでしょうけど)

いちどに見れるので、検証したい方は、それぞれの一言一句を1月以降のいろいろな報道と照らし合わせてみるのも探偵気分でおもしろいかも。※掲載の順番に意図はございません

 

 

【一問一答】喜多川社長「命かけ守る」
2016年5月5日

コチラ  デイリースポーツオンライン 

~引用~
「  ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(84)がこのほど、都内で取材に応じ、1月に騒動が起こったSMAPの解散を完全否定した。以下は、同社長の一問一答。

  ◇   ◇   ◇

 (自ら切り出し、SMAP解散騒動に触れる)

「皆さん、絶対聞きたいと思うから。『SMAPはどうなの』って。はっきりしときますよ。僕は命をかけても(守る)。SMAPは我が子と同じですから。僕に相談なしで、(解散することは)絶対ない。そんな心配は全然ないです。解散なんて冗談じゃない。(生謝罪後も解散説が度々、報じられるが)とんでもないね。解散、何回したらいいんだろうね」

 -1月の解散騒動はどういう思いで過ごされたか。

 「1月はずっと病気だったんですよ。入院していたんですよ。歳とともに病気をしますよ。(解散はないと)頭から思ってますからね。僕はそういうの(解散)信じていない。彼たちが僕を信じている以上に僕も信じてますから。なんかあれば、こっちに(連絡が)来ますよ。それだけは信じて下さいよ」

-事務所を出て行く話から戻ることにおさまり、良かったという感想をお持ちですか。

 「元々、そんな気持ち毛頭ないですよ。(出て行く)はずがないですよ。みんなを含めて。小学校の時からやっているから。向こうも親と同じように(僕のことを) 考えている。全然、そういうことではないです」

 -メンバーと話は。

 「話はしょっちゅうしますけど、1月のガタガタしているころは向こうが遠慮しちゃうんですね。僕が入院しているから」

 -メンバーとは会っている?

 「僕は全面的に彼たちを信じている。1回くらい。『がんばれよ』『がんばろうよ』(と言った)」

 -契約更新の9月解散は?

 「それ(解散)はないですよね。ありえない」

 -25周年は?

 「何周年、何周年でやるべき。周りに遠慮する意味もない。SMAPは本当に僕だって、一生懸命育ててきた子たちだから。子たちといったら、いいあれですけど。僕からみればそういう年代ですからね」

 -ツアーは?

 「もちろんやらないといけない。『俺たち、もういいよ』と言うと思うけど、言ってもやらなきゃいけない。今いくつ?SMAP?自慢じゃないけど、(僕は)84ですよ」

 -体調は?

 「(冗談交じりに)悪いですね。歳ですから。84(歳)ですよ。逆に言うとしわ(48)」

 -手術は?

 「してない。老衰ですよ」

 -最後に。

 「そういうことで、よろしくお願いしますよ。(SMAPを)応援していただかないと」 」

  

 

 

【ジャニー喜多川社長初激白!SMAP解散は「絶対ない」】
2016年5月5日5時0分

 

コチラ  スポーツ報知 

 

~引用~
「 ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(84)がこのほど、都内で取材に応じ、今年1月に解散・分裂騒動に揺れたSMAPについて初めて激白した。

現在のSMAPの契約は9月いっぱいとされており、今後の解散・分裂について疑念が拭い切れていない状況だが、ジャニー社長は「SMAPは我が子と同じ。そんな心配は全然ない」とキッパリ。現時点でフジテレビ系「SMAP×SMAP」以外のメンバー全員での活動は未定ながら、9月からのデビュー25周年についても「盛大にやるべき」と語った。

 世間を揺るがせた解散騒動から約4か月。ジャニー社長が、ついに沈黙を破った。笑顔でSMAPへの思いを明かしながら時折、わずかだが語気は荒くなった。

 「SMAPはどうなのって? はっきりしときますよ。僕は命を懸けても。SMAPは我が子と同じですから。僕に相談なしで、とかくするはず絶対ないです。そんな心配は全然ないです。解散だとか何だかって、冗談じゃない」とキッパリ言い切った。

