週刊ねこまみれ

ねこにまみれて暮らしたい。ねこ漬けの日々、日々、日々… 現在休止中です。

肥大型心筋症(5) ~生死について考える~

2009-11-27 | 肥大型心筋症






9月の終わりにテンの元気3周年の記事を書き、
また近々心筋症の新しい記事もアップします、と宣言しながら
(やっぱり)こんなにも遅くなってしまいました^^;
もしもこの記事を待っていて下さった方がいらしたなら、
ほんとに申し訳ありません。(Leeさ~ん!)

今回のテーマは、「生死について考える」です。
生きること死ぬことについてあれもこれも書こうとすると、
とてもじゃなく書ききれなくなるので

1.私はこんな気持ちになりました
2.だから私はこんな風に行動してきました
3.そして今の私はこう思っています

それだけをまとめて書いてみることにしましたが、
何度も書いたり消したり、読み直してみてはまた考えたり。
結局のところ、まとまってないような気も…^^;

読みにくいところもあると思いますが、
病気の子と暮らすみなさんにも、健康な子と暮らすみなさんにも
どうか最後までお付き合い頂ければ嬉しいです。



肥大型心筋症(5) ~生死について考える~



1.余命宣告?その直後の気持ち

私のブログのアクセス解析の記録を見てみると、
「肥大型心筋症」関係のキーワードで辿り着かれる方が多いことに気が付きます。
それは治療のことだったり、薬の名前だったり、病院のことだったり…
みなさんきっと愛猫のために一生懸命にあらゆる情報集めをされているのでしょう。

でもその検索キーワードの中で、
目にする度に胸が痛くなってしまうようなものもあります。
「猫 肥大型心筋症 余命」や「肥大型心筋症 生存率」という組み合わせです。

もしかするとこの方は、その日、病院で愛猫の病気が発覚して
獣医さんに余命宣告されてしまったのかもしれません。
この病気が発症した子は長く生きられませんよ、と告げられたのかもしれません。
そして、すがる様な気持ちで、どうにか心が救われるような情報を探すために
ずっと彷徨って来られたのかもしれません。

でも、きっと目にする大半の情報は悲しみに追い討ちをかけるようなものばかり。
私もそうだったから、よくわかります。
なんでテンがこんな病気になってしまったんだろう。
テンは長く生きられないんだ…。
テンと離れたくない!死んで欲しくない!
その繰り返し。
そんな目でずっとテンを見つめては、泣きたい気持ちになっていました。

その時、私はすっかり忘れてしまっていたのです。
とにかく、テンは「今、生きている」ということを。
こんな単純なことを見失ってしまうぐらいに、飼い主にとって愛猫の余命宣告は
残酷なものです。

テンは今、私の目の前に生きていて、私は今、テンの体に触れることが出来る。
いつか体がなくなってしまうと、それが出来ないということが一番悲しい。
離れていても心は通じ合っているのだと信じてはいても、
この手で触れられないということは、絶対に避けられない深い悲しみ。

きっとその未来が何より悲しいことなのに、なぜ私は今、悲しんでいるんだろう。
今、テンが生きているということだけで、とても幸せなことなのに
なぜ先走り、いつ訪れるかも分からない「死」ばかりに縛られて苦しんでいたんだろう。

それはきっと私がテンとの別れを恐れるあまり
「死」から目を逸らしてしまっていたからだと思います。
死というものの本質に向き合って、しっかりと考えることを避けてばかりいて、
だけど結局はその曖昧さが自分自身を不安にし、
追い詰めていたのだと気がついたのでした。

すべての生き物は生きてさえいれば、誰にでも100%の確率で死が訪れる。
それはごく自然で当たり前のことなのに、ことに愛する子との別れとなると
受け入れ難い未来のように感じてしまいます。
でも、生きるということを考えるならば、死ぬということも同時に考えなければ
いつか心のバランスを崩してしまうような気がします。
それまでずっと私が苦しかった理由は、きっとそこにあったのではないかと。

私は、悲しむには、まだ早過ぎる。というより、今、悲しんでいる場合ではない。
本当に最期の日が来たら、きっと私はこの何十倍も悲しいのだから。
だったら私は今、何をすればいいんだろう。
私がテンのために出来ることって、本当はまだまだたくさんあったのですよね。

もしも愛する子の余命宣告を受けたり、死が訪れる気配を感じ不安になったならば、
深く呼吸をして心を落ち着けて
この当たり前のことを思い出してみてほしいのです。

「すべての生き物は生きてさえいれば、誰にでも100%の確率で死が訪れる」
「今、この子は生きている」

そうすれば、きっとその子と過ごす一瞬一瞬が輝き始めるはずです。



2.テンのためと私のため

不安とはどこから来るのかと考えてみると、すべては無知からやってくると気がつきます。
それを解消するためには、納得出来るところまで調べて学ぶしかない。
そして自分の望んでいたものが見つかったなら、あとは自信を持って行動するだけです。

