天秤丸の独り言

ブログはじめました

昼下がり

2006-05-19 | Weblog
さて今回も職場オフライン。


つい先日の出来事。



午前中の勤務を終え、やっとこさ昼休憩。


店長、チーフ、俺の3人で食堂へ。


皆、すごく空腹だったのか、

あっという間に昼飯を食べ終え、一服モード。




そんな中…












ぷぅー











聞こえた。






確かに聞こえた。








店長が…







明らかに、店長が……











放屁した。









その場にきまずーい空気が流れる。




いたたまれず、チーフに視線をおくる。





一瞬のアイコンタクト。





チーフからの指示。







【 スルーせよ。 】





うなずく俺。






しかし。






店長『 で… 』





おもむろに店長が口を開く。








店長 『 だれやねん 』











『 ちょwwwおまwwwww 』






明らかに、こいたのは店長。




これはまぎれもない事実。




もとい宇宙の真理。





しかし、中間管理職の名は伊達じゃなかった。





店長、ここでまさかの【 責任転嫁・極 】発動。





しかし俺も食い下がる。






俺    『 て、店長のほうから聞こえてきたんですけど… 』





チーフ  『 おいおい、店長に失礼やろ。

      ここはおまえがこいた事にしておけって 』




俺    『 いやいや、さすがにここは譲れませんって 』




店長   『 だから俺はこいてへんって 』






そんなミーティングを続ける事、30分。



その間、店長は自らの犯行を否認し続けたのであった。



そしていつのまにか、休憩の時間が終わろうとしていた。






店長   『 もう埒があかん、ジャンケンで決めよう 』





うっは。




何度も言うが、こいたのは店長。



しかし、ジャンケンに負ければ、俺が放屁の現行犯。



確立は3分の1。






なんともまぁご無体なお話。




いたたまれず、チーフに視線をおくる。




一瞬のアイコンタクト。




チーフからの指示。







【 承認せよ。 】





仕方なく、うなずく俺。






負けるわけにはいかない。




負けるわけには。







店長 『 んぢゃいくで、ジャーンケーーン  』











           ホイ
















……






…………







休憩が終わってから、





その日の勤務が終わるまでの間、






俺が、スカンクと呼ばれ続けたのは言うまでもない。




        ーーー完ーーー

Tさんのノンフィクション

2006-05-11 | Weblog

『 だからー、マジで見たんだってば 』




息を荒げて熱弁するは、同僚の女の子、Tさん。




どうやら彼女。




見たらしい。




○○○○を。








さて、順を追って話しましょう。



天秤丸、この四月から新社会人としてデビューしました。


で、同期の同僚が2人いまして、



一人は男性のYさん。(山口県出身)


彼は努力家で勤勉。



もう一人が女性のTさん。(東京都出身)


彼女はドライでクール。



そんな人達と日々働いています。




つい先日の事。


仕事中ヒマだったので、Tさんとおしゃべりをしていました。



そんな中、Tさんがいきなりとんでもない事を口走りやがりました。






Tさん 『 あのさぁ、こないだあたし…見たんだよね 』




俺   『 ほほう、なにを? 』






そう聞き返すと、Tさんは俺の耳元で、小声でこう言いました。








        『 つ ち の こ 』  







得意げな表情で、そう言い放つTさん。

鼻の穴がヒクヒクしている。





俺   『 はい? 』




Tさん 『 だから、ツチノコ見たっつってんの 』




俺   『 へぇ 』






とっさに適当な相槌で返してはみたが、


内心、彼女が毒電波系な人なんじゃないかと心配になる俺。




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“ツチノコ”


体長
30cm~80cmくらい


体色
黒褐色・焦げ茶色・黒・灰色 (腹部黄色・背部に斑点あり)


体型
ビール瓶くらいの胴から三角形の頭がちょこんと出ている


特徴
・大食家であり一匹で行動する
・昼間に活動する
・いびきをかき、まばたきをする
・垂直に立つ
・転がる
・蛇行しないで真っ直ぐに前後に動く
・ジャンプする(2mくらいとの説もあり)
・動きが素早く、有毒である(無毒説もあり)
・春から秋(4月~11月)に出没する


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上記は、適当なサイトからコピペした、ツチノコのデータ。



まぁ知らない人はいないと思いますが、


これ、動物園いっても見る事できません。


幻の蛇ですね。


いるわけないんです。


でもTさんは見た、と。






俺    『 おいおい、エイプリルフールは過ぎてるんやけど 』




Tさん  『 ほらやっぱり信じてないし、言わなきゃ良かった 』







やれやれ、と首をふり、冷ややかな視線を向けてくるTさん。



一般人としてごく普通の反応をしただけなのに、




何、この仕打ち。




はじめネタかと思っていたのですが、


Tさん、本気で機嫌をそこねた様子。


仮にもこれから一緒に働いていく仲間なので、


とりあえず、Tさんの電波な話題に付き合う事にする優しい俺。





俺   『 あー、どこで見たん? そのー、つちのこを 』




Tさん 『 近くの畑 』




俺   『 いつ見たん? 』




Tさん 『 昨日の昼過ぎ 』








昨日の昼過ぎ、

一人暮らしのTさんが、スーパーに買出しに行った帰りに、

彼女のアパート裏の畑で目撃したとの事。



Tさん 『 でさぁ、急いで写メ撮ろうとしたんだけど 』





俺   『 ほほう 』




Tさん 『 カメラ向けると、ものすごい速さで逃げたの 』




俺   『 シャイボーイや 』




Tさん 『 で、結局その時は、そのまま家に帰ったんだけど…

      夕方頃に、気になってデジカメ持って見に行ったらさ 』




俺   『 ふむふむ 』




Tさん 『 また昼と同じ所に居たの、そのツチノコ 』




俺   『 うっは 』




Tさん 『 で、今度は逃げなかったのでバッチリ写真撮れました 』






またも得意げにそう言うと、


Tさん、鼻の穴がブワァッと開いた。



どうやら彼女、


得意になると、鼻の穴が反応するらしい。




どうでもいい新発見。





そしてその時には、俺はすでにTさんの話に飽きていた。



彼女、


飽きもせず、ひたすらツチノコの話を熱弁している。




妄想癖があるのだろうか。


きっと、恐怖新聞なんかを購読しているに違いない。




とりあえず、彼女の話を聞くところによると、




その後すぐに、ツチノコを木の枝でつついてみたとの事。



おまえはアラレちゃんか。






するとあら不思議。







プッシュオォォーー








ツチノコのケツから、虹色の煙が吹き出たらしい。




それはそれは綺麗な煙だったそうな。





『 でもアレ吸ってたら私、きっとヤバかったね 』





そう真顔で語る彼女に対して、

そろそろ本気で心配しだす俺。




ヤバイのは煙なんかじゃなくて、




おまえや。






しかし俺の心配をよそに、

さらにTさんの話は続く。



虹色の煙を全て出し終わり、



スッキリしたツチノコさん。



数秒の後、










爆発したそうな。










俺  『 ちょwwおまww、いくらなんでも爆発はないやろwww 』




Tさん『 本当だって。ほら、その時の火傷跡。 』







とかなんとかいって






わけのわからん一生傷を見せられた。









結局Tさん、


デジカメで撮ったという画像、見せてくれませんでした。




まぁTさんとは、なんとか仲良くやってます。


            


            ーーーー完ーーーー