 騒動が勃発したのは今年1月13日。女性チーフマネジャーとメリー喜多川副社長(89)の対立を発端に、中居正広(43)を筆頭に稲垣吾郎(42)、草ナギ剛(41)、香取慎吾(39)が事務所から独立、木村拓哉(43)が残留という対立構造が明るみに出た。当時、事務所は「この件について協議・交渉がなされている事実は存します」とコメントしたが、ジャニー社長の考えは別のところにあった。

 「(独立するはずは)ないですよ。大体が小学校のときからやってるから。自分のこと、向こうも親と同じように考えているし。僕は全部、全面的に彼たちを信じているし、彼らだってそうだし。ウソついたって何したって、すぐ分かる。彼らも分かっていますよ」

 騒動は、メンバーが1月18日放送のスマスマで生謝罪したことで、一応の収束を迎えた。その場では草ナギが「ジャニーさんに謝る機会を木村くんが作ってくれた」と語ったが、当時は入院中だったという。「話はしょっちゅうしますけど、向こうも遠慮しちゃうんですよね。僕が入院してるってことで。何だったか『おい、頑張れよ』って言ったぐらいはあったと思いますよ」

 今後の注目は、今の契約が切れるとされる9月。一部では、そのタイミングで「解散」と報じるなど、騒動再燃の声は根強いが、ジャニー社長はこれも完全否定した。「更新っていうことは再契約ね? そうしたら何度もそういうこと(解散騒動)が起こってくるわけですよ。(過去に)それないですよね? 何で今回に関してそういうふうに(契約見直しを)するんですかってことを言ったら、あり得ない」

 しかし、スマスマ以外に新曲発売やツアー開催など、全員での仕事が決まっていないことも事実。9月9日からデビュー25周年イヤーに入るだけに、ファンからも心配の声が上がるが「何周年ごとに盛大にやるべきだと思うんですよね。周りに遠慮して萎縮する意味もないし」とバックアップを約束。2年ぶりのツアー開催にも「もちろんやらなきゃいけない。『俺たちは、もういいよ』って言うと思うけど。それはやらなきゃいけない」とメンバーを諭すように呼び掛けた。 」 

 

 

 

【SMAP解散ない ジャニー社長明言「ツアーもやらなきゃ」】


コチラ  スポニチアネックス

 

~引用~
「 今年1月の分裂危機騒動後も解散説が取り沙汰されるSMAPについて、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(84)が4日までに「解散なんてするはずない」とグループ存続を明言した。ジャニー社長が騒動に言及するのは初めて。イベントやコンサートなどの活動を再開すべきとの考えも示した。また、舞台「ジャニーズ・フューチャー・ワールド」を9月に福岡・博多座で上演することも発表した。 


 ジャニー社長は都内で、自身が作・構成・演出を務める舞台「ジャニーズ・フューチャー・ワールド」について本紙などの取材に対応。SMAPの騒動発覚後、取材に応じるのは初めてで、「皆さんが聞きたいのはSMAPのことでしょう」と笑いながら切り出した。

 SMAPは1月の騒動後、グループでの活動が減り、契約更新のタイミングと重なる「9月解散説」が取り沙汰されている。これについて、ジャニー社長は「僕の命に懸けて、SMAPは我が子と同じ。彼らが僕に相談なしに解散するはずがない」と明言。さらに「そんな心配全然ない。解散とか冗談じゃない」と続けた。

 その上で、9月に迎えるデビュー25周年について「(イベントなどを)盛大にやるべき。周りに遠慮して萎縮する意味もない」と強調。SMAPは騒動後、フジテレビ「SMAP×SMAP」とNHK「震災から5年“明日へ”コンサート」に5人そろって出演した以外、グループ活動をしておらず、ジャニー社長は「ツアーもやらなきゃ」と活動を再開していくべきとの考えを示した。