下を向いてばかりでは、自分が必要としていた情報を拾い上げることが出来ません。
思い切って前を向いて一歩踏み出した途端に
思いがけないところでとても大切な出会いに恵まれたり、
ずっと探していた言葉を古い本の中の一行に見つけたり…
ということはよく聞く話ですが、私もそんな経験がありますし、事実だと思います。
見つからなかったんじゃなくて、
きっとそれまでの私はちゃんと見ていなかったのですよね。

今、私が具体的に取り組んでいるテンの治療については
方法は個々の状態によっても違うことなので、ここでは詳しく書きませんが
前回の記事に載せたように、病院で頂く薬以外で
私にも出来ると思ったことは今でも続けています。手作りごはんもそのひとつ。

前回の記事を書いてから、この1年間で私の中で大きく変わったことがあります。
それが今回のタイトルにした「生死について考える」ようになれたことです。

それまでの私は、今せっかく元気でいる時に、「死」を語ることは
してはいけないタブーなのだとばかり思っていました。
少しでも「死」のことを口にしたり、考えたりでもしたら
それが現実になってしまうかもしれないと思って怖かったというのもあります。
さらには「テンは無敵なんだからずっと死なないし、絶対死なせない!」なんて
無茶なことを思ってたこともありました。

でも…現実は…
もしも奇跡が起きたとして、この不治の病が完治したとしても、
生き物である以上は、いつかは必ず別の形で寿命が来るものです。


人間は感情に左右されてしまう生き物だから
心が不安定な時は、何を考えても健全な答えを見つけられません。
私も冷静になれた時に初めて、たくさんのことに気付くことが出来ました。
私にとって、死を意識しておくことは、これまで以上にしっかりと毎日を生きるために
必要不可欠なことだったと、今は思っています。

メメント・モリ。限りがあるからこそ、大切にしよう。
その言葉の意味がしっかりと心に届いた気がしました。


そんな時、読んでいた数冊の本の中で、偶然に共通して目に付いた言葉がありました。

・私達の目に見えるものは、ほんの少ししかない。
・見えないものが、見えるものに影響を与えている。
・大切なものほど、目には見えないものだ。

これを健康について置き換えて考えてみると、
健康体とは、健康な体だけじゃなく、健康な心も合わさって
初めて完成するものだということが言えます。
心が健康になれば、きっと体にもいい影響が出てくるはずです。
見える部分だけを治療してくれるお医者さんには、治すことが出来ない見えない部分。
目に見えない部分を健康にするのは、飼い主さんの腕の見せ所です。
あの子達の心がいつでも健康でいられるように、
楽しみや喜びで満たしてあげられるのは私達家族だけなんだと思うと
チカラが湧いてきますよね。

そして、愛猫の健康に直接関わってくるもうひとつの「目に見えないもの」。
それは飼い主さんの心の健康です。
飼い主さんの心の中が、いつも泣いてばかりで不安定な時は
少なからず、愛猫達にも影響が出てくるものです。(経験大有り!><)

だからこそ、飼い主さんは自分自身のケアをすることも忘れないでいてほしいのです。
心を乱すことなく、ただ純粋に毎日愛することが出来るようになるためには
不安になる要素を取り除いていかなければなりません。
それが最初に書いた「納得出来るところまで調べて学ぶ」ということに繋がっています。

この子がこんなにがんばっているのに、私自身のケアなど考えている暇はない。
自分はどうなってもいいから、この子のためだけに全力で尽くしたい。
特に症状が重い子の看病中には、そんな気持ちになってしまいがちだけれど、
それではきっと苦しいと思うのです。
もしもそうやって心を隠して苦しんでいる飼い主さんがいらっしゃるとすれば、
どうか早く本気でご自分をいたわって、ご自分の心も大切にして欲しいと願っています。
そうすればきっと愛する子達も喜んでくれるはずです。



3.今の私といつものテン

私にとって、テンの病気がもたらしたものは、
すべてが悪いものではなかったと思えるようになってきました。

もしもテンが心筋症になっていなければ、
生きるか死ぬかということを日常的に考える機会は、きっとなかったし、
健康についての知識を増やそうという努力もあまりしていなかったと思います。
テンの病気は、すずらんやぴっち、それに私達家族みんなを
健康に導いてくれているような気がしています。
そして私にとって、何より病気の最大の恩恵といえるのは、
今、毎日がとても充実しているということです。
何でもないような日常に幸せを感じ、
朝目覚めるたびに、みんなと一緒に過ごせる感謝の気持ちでいっぱいになります。


テンの病気が発症してから、この3年間でこんな風に変わってきたのは私だけ。
テンは5年前に出会った日から今までず~っと変わらないいつものテン。

動物は、自分自身のことをよく知っている。
人間のように、生きることや死ぬことばかりに執着し
途方にくれてあらがったり、動揺したりなどしない。
すべてを知った上で、すべてを正面から受け止めている。