 SMAPの騒動は事務所退社の意向を固めた女性マネジャー(59)に、中居正広(43)、稲垣吾郎(42)、草なぎ剛(41)、香取慎吾(39)が同調。木村拓哉(43)が残留を決めたことがきっかけになった。

 ジャニー社長は、女性マネジャーに同調した4人を「元々彼らが出て行くはずがないと思っていた」と擁護。自身は騒動があった1月は病気で入院。SMAPのメンバーがグループ存続を表明した1月18日の「SMAP×SMAP」の前に、謝罪に訪れた4人と一度だけ会い「頑張れよ」と声を掛けたことも明かした。 

[ 2016年5月5日 05:30 ] 」 

 

 

 

【SMAP解散絶対ない ジャニー喜多川社長が断言】
2016年5月5日 紙面から

 

コチラ  中日スポーツ 

 

~引用~
「 ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長がこのほど、SMAP解散騒動について初めて口を開いた。社長は「解散なんて絶対にない」と契約更新に伴う9月解散説を完全否定。白紙状態のデビュー25周年イベントについても「盛大にやるべきです。周りに遠慮するなんて意味がない」と後押しした。年明けの騒ぎから4カ月、事務所トップが見解を示したことで、ようやく真の幕引きといえそうだ。

 ジャニー社長は東京都内で、自身が演出する舞台「ジャニーズ・フューチャー・ワールド」の取材に応じた際、SMAP騒動について胸の内を語った。

 今年1月13日、ジャニーズ事務所とSMAPの一部メンバーが独立に向けて協議していることが発覚。当初、解散は不可避かとみられたが、社長は「頭からそんなこと(解散)はないと思っていた」と振り返る。

 「SMAPはわが子と一緒。彼たちが僕を信じている以上に、僕は彼たちを信じています。僕に相談なく出て行くなんて絶対にない」。いつも穏やかな社長には珍しく強い口調で、メンバーの謀反を否定した。

 1月18日のフジテレビ系「SMAP×SMAP」生出演で、草なぎ剛(41)は社長に謝罪したと明かした。これについて社長は面会の事実は認めたが、謝罪とは受け止めていない様子。メンバーには「頑張ろうよ」と声をかけたという。

 テレビ“公開謝罪”で騒動は収束したものの、SMAPのメディア露出は減った。今年はデビュー25周年なのに、コンサートもCDリリースも発表されていない。そのことがファンを不安にさせており、解散説の一因にもなっている。

 社長は「25周年は、盛大にやらなきゃダメだ。周りに遠慮して萎縮することはない。(メンバーらは)『俺たちは、いいよ』と言うと思うけど、コンサートツアーはやらなきゃいけない」と明言した。

 事務所の創設者&プロデューサーで、所属タレント全員の「親」である社長の言葉は重い。騒動に終止符を打ちたいという社長の“親心”で、ようやくSMAPの25周年イヤーが始まりそうだ。 」 

 

 

 

【SMAP解散ない!“騒動再燃”噂される中・・・ジャニー社長が断言】
2016.5.5 05:07 


コチラ  SANSPO.COM

 

~引用~
「SMAPの解散なし!! ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川氏(84)が4日までに東京都内でSMAPの分裂、解散危機騒動後初めて取材に応じ、「解散はありえない。(メンバーが)出ていくわけがない!」と明言した。最新号の「週刊文春」で「SMAP“9月危機”」の見出しが躍るなど、契約更新のタイミングである9月に騒動が再燃するのではとの憶測が流れていたが、一蹴した格好だ。デビュー25周年も「盛大にやるべき」とグループ活動の活発化を促した。