テンは病気になってからも、いつだってヘラヘラしているワルモノだし^^;
気の抜けた顔をして、ぐーすか眠っていたりする。

すべてを受け入れる。やっと私も少しだけテンに近づけたのかな。



長々と書いてきましたが、いくら強気なことを言っていても
それでも死に直面する時、私はきっと辛くなると思います。
もう二度とテンの体に触れられないと実感する時、
きっとまた悲しみのどん底に落ちてしまうと思います。

ただ、これまでの別れの時と違うのは、
きっと私は後悔だけはしないだろうなということです。
後悔するのが悪いのではなく、後悔をただの後悔で終わらせてしまうのが悪い。
私は、これまでうりやくりの時にしてきたような後悔を
今度こそは全部プラスに変えていけるという自信があるのです。
亡くなった子達をずっと愛しているということは、
きっとそういうことなのだと、私は思っています。



最後に感謝を込めて…
当時くよくよと落ち込んでばかりいた私が目覚める大きなきっかけを下さったのは
ネコりんぼ。のBacoさんとマルヨさんです。
おふたりの愛猫クマくんへの大きな愛情は
私に一番足りなかったことを気付かせて下さったのでした。

それは、「絶対的な自信」

「うちのクマちんは世界一、そしてクマちんにとって私たちは世界一!」
「私たちって本当にスペシャルな関係なの♪」
Bacoさんのように、そんな風に胸を張って言える自信が私には欠けていたんです。
私だって世界で一番テンのこと愛してるはずなのに、なぜ?

その時、私にはテンのためにまだまだたくさん出来ることがあるはずなのに、
それまで何にも行動していなかったことに気がついてしまったんです。
クヨクヨと悩むことに時間や体力を費やすならば
どうしたらテンが楽しい毎日を過ごせるのかをひたすらに考えて行動するべきだったと。
そこがはじまりでした。

この子達をここまで愛せるのは私しかいない。
私はこの子達にとって世界一です!と今は自信を持って言えるようになったことが
私の何よりの成長だったと思います。

Bacoさん、マルヨさん、本当にありがとうございました。

それにしても、クマくんはいつも本当に楽しくて幸せそうだったなぁ。
クマくんは星になり(グン太くんとしてちゃんと戻ってきたけど・笑)
その別れは本当に辛くて、悲しかったけれど
見送るBacoさん達がクマくんとの思い出でずっと心満たされていたように
クマくんもまた、世界一の家族と共に過ごした楽しい日々を胸に
堂々と旅立っていったのですよね。


どれだけいろんな手を掛けてきたかと、与えられている寿命は違う。
どんなにいろんな手を尽くしても、どれだけ愛情をかけても
早くに亡くなってしまう子もいれば
特別なケアなしでも一生病気にならないで、長寿の子もいる。

だけど、生きる期間がどれだけ長いか短いかということよりも
その子がどんな風に生きたのか、それが一番大事なことなのだと、私は思います。



この子達と暮らしていると、
毎晩眠りにつく前にベッドで思い出し笑いしてしまいそうなことがたくさん起こる。
私は今日も楽しかったし、きっと明日も楽しい。
テンはどう思ってるのかなぁ?



その答えはテンが笑っているからわかるんです。
毎日楽しくて幸せだと^^




長い長い記事にお付き合い下さって本当にありがとうございました。



<参考文献>

「ハッピーペットロス」 阿部 佐智子 著

「がんのイメージ・コントロール法 ~サイモントン療法による癒しへの道」 川畑 伸子 著

「がん治癒への道 サイモントン療法の新たな展開」 O・カール・サイモントン 著

「納棺夫日記」 青木 新門 著

「引き寄せの法則」 マイケル・J・ロオジエ 著

「動物力」 永田 高司 著

「星の王子様」 サン・テグジュペリ 作

「免疫学入門」他  安保 徹 著



*************************************
肥大型心筋症について、これまでに4回書きましたが、
月日が経つにつれて、私にも病気に対する知識や情報が増えていき、
最初に書いた内容について、少しづつ意見や考え方が違っている部分があります。
特に治療に関してなどは、様々な方法と選択があったと今となっては思います。
これまでの心筋症の記事にも「記事を書いた当時の私の考えであり、
現在とは異なる箇所もあります」という注釈を付け加えました。
*************************************









元気3周年

2009-09-26 | 肥大型心筋症






9月25日で、テンの心筋症の発症から丸3年が経ちました。



3年前のあの日は本当に信じられない気持ちで
どうしたらいいのかわからなかったけれど
どんな時でもあっけらかんとのほほんと自由気ままに楽しく過ごしているテンの姿は
どこからどう見ても健康優良児。



とにかくテンは今を生きている。




ここ1年で私の中でもいろんな心境の変化があり、
ずっと書きたかった記事もありますので
また近々(?←あやし~)肥大型心筋症~その5~としてアップしようと思います。