日本中を揺るがしたSMAPの分裂、解散危機騒動から3カ月半。ジャニーズ事務所のトップがついに口を開いた。

 「解散とか、冗談じゃない。ありえない。みんな(事務所を)出ていくわけがない」

 スポーツ紙記者によるジャニー氏の取材は定期的にあるが、今回の取材会は騒動前である年始以来、4カ月ぶり。ジャニー氏は騒動について初めて言及し、グループ解散やメンバーの事務所退所を真っ向から否定した。

 取材会のテーマは違うタレントの舞台についてだったが、事務所社長としての責任を感じてか、質問のタイミングを計っていた記者の空気を察して「SMAPのこと、聞きたいですよね」と自ら切り出した。穏やかな口調でいつもは応じるが、SMAPの質問には少し語気を強めた。

 1月13日、女性チーフマネジャー、Iさん(59)の独立計画に中居正広(43)、稲垣吾郎(42)、草なぎ剛(41)、香取慎吾(39)の4人が同調し、木村拓哉(43)が事務所残留を決断したという騒動が表面化した。

 亀裂は深いともみられたが、グループ存続を願うファンの声が後押しとなり、同18日のフジテレビ系「SMAP×SMAP」(月曜後10・0)での生謝罪で、木村が「自分たちは何があっても前を見て、ただ前を見て進みたいと思います」と宣言。ただ、「存続」や「解散」といった明確な言葉は一切なかった。

 そのため、事務所との契約が切れる9月に騒動が再び表面化するとささやかれてきた。実際、4月27日発売の「週刊文春」は「SMAP“9月危機”」の見出しで、「ファンクラブ会報が半年以上届いていない」「香取が自殺を口にした」といった過激な内容を報道。今回のジャニー氏の発言はこういった報道を一蹴した形だ。

 メンバーが小、中学生のころからメリー喜多川副社長(89)とともに手塩にかけて育て、「SMAP」と命名したのもジャニー氏。「わが子と同じ。向こうも(ジャニー氏を)親と同じように考えている。彼らが相談なしで何かをすることは絶対ない。彼らが僕を信じている以上に、僕も彼らを信じている」と言い切った。

 騒動当時は体調を崩して入院していたことも明かし、「スマスマ」での生謝罪前にメンバーに会い、「頑張れよ」と声をかけたという。

SMAPは今年、デビュー25周年。これまでSMAPに関する決定権を持っていたIさんが5人のもとを去り、SMAPはメリー氏の長女、藤島ジュリー景子副社長(49)の管轄となったが、現時点でCDの発売やツアーの予定は立っていない。この現状にジャニー氏は「盛大にやるべき。遠慮して萎縮する意味はない」と、グループ活動の活発化を希望した。

 ジャニー氏同様、ファンも5人での活動を願っている。 」

 

 

 

【SMAP解散説否定・・・ジャニー社長「絶対ない」です】
[2016年5月5日8時4分 紙面から]

 

コチラ  日刊スポーツ 

 

~引用~
「 今年1月に解散危機があった国民的アイドルグループSMAPについて、ジャニー喜多川ジャニーズ事務所社長(84)がこのほど、解散をきっぱりと否定した。今年1月の騒動後、SMAPの去就について事務所幹部が言及したのは初めて。さらに、騒動当時は自身が入院していたことも明らかにし、デビュー25周年記念のコンサートなども、積極的に行うべきだと主張した。一部でメンバー間のすれ違いも指摘される点については、長年の絆の強さを強調。社長自らの発言によって、解散騒動にもピリオドが打たれそうだ。

 SMAPについて切り出したのは、取材陣ではなくジャニー氏からだった。このほど行われた、ジャニーズJr平野紫耀(ひらの・しょう=19)の取材会に同席。やりとりが一段落した後だった。