まずは丸3年、テンは変わらず元気に暮らしてこられたということのご報告を^^
そして一緒に喜んで頂きたく、この記事をアップしました。




☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

そんなテンの参加する黒猫カレンダー2010のクイズ開催中です♪

☆黒猫カレンダークイズ☆

9月30日までやってます^^
ぜひご参加下さいね!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



今日もご覧下さってありがとうございました^^









肥大型心筋症(4) ~気持ちの変化~

2008-09-09 | 肥大型心筋症




肥大型心筋症(4) ~気持ちの変化~



テンが肥大型心筋症を発症してから9月末で丸2年になります。
2年間欠かさず朝晩薬を飲んでいます。お互い(飲む方も飲ませる方も)プロになりました。
テンの体調は安定していて毎日元気に過ごしています。


<病気に対する気持ちの変化>

最近になって、これまで記してきた心筋症の記事と
今の自分の気持ちや考え方が少しづつ変化しています。
読み返してみて、自分の中で知らず知らずのうちにテンの命を諦めたように
出来ることを制限してしまっているような書き方があることに気付き
同じ病気でがんばっている方たちにエールを送るどころか
不安な気持ちにさせてしまったのではないかと深く反省しています。

肥大型心筋症は治らない病気ではあるかもしれないけれど
終わりに向かって無意識なカウントダウンを繰り返し、毎日を送るのではなく
今を生きようとしている
(というより自分は病気だということも全く知らずにのほほんと生きてる)
テンのために私には何が出来るのかを考えなければいけなかったのです。

テンのかかりつけの先生はその点、あまり前向きではありません。
現実をご存知だからこそ、下手に私達に希望を持たせることは出来ないと
思いやりでそうおっしゃるのかもしれませんが…。正直傷付いたこともあります。
薬の他に私がテンに何かしてあげられることはないでしょうかと伺った時
「肥大型心筋症は治らない病気ですから…」
「今、安定していてもきっとまた悪くなりますから…」
「この子は長くは生きられませんから…」 と。

「病は気から」ではないですが、もしかしたら1%でも良くなる可能性があるものも
マイナスの気持ちでどんどん悪い方へ流されてしまいそうです。
でもこの先生の言葉がきっかけで、これまで薬と療法食だけに頼ってきたことを見直し、
病院での治療以外でも、出来ることを全部やってみようという気持ちになったのです。
ある意味、先生に感謝しなくては…(笑)
(2年目にしてやっと…遅っ!行動力のない母でゴメンよ、テン)



<病院の治療以外に出来ること>


1.食事を替える

まずはごはんを替えてみよう。
そこで偶然出会ったのがナチュラルケアで有名な須崎動物病院のHPでした。
ペットの食事で何より大切なのは水分です。と繰り返し述べられています。

水分の多い食事に変えること。
みなさんすでにご存知の方も多いでしょうが、
水分をたくさん摂ることでおしっこの量が増え、
カラダに溜まった老廃物を排出できるので、結果、血液をきれいにすることにも繋がります。

ドライフードしか食べたことのない3にゃんず(テンだけでなくみんな一緒に切り替えです♪)
最初の難関はドライフード以外を食べられるようになることです。
まずはドライフードだったヒルズ療法食のg/dをウェットフードのg/dに替えました。
そして慣れてきたら(3にゃんずとも1、2週間で慣れました)
ウェットフードにさらにお湯を足して水分量を増やしていました。
かなり美味しくなさそうな(苦笑)しゃばしゃばのスープ状です。
それから1ヶ月ほどでお肉を足したり、かぼちゃやにんじんなどの野菜を足して
試行錯誤ののち、今はなんとかほぼ完全にフード無しのごはんに
切り替えできそうかなぁというところです。
(現在の様子: テンはOK、ぴっちは我慢して食べてる、すずらんはわがまま言い始めた…)

あまり完璧を求めると続かないので(←ダメな母)
お気楽に、時にはウェットフードやカリカリもトッピングしてます。
(ぴっちは特にカリカリ命だったのでストレス解消のためにもいいかなと思っています)

ご飯を替えてから、3にゃんずとも体重がかなり減りました。
健康的な理想の体重に近くなったと言えると思います。
それからずっと気になっていたけれど、昔にひいた風邪のせいだから
仕方がないなぁと思っていた目やにや鼻くちょ。
これも水分摂取量を増やした途端にぴたりとなくなりました。
あとはすずらんの乾燥肌。みんな抜け毛が減ったこと。などなど。
すべて改善されたのには驚きでした。
テンの病気のためにと始めたことでしたが、
すずらんやぴっちにも嬉しい結果がついてきました。

先月末、手作り食セミナーに参加しました。
そして、手作り食の大先輩の方にもたくさんお話を聞くことが出来ました。
みなさんおっしゃるのはまずは、難しく考えずに簡単に作って食べさせよう。
栄養バランスは、色々な食材を食べさせることで自然と整ってくるから、ということです。
手作り食は難しい、栄養のことが心配だ…と
ガチンガチンに固まっていた気持ちがほぐれ
一挙に選択肢が広がったことで気持ちが楽になりました。

他にも例えば「塩分って危険」だと思っていたけれど
今は、摂ってしまった塩分は水分で流してしまえばいいんだと思えるようになりました。
これはダメ、あれもダメと敬遠するだけでは
どんどんと道は狭まって身動きが出来なくなるから
なぜ悪いのか、それは本当に悪いだけのものか?その原因や対処方法を知ることが
道を開くきっかけになるのだということを改めて実感しました。

と、話はズレましたが…
テンのあんなに小さな体で続けてきた1日2回の投薬。
今、使っている心臓の薬では副作用はないとのことですが
やはり体内に蓄積されるものがあるのではないかということがずっと心配でした。
でも、必要でないものは、流してしまえばいいのですね!
水分摂取の重要性とその効果を知ったことで、ひとつの不安が解決しました。
これから余裕が出てきたら
病気にいいと言われているサプリメントや食材も取り入れていきたいです。



2.毎日マッサージ 艶出し用のブラシで

抜け毛対策用のブラッシングとは別に
艶出し用のブラシでマッサージをしています。
テンはこれが大好きで夜寝る前と朝起きてすぐにびよ~んと横になって
さあブラッシングよろしくね♪という体勢になります。
血行が良くなって、血栓症対策にもなるかなぁと期待しています。

それからもうひとつ。
ブラッシングをしながらテンの顔を見ていると
私もすごく気持ちよくなって、眠たくなってくるんです(笑)
ふわ~と夢心地になって、一心同体になっている気がします。
ブラッシングは私達にとって、とても大切な時間です。
リラックスできるBGMがあれば、さらに気持ちがいいです♪



3.散歩に出かけること

適度な運動。カラダの中に酸素をたくさん取り入れることは
病気の猫さんにとっても健康な猫さんにとっても重要なことです。

心臓の負担になる激しい運動はなるべく避けたいテンが
一番穏やかにリラックスしながら運動できるという理由で
私たちは毎日の散歩を続けています。車や人や犬を怖がる子なので
遠くへは行きません。庭と表にある駐車場までが散歩の範囲です。


特に2と3はテンの大好きなことです。
決してどの子にでも当てはまるというものではありません。
その子が何をしてあげれば一番喜ぶのかということを見つけて
毎日してあげられたらいいのかなと思います。

以前、メール相談をされていて、とても丁寧なアドバイスを下さるホリスティックケアのお店で
相談に乗って頂いたことがあります。

その時、上に書いたような毎日私がしていることは
病気のためにあまり役には立たない気休めのようなものなのかもしれないけど…
というようなことを言ったら
「そんなことはありません。気休めどころか、とても、また、最も重要なことです。」
とおっしゃって下さいました。 
病気に向き合う時には、
「心」や「気持ち」が大きな力を持つということをこれからも忘れないようにしたいです。

気持ちの持ち方でこんなにも希望が見えてくるものなのだと、自分でも驚いています。
そして、そう思って情報に目を向け始めた時から
驚くような出会いがたくさんあり
貴重な体験談を伺うことが出来たり、
探していた情報が見つかったり、という偶然が重なりました。

お先真っ暗、希望もない…そんな風に暮らすよりも
猫達と共に毎日が楽しく幸せに暮らせることに感謝して普段通りに過ごしていれば
その時がきて、それがどんな形になったとしても
きっとテンはそれにすずらんやぴっちは最後まで幸せに生きられると信じています。

きっとみなさんも心筋症や治らないといわれる病気について調べている上で
とても絶望的な気持ちになってこられたことでしょう。
様々な闘病記はとても参考になる一方どうしても自分の子と重なって
たまらない気持ちになってしまうものです。

でも世界中にはどれだけ多くの猫達が暮らしているんだろう。
その中には心筋症だけど今年、16歳、まだまだ長生きしてるよ~という子も
実はたくさんいると思うのです。
都合の悪い占いは信じないのと一緒で(あれ私だけ?)
良いことだけを信じても、何も悪いことはないと思うのです。

ブログを通じて知り合ったお友達の猫さんがいます。のんびり屋の可愛い子です。
定期健診の結果、その子の肥大していた心臓が小さくなっていたそうです。
医学上は進行するとされている心肥大、でも…こういうこともあるんですよね!
伺うと、お薬やサプリメントなどは
ほとんどテンと同じようなものを飲ませていらっしゃいますし、
特別な治療をされたわけでもありません。でも確実に良くなっているのです。