 「この場所は、別の取材の機会だけど、記者さんが絶対聞きたいと思うのは、『SMAPはどうなるの?』ってことだと思う」

 同席した関係者らがざわつく中で、さらに続けた。

 「僕は、命にかけても…。SMAPは、わが子と同じですから。彼らは僕に相談なしで、とかくするはず、絶対ないです。心配は、全然ないです。解散なんて冗談じゃない」

 力強く、こう、言い切った。

 騒動の発端は昨年1月、ジャニーズ事務所の藤島メリー泰子副社長が「週刊文春」の取材を受け、SMAPを長年担当した女性マネジメント室長を「おやめなさい」などと叱責(しっせき)したことだった。その後女性マネジメント室長がSMAPを引き連れての独立を計画し、昨年末までに中居正広、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の4人は独立を、木村拓哉は事務所残留を決意。今年1月13日に、日刊スポーツなどの報道で表面化した。

 報道時を振り返り、ジャニー氏は「入院していた。大きな病気とかではなく、もう84ですし、年からくるもの」と明かした。その後、SMAPのメンバーと会って、話す機会があったという。「1回くらい会いました。『頑張れよ』『頑張ろうよ』っていう話はしました」。同18日にはフジテレビ系「SMAP×SMAP」でメンバーたちが生放送でコメントした際、草なぎが「木村くんが、ジャニーさんに謝る機会を作ってくれて」などと明かしていた。

 一部ではメンバー間のすれ違いや、木村と中居の深い溝を指摘する声もある。修復不可能との見方もあるが、ジャニー氏は解散、分裂を否定した。その根拠として、「小学校のころからやっていて、向こうも(ジャニー氏を)親と同じように思っている」と、絆の強さを強調した。「彼らが僕を信じている以上に、僕も彼らを全面的に信じていますから。ピンからキリまで、うそをついていたって、何をしたって、すぐ分かっているんですよ。何かあれば、こっちに来ますよ。もともと、そんな(解散の)気持ちは毛頭ないですよ。みんな含めて」と断言した。

 事務所との契約更新時期は今年9月。一部では更新がないのではとする指摘もあるが、「(更新しないことは)ないですね。あり得ない」ときっぱり。一方で、デビュー25周年を迎えることを受けて「(コンサートなどを)盛大にやるべきだと思う。萎縮したり、周りに遠慮したりする必要はない。彼らは『俺たちはいいよ』って言うかもしれないけど」とほほえんだ。

 騒動から約100日が経過し、初めて口を開いた「父親」の言葉は、自信に満ちていた。


<SMAP解散騒動の経過>

 ▼15年1月 藤島メリー泰子副社長が「週刊文春」で、SMAP担当の女性マネジメント室長に「事務所をおやめなさい」と叱責(しっせき)。

 ▼同年夏 女性マネジメント室長がSMAPを引き連れた独立を計画。

 ▼同11月 中居正広、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が独立を決断、木村拓哉は12月に事務所残留を決意。

 ▼16年1月12日 女性マネジメント室長が、事務所関連会社の取締役を辞任。

 ▼同13日 日刊スポーツなどの報道で、グループ解散とメンバーの独立が表面化。事務所が協議中であることを認めた。

 ▼同14日 草なぎ剛がドラマPRでテレビ朝日系情報番組に出演も騒動に触れず。中居正広がダウンタウン松本人志と極秘接触。

 ▼同15日 騒動発覚後に収録のTOKYO FM「木村拓哉のWhat’s UP SMAP!」放送。「いつか自分の言葉で話せる時がきたら、お話しさせていただきたい」。

 ▼同17日 木村が主演映画の撮影を京都で終え、現場で藤島ジュリー景子副社長と接触。

 ▼同18日 フジテレビ系「SMAP×SMAP」の一部内容を変更してメンバー5人が生出演し、騒動についてコメント。グループ存続を表明。

 ▼同21日 都内のフジテレビスタジオで「SMAP×SMAP」収録。SMAPを励まそうと、近藤真彦の発案で食事会が開催され、東山紀之や嵐まで、SMAPと年齢的に近いタレントが集結。 」 

 


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