かかりつけの先生もこの結果について一瞬考えたように言葉に詰まり、
「治ることはないです」や「治りました」というような明言はされなかったそうで
その時、このお友達は心筋症は「まだまだ未知の領域のある病気なんだ」と
思ったんだと話して下さいました。
私にとって、希望の光が見えたようなとても貴重なお話でした。
私もこれからは「治らない病気」という通説を信じるのはやめようと思いました。

病気が発覚した時はショックで明るいことは何も耳に入らない状態だったのが
きっと前向きに考えられるようになる日がきます。
私はそれに気付くのがすごく遅かったけれど(汗)
出来ることなら少しでも早く、いろんな可能性に目を向けることで
愛猫との大切な毎日がもっともっと楽しく幸せなものになると信じています。
どうか落ち込まないで前を向いて下さいね。

治らないと言われた病気の猫さんや犬さんが、そして一緒に暮らすみなさんが、
どの一日を思い返しても幸せだったと思えるような
そんな毎日を過ごせることを心から祈っています。


最後までご覧いただいてありがとうございました。



<リンク集>

須崎動物病院  一度読んでみて欲しい須崎先生のこのお話→「余命宣告をされた!


HAC和歌山   メール相談をして下さったショップ 「ひとりごと」も読み応えがあります


手作りごはんの本  私が今持っているのはこの2冊 
                  「
ネコに手づくりごはん」 須崎恭彦
                  「
もう迷わないペットの健康ごはん」 本村伸子


ペット食育協会    手作りごはんのセミナー 全国で開催されています



☆9/12追記☆

お友達のGaviちゃんが心筋症についての無料レポートを
ダウンロードできるところを教えて下さいました。

こちらから
↓↓↓
『犬猫の幸せ寿命を3年延ばす 薬に頼らない心臓応援ケア』

Gaviちゃん、いつもありがとう♪







肥大型心筋症(3) ~ペット相談について~

2007-10-31 | 肥大型心筋症




☆2009年11月27日追記☆
「記事を書いた当時の私の考えであり、
現在とは異なる箇所もあります」



<ペット相談について>

さまざまなサイトで幅広い知識を得られるようになった今でも
病状や環境はそれぞれ異なるもの。
自分の子のための直接的な意見を聞いてみたいというのが願いです。

そこで調べるうちにインターネットの掲示板などのサービスを使った
ペット相談を見つけました。



1.ペット健康相談(獣医師のセカンドオピニオン)

セカンドオピニオンという言葉をよく聞きます。
人の医療では一般的に行われるようになってきているそうです。
それは獣医療に関しても同じ。
より確かな決定をするために、診断や治療方針についての意見を
かかりつけの獣医師以外の医師から聞くこと。
重篤な病気や大変な治療の場合ほど検討してもいいと思うのです。

とは言っても私の住んでいるような田舎では
すぐに他の病院や獣医師を見つけることも
大変なことが少なくありません。

インターネット上で獣医師が集まり
さまざまな質問に答えるサービスがあります。

私もテンについての質問をしてみました。
毎日全国から寄せられる質問は膨大な数で
すべての質問に答えて頂くことは難しいですが
過去にどなたかの出された質問から
自分の求めている回答を探すことも出来ます。

私は2度目の質問で受け付けて頂きました。
回答では
「しっかりとした治療なので、症状が落ち着いているという印象があります。」
という言葉をかけていただきとてもほっとしました。

もちろん現在診て頂いている先生のことは信頼していますが
長期に渡り、治療法を続ける上では
さまざまな意見も聞いてみたいと思っていたので
回答を頂いてさらに信頼が深まったという気がしています。

注: 直接の通院とは異なり獣医学的情報量が限られているので
回答内容が保障されることはありませんし、
確定的な判断を頂けない場合ももちろんあります。
そして緊急を要する場合は直ちに動物病院に行って下さい。



2.ペット相談(飼い主の気持ちのために)

そしてもうひとつのペット相談。
こちらは私は直接質問させて頂いたことはないのですが
過去の質問に対する回答を読んで
とても救われるものがあったので紹介させて頂きます。

こちらでは獣医さんではなく、
一級愛玩動物飼養管理士の方がとても丁寧に回答して下さいます。
いわば、飼い主としての心構えのような
医療以外で愛猫のために何が出来るのかという部分について
答えて下さっている気がします。
医療の知識も免許もない私達自身が直接治療に関われることは
とても少ないのが現実で
何かしたいのに出来ないという気持ちだけを
持て余してしまうことが多いのですが
こちらの回答を読んでいると
もう一度、飼い主の私達にしかできないことを考えてみようと思えます。

病気と付き合っていく上で実はとても大事な心の部分、
そこを支えてくれる貴重な相談室だと思います。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

肥大型心筋症について、独自に調べたことや
感じたことなどをまとめて記しています。
それぞれの猫さんによって症状も対応も異なってきますので
ここに書いてあるテンの病状の経過は
あくまでひとつのケースとして参考にして下さい。
もしも記述で何か間違っている点などお気付きのことがございましたら
ぜひ教えて頂けたらと思います。
最後まで読んで下さってありがとうございました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



<今回の記事で参考にさせて頂いたサイト>


だいじょうぶ?マイペット    獣医師に無料で相談できるペットのQ&Aサイトです
                   過去に一万件以上の質問が寄せられています。
                   テンの相談にも回答頂きました。

動物愛護同人「ねこの事務所」  一級愛玩動物飼養管理士の方が丁寧に
                     質問に答えて下さいます。
                     今は相談掲示板がお休み中のようですが、
                     過去の投稿を読むだけでもとても役に立ちます





肥大型心筋症(2) ~治療と薬について~

2007-10-31 | 肥大型心筋症



☆2009年11月27日追記☆
「記事を書いた当時の私の考えであり、
現在とは異なる箇所もあります」




1.肥大型心筋症(HCM)の治療法

残念なことに現在、HCMを完治させる治療法はありません。

心筋が肥大すると、心臓の機能が阻害されるため、
心臓発作の危険を減らし、心機能を助ける薬が処方されることがあります。
どのような治療をおこなうかは、患者の臨床症状や
心筋肥大による機能障害の種類と程度によって異なります。

心臓発作や脚の麻痺といった重篤な症状がある場合は、
すぐに受診しなければいけません。まずは緊急事態を回避することが一番大切で、
その後、症状が落ち着いてから治療方針の検討を行います。

HCMの治療では、治療中の患者の反応や経過をを診るために、
定期的な獣医師の診察が必要となります。
心電図、心臓エコー、レントゲン検査などが再度行われることがあります。
患者の状態によっては薬の調節や追加がおこなわれることもあります。

☆テンは2006年9月末に元気がなくなり受診した際に
胸水が溜まっていることがわかり、
すぐに利尿剤による治療を始めました(緊急事態回避)
胸水の発覚が遅れると呼吸困難になっていた可能性があります。

胸水の溜まっている間はレントゲンで心臓付近が白く濁って写り、
状態を把握することができません。
テンの場合は、利尿剤で効果がありましたが、
それでも胸水が回復しない場合には
針を使って水を抜く手術になることもあるそうです。

2週間ほどの胸水治療の後、テンはHCMの診断を受けました。



2.処方される薬

HCMの猫に処方される薬は
①利尿薬
  (体に溜まった水分を流す=心臓の負担を減らす)
②強心薬
  (心筋に作用して心臓の収縮機能を高める=心臓の働きを高める)
③血管拡張薬
  (血管の内径を広げ血液を流れやすくする=心臓の負担を減らす) の3種類です。

以下に、それぞれの作用についてまとめます。

①利尿薬
尿を出して、血管や心臓を流れる血液の量を減らし、心臓への負担を減らします。

☆先述の通り、テンは最初の診察で胸水があったので
まずはじめに利尿剤の投薬を始めました。
レントゲンで確認して胸水が完全になくなるまで投薬を続けました。

②強心薬
強心薬は弱った心臓を働かせ、全身に血液がうまく循環するようにする薬です。
ジギタリスをはじめとする強心薬により心臓の機能は著しく改善されますが、
長く続けると心臓の消費する酸素の量は増加し、
心筋の障害は逆に促進されることになります。
したがってこの薬は長期にわたる治療には適しません。

☆テンは利尿剤での胸水をとる治療のあと、
しばらくの間、強心薬の投薬を続けました。
投薬を始めてみるみる元気になったと感じました。
上記の通り、強心薬は使用が難しく副作用もあるので
長期の治療には向いていません。
獣医師との相談で治療を進めていく必要があります。

③血管拡張薬
あらゆる原因で収縮してしまう血管を拡張させ、心臓の負担を軽くする薬です。
血管拡張薬で代表的なものは2種類あります。

1.アンギオテンシン変換酵素を阻害する薬(代表的な薬品:エナラプリル)
 
 アンギオテンシン変換酵素とは、腎臓が血圧が低いと察知した時に
 血圧を上げるために出す酵素で、これは動脈硬化や
 心筋肥大の促進の原因にもなります。
 アンギオテンシン変換酵素阻害薬は名前の通り、
 この血管収縮作用のある酵素を止める事で血管を拡張させるという効果があります。

2.血管平滑筋に直接作用する薬(代表的な薬品:ベラパミル、ジルチアゼム)

 血管の太さを調節するのは血管平滑筋という筋肉です。
 この筋肉の収縮は細胞内Ca濃度が上昇することにより起こります。
 この薬ではCaの通り道をふさいで血管平滑筋を弛緩させることができます。
 また、不整脈を抑えたり心臓自身に血液を供給する冠状血管を広げる作用があります。
 これによって、心筋に対する酸素や栄養の供給が改善されます。
 ベラパミルとジルチアゼムは比較的心臓に特異性が高いとされています。

血管拡張薬は心臓への負荷を軽減し、弱った心臓を休ませる薬で、
心不全の原因を取り除く薬ではありません。
つまり症状が回復したといって薬の投与をやめると、
すぐに元へ戻ってしまうことを意味します。
飼い主の勝手な判断で薬を飲む回数や量を加減することは厳禁です。

☆現在テンが続けているのはこの血管拡張薬2種類です。
マレイン酸エナラプリル(アンギオテンシン変換酵素阻害剤)
ジルチアゼム塩酸塩(血管平滑筋に直接作用する薬)
現在は通院はせず、毎回30日分の薬を病院で頂くだけにして経過をみています。


<投薬について>
毎日、朝晩の投薬は最初はとても苦労しました。
ブログを通じてたくさんの情報を頂き、
教えて頂いた投薬器とカプセルを使うようになりました
            (→こちらの記事をご覧下さい
☆☆☆)
さらに今ではテンのあくびの瞬間に合わせて
薬を投入するようになったことで
無理矢理口を抉じ開ける必要もなくなり
ストレスフリーで投薬できるようになりました。



3.血栓塞栓症の予防のために

動脈血栓塞栓症は、猫の心臓疾患のもっとも深刻で管理が難しい合併症の1つです。
血栓症は激痛を伴う場合が多く、鬱血性心不全を起している場合があります。
脚の麻痺を見つけたら、直ちに獣医師に受診しなければいけません。



<動脈血栓塞栓症とは>
左心室の筋肉が硬化し心房から十分に血液を受取れなくなるために、
左心房内の圧力が上昇し、その結果として心房が拡大することがあります。
左心房が拡大すると、血流が遅くなるため、心房内で血栓ができる恐れがあります。
典型的な症状である後脚の麻痺は、
後脚へと分かれて降りてくる動脈に血栓ができた場合に起こります。

<治療法>
後肢麻痺などで血栓塞栓症が発覚した場合は
直ちに外科的な血栓摘出または血栓溶解療法を行います。
しかし治療に成功した場合も、再発率がかなり高いため、
残念ながら長生きは期待できません。

☆HCMについて調べていて、私が一番恐怖を感じたのは
この血栓塞栓症についてです。
激しい痛みを伴うということと、
治療後の生存率がとても低いということが悲しい現実です。

テンは血栓の予防として、獣医の先生にルンワン粒という
サプリメント(健康保護食品)を勧められました。
これはルンブルクスルベルスという欧米原産の赤ミミズの
内臓にある酵素「ルンブル」を加工したものです。
医薬品の血栓溶解剤は使用量を誤ると血栓だけでなく
血管までも溶かしてしまう危険性がありますが、
このルンブルクスルベルスの内臓にある酵素「ルンブル」は
血栓の元になるフィブリンだけを溶かすため安全なのだそうです。



4.アドレナリンと血管の関係

人間でもよくイライラしたり興奮すると
「アドレナリンが出ている」だとか「プッツンする」と言われますが
それはアドレナリンが持つ作用からそう言われているのです。

血管の太さは血管平滑筋という筋肉で調節されています。
アドレナリンにはこの筋肉を収縮される作用があります。
つまり、興奮してアドレナリンが分泌されると血管が
ギュッと細くなってしまうのです。

血管が細くなっても血液量は変わらないので、
心臓はより強い力で血液を押し出すことになり
心臓の負担が増えてしまうのです。

HCMの猫を遊ばせすぎて興奮させない方がいい、
ストレスを与えない方がいい、とされる理由のひとつが
このアドレナリンのもつ作用に関係しているのです。

☆テンを診て頂いている先生は
「なるべくなら走らせたり遊ばせたりしない方がいいですが
でも若い猫に遊ばないように!って言っても無理でしょうから…」と
おっしゃっていました。
私もテンが楽しそうに嬉しそうに遊んでいるのを
無理矢理止めることはできません。
それよりもできるだけたくさん「ゴロゴロ」という音を聞きたい、
リラックスできる時間をたくさん作ってあげたいと思っています。


                    
                           ~つづく


次回はペット相談所についてまとめます。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
肥大型心筋症について、独自に調べたことや
感じたことなどをまとめて記しています。
それぞれの猫さんによって症状も対応も異なってきますので
ここに書いてあるテンの病状の経過は
あくまでひとつのケースとして参考にして下さい。
もしも記述で何か間違っている点などお気付きのことがございましたら
ぜひ教えて頂けたらと思います。
長文、最後まで読んで下さってありがとうございました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



<参考にさせて頂いた治療と薬に関するサイト>

HCMの猫さんをもつ飼い主さん以外の方でも役に立つサイトがたくさんあります。
薬について調べたい方はぜひご覧下さい。


 ・「分かりやすい?犬猫の薬」 から 「循環器の薬

 ・農林水産省動物用医薬品データベース

 ・東京大学大学院 農学生命科学研究科 獣医薬理学教室
  「動物のくすり」 から 「循環器・炎症系の